【家計から世界へ。財政、収支、ストックとフロー】
<導入部:財政規律、ストック>
例えば国の年度予算(一般会計)で、歳出が歳入を上回る時、これが財政赤字であり以前、国家ファンド構想について述べた時におおよそに述べた。
(※内容アプローチは問題ないが、結果的な目標があの時は今と少し違い、米国含め総体的にソフトに導きたいというものであったので、政策というか手法の結論は少々違うがそこは加味して参照を。<投薬治療と外科施術の違いみたいなもの>)
基本的に家計と似た様なものなのでそう考えてもらえば分かり易いかと思うが、その赤字分をどう都合を付けるか。根本的に財政を見直し、歳入に合わせた範囲で歳出予算を組むのが最も健全な在り方であり当たり前の話である。ただ、国という大変大きな単位で物事を考える時、インフラ整備、経済対策、災害対策など緊急時の特別予算等というものが必要である場合も当然ある。この場合に、歳入を上回るその歳出の赤字部分をどう都合を付けるか。これが問題なのである。多くの国、日本や欧州でもアジアでも、そして目下 野方図横暴に世界を振り回してきた米国など特に大問題としてある訳である。
では、家計でそうである様に、赤字になってしまった場合どうするだろう?
これは誰でも分かる単純な話で、多くの場合まず貯金を切り崩す事を考えそうするだろう。そして貯金が無い場合、これは或いはその国家のインフラ整備みたいなもので、家を買う時、貯金だけで足りない時などもどうするかと言えば、銀行に金を借りに行くだろう。銀行、信金や住宅公庫などで(住宅)ローンを組む。そしてこういった大きなローン(借金/債務)の場合、何十年か掛けて月々に返済してゆく。
こうやって普通に生活するにも、マイホーム、マンションといった大きな買い物をする場合でも借金はそれはそれで、収入に合わせた範囲で家計・財政を切り盛りして行く。そもそもそうでなくてはならないし、第一そこに担保や信用が無ければ友人でも銀行でもお金は貸してくれない。そうでなく貯金を使い切り、元々無かったとしてもあちこちに借金してまわりこれを真っ赤っかにすると、元本に利息にと借金達磨になって首が回らない…といった状態になってしまう。こういう状態だと、友人知人は無くし、親兄弟にまで見捨てられ、借金取りに追い掛け回されて夜逃げする、、、といった様な、典型的な破滅パターンに陥ってしまう。これが何度も述べて来ている、実は簡単な話である。
財政規律。健全な財政を維持する基本中の基本。
豊かで平和に、それほど豊かでなくても、あちこちで金銭絡みの鬱陶しいトラブルに悩まされず幸せな生活を送る為の基本である。
国という大きな単位で見る場合は、色々な物事でマクロとミクロに違いが出るものであると述べてきた様に、多少違いはでる。が、根本的にはそう違わないと私は思う。国という大きな単位は個人と違い、ちょっとやそっとの借金、債務で吹き飛んだりは中々しないし、まあされても困る。例えば豊かな国はともかく、貧しい国でも、どうしても必要なインフラ整備の為に借金をする事も必要である場合があり、何れにせよ大切なのは将来設計と優秀なリーダーや補佐、実務をこなす人材、そしてその財政における財政規律である。
ただそう(破綻状態)なる場合もあり、それが国家単位のデフォルト(債務不履行・破産・破綻)であり、それは以前述べた様に実例は結構ある。ロシア通貨危機やアジア通貨危機等でロシアやインドネシアや韓国やタイ、マレーシア、ブラジル、アルゼンチンなどでもデフォルトに陥ったり寸前までいってIMFや世銀、基金、他国の援助やその半管理下に置かれる様な状態になった。例えば、地方自治体でも財政破綻に陥り「財政再建団体に転落する」という様なフレーズをよく聞いた事があると思う。例えば、夕張市の様に。
何れも、当たり前だがその国や地方が吹き飛んで無くなってしまう訳ではない。あくまでも財政上の問題であるから、そこに住む人々は変わらずに生活してゆく。しかし、行政サービスや各種の権限等が色々と制限され、財政破綻をおこしているのだからサービスが悪くなる事も当然あり、地域経済も悪化する事もあるだろう。しかし、これは民主的な政治によって行われた政治結果であり、その責任は勿論、政治家や官僚にもあるが、国民にもあるのである。何しろ、そのリーダーを選んだのは、他ならないその地域の国民・住民だからだ。その場合の政治家や官僚の罪は大変重い。しかし、市民も人のせいばかりにして被害者ばかりを気取ってはいけない。それが、民主政治の形(かたち)である。酷い状態に陥らせたならば、政治家や官僚を中心に皆がその責任を負い、これを立ち直らせて行く様に努力すべきである。ただ、明らかにほとんどその責があるとは思えない、10対0から9対1くらいの事故責任、といった様な、何か他に悪い奴がいる場合もある。これが厄介なのだが。
<導入部:財政規律、ストック>
例えば国の年度予算(一般会計)で、歳出が歳入を上回る時、これが財政赤字であり以前、国家ファンド構想について述べた時におおよそに述べた。
(※内容アプローチは問題ないが、結果的な目標があの時は今と少し違い、米国含め総体的にソフトに導きたいというものであったので、政策というか手法の結論は少々違うがそこは加味して参照を。<投薬治療と外科施術の違いみたいなもの>)
基本的に家計と似た様なものなのでそう考えてもらえば分かり易いかと思うが、その赤字分をどう都合を付けるか。根本的に財政を見直し、歳入に合わせた範囲で歳出予算を組むのが最も健全な在り方であり当たり前の話である。ただ、国という大変大きな単位で物事を考える時、インフラ整備、経済対策、災害対策など緊急時の特別予算等というものが必要である場合も当然ある。この場合に、歳入を上回るその歳出の赤字部分をどう都合を付けるか。これが問題なのである。多くの国、日本や欧州でもアジアでも、そして目下 野方図横暴に世界を振り回してきた米国など特に大問題としてある訳である。
では、家計でそうである様に、赤字になってしまった場合どうするだろう?
これは誰でも分かる単純な話で、多くの場合まず貯金を切り崩す事を考えそうするだろう。そして貯金が無い場合、これは或いはその国家のインフラ整備みたいなもので、家を買う時、貯金だけで足りない時などもどうするかと言えば、銀行に金を借りに行くだろう。銀行、信金や住宅公庫などで(住宅)ローンを組む。そしてこういった大きなローン(借金/債務)の場合、何十年か掛けて月々に返済してゆく。
こうやって普通に生活するにも、マイホーム、マンションといった大きな買い物をする場合でも借金はそれはそれで、収入に合わせた範囲で家計・財政を切り盛りして行く。そもそもそうでなくてはならないし、第一そこに担保や信用が無ければ友人でも銀行でもお金は貸してくれない。そうでなく貯金を使い切り、元々無かったとしてもあちこちに借金してまわりこれを真っ赤っかにすると、元本に利息にと借金達磨になって首が回らない…といった状態になってしまう。こういう状態だと、友人知人は無くし、親兄弟にまで見捨てられ、借金取りに追い掛け回されて夜逃げする、、、といった様な、典型的な破滅パターンに陥ってしまう。これが何度も述べて来ている、実は簡単な話である。
財政規律。健全な財政を維持する基本中の基本。
豊かで平和に、それほど豊かでなくても、あちこちで金銭絡みの鬱陶しいトラブルに悩まされず幸せな生活を送る為の基本である。
国という大きな単位で見る場合は、色々な物事でマクロとミクロに違いが出るものであると述べてきた様に、多少違いはでる。が、根本的にはそう違わないと私は思う。国という大きな単位は個人と違い、ちょっとやそっとの借金、債務で吹き飛んだりは中々しないし、まあされても困る。例えば豊かな国はともかく、貧しい国でも、どうしても必要なインフラ整備の為に借金をする事も必要である場合があり、何れにせよ大切なのは将来設計と優秀なリーダーや補佐、実務をこなす人材、そしてその財政における財政規律である。
ただそう(破綻状態)なる場合もあり、それが国家単位のデフォルト(債務不履行・破産・破綻)であり、それは以前述べた様に実例は結構ある。ロシア通貨危機やアジア通貨危機等でロシアやインドネシアや韓国やタイ、マレーシア、ブラジル、アルゼンチンなどでもデフォルトに陥ったり寸前までいってIMFや世銀、基金、他国の援助やその半管理下に置かれる様な状態になった。例えば、地方自治体でも財政破綻に陥り「財政再建団体に転落する」という様なフレーズをよく聞いた事があると思う。例えば、夕張市の様に。
何れも、当たり前だがその国や地方が吹き飛んで無くなってしまう訳ではない。あくまでも財政上の問題であるから、そこに住む人々は変わらずに生活してゆく。しかし、行政サービスや各種の権限等が色々と制限され、財政破綻をおこしているのだからサービスが悪くなる事も当然あり、地域経済も悪化する事もあるだろう。しかし、これは民主的な政治によって行われた政治結果であり、その責任は勿論、政治家や官僚にもあるが、国民にもあるのである。何しろ、そのリーダーを選んだのは、他ならないその地域の国民・住民だからだ。その場合の政治家や官僚の罪は大変重い。しかし、市民も人のせいばかりにして被害者ばかりを気取ってはいけない。それが、民主政治の形(かたち)である。酷い状態に陥らせたならば、政治家や官僚を中心に皆がその責任を負い、これを立ち直らせて行く様に努力すべきである。ただ、明らかにほとんどその責があるとは思えない、10対0から9対1くらいの事故責任、といった様な、何か他に悪い奴がいる場合もある。これが厄介なのだが。
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