本稿は前項目の流れを汲む続稿。/※注:この項目における出来事、事象、また執筆は更新日時現在のものではありません。お取違えなされませぬよう詳細は右に。<書き出しはこれの方が遅い。あと、追記追記で時間がかかった。07/11/下旬だが12月下旬から1月初旬まで追記改編にかかったはず。総じてしんどいものだったが、それなりに意義のあるものとなった気がする>
<精神的疾患へ。またその改善には?>
長く物語るこの点で次に何が言いたいかと言えば、そういった歴史の加害と被害というものは、確かに何がしの関係性、繋がりを持つのではないか、と(私は)思うのだという事。実を言うとこれは、人個体がもつものと同根であるとすら感じるのである。
つまり、そこが負の連鎖だ。
であるからこそ、そこで「恨みを持ち続け育てる」等といった考え方や行為そのものが、その最悪のスパイスになると言うのである。
現代において徐々に解明されつつある人の精神的病理。
その中で、統合失調症とまではいかないまでも、パニック障害、脅迫性障害、摂食障害、睡眠障害等や、やや重く解離性同一性障害、心的外傷後ストレス障害、そしてリストカット等に見られるような自傷行為などの様にストレス性障害と呼ばれる精神疾患がある。(リストカットの様な自傷行為は、現状前者達と並ぶストレス性障害と認められていない様であるが、私は個人的に、多分に含まれると感じている。ただし、人格障害に含まれるとされる考え方はある様で<例えば境界性人格障害>、その捉え方により認識も治療法も様々である模様。)何れも、心因性の要因、器質性の要因、が存在すると考えられているものである。前者が過度のストレスなどによる精神的原因。後者は、砕いて言えば身体的器官の原因。更に内因性と外因性に分けられ、内因は脳の器質的原因と思われ、外因は脳を始めとした各器官へ外的に加えられた原因とされる(感染や脳卒中、または大麻や覚せい剤などの薬物乱用もこれにあたる)。
また、これらは何れも、症状自体の苦痛に加え、周囲/社会の無理解から起こる葛藤・齟齬、自己嫌悪(フラッシュバック的に発生する場合もあるので、未診断による自覚の無い場合など特に不可解な症状に甚だ困惑する)、ストレスの加重、症状の悪化、生活に支障発生、といったダウンスパイラルが起こり得るもので、複数の症状を併発する事もまま見られ、もしそれらを放置すれば悪化の一途を辿り、重度の統合失調症や躁鬱病の様な状態に成り得、最悪の場合、自殺に至る事もある。
こうしてみると、私はこれらが「ストレスの多い現代社会特有の病理である」という認識は確実に違うと感じている。
単に医学の発達と社会的な意識の変化により徐々に認識され、解明されつつあるというだけだと思う。例えば過去の偉人、政治家や武将や数多の有名な歴史的人物、文筆、音楽など様々な作家、俳優、起業家、或いは犯罪者にでも、とにかく何れかに該当する人物は非常に多いのでないかと考えている。実際、近現代においては診察を受けたり、その症状の自覚があった方々も多く存在する。ともかく、そういったストレス性障害というのは、ストレス社会と呼ばれる現代においても極めて身近なものであると認識した方が良い。
本当に、いつ誰がなってもおかしくはない。
そこで、
以前、人は過去に強い精神的なショック、または継続的な精神的負担を受け続けると、精神に異常を来す、とある折に触れた事がある。例えば、戦争や災害、テロ、事件、事故、虐待、苛烈ないじめ、などの被害から起こるものでそれなりによく知られるPTSD(心的外傷後ストレス障害)なども典型。重ねて言うが、ストレス性障害の様な精神的病理というのは、いわゆる俗に言うところの精神病ではないが、これも断じて馬鹿にすべきものでも軽々しく扱うべきものでない。ともかく、
そういったものの中でみられる傾向というものがあり、以前にも触れた事があるのでまた重複するが、ストレス性障害などにおける、耐え難き現状を継続する事に対し危険信号を送る為に顕在化する症状や事象とは、内なる破壊か、外への破壊である。とした。その大半の場合が内的破壊へと向かう(最悪の場合、自殺)。先に挙げた、パニック障害、脅迫性障害、摂食障害、睡眠障害、自傷行為、解離性同一性障害等等がまさにそれであり、内なる破壊により現状の改善無き継続へ危険信号を発する。この辺りもほとんど個人的見解であるので恐れずに書くが、全くもって身体の機能と痛覚神経の相関と同じじゃないかと思えるのだ。
そしてまた、それが外へ向かってしまう場合が稀にある。これも筆者の見解だが、
例えば、DV(ドメスティック・バイオレンス)を起す人、患者というのは、過去に自分自身も類似の虐待を受けていたというケースが大変多いという。また、猟奇殺人などの異常な犯罪行為や、重犯罪においても同様で、そういった犯罪者の実に多くが何かしらの虐待の様な、成長過程で強い精神的ショックを受けていた過去を持つ場合がある、という研究がどこのチームだったか忘れたが発表されていたのを記憶している。
つまり、この場合、暴力的・精神的虐待というものが、世代を越えて連鎖する。
<精神的疾患へ。またその改善には?>
長く物語るこの点で次に何が言いたいかと言えば、そういった歴史の加害と被害というものは、確かに何がしの関係性、繋がりを持つのではないか、と(私は)思うのだという事。実を言うとこれは、人個体がもつものと同根であるとすら感じるのである。
つまり、そこが負の連鎖だ。
であるからこそ、そこで「恨みを持ち続け育てる」等といった考え方や行為そのものが、その最悪のスパイスになると言うのである。
現代において徐々に解明されつつある人の精神的病理。
その中で、統合失調症とまではいかないまでも、パニック障害、脅迫性障害、摂食障害、睡眠障害等や、やや重く解離性同一性障害、心的外傷後ストレス障害、そしてリストカット等に見られるような自傷行為などの様にストレス性障害と呼ばれる精神疾患がある。(リストカットの様な自傷行為は、現状前者達と並ぶストレス性障害と認められていない様であるが、私は個人的に、多分に含まれると感じている。ただし、人格障害に含まれるとされる考え方はある様で<例えば境界性人格障害>、その捉え方により認識も治療法も様々である模様。)何れも、心因性の要因、器質性の要因、が存在すると考えられているものである。前者が過度のストレスなどによる精神的原因。後者は、砕いて言えば身体的器官の原因。更に内因性と外因性に分けられ、内因は脳の器質的原因と思われ、外因は脳を始めとした各器官へ外的に加えられた原因とされる(感染や脳卒中、または大麻や覚せい剤などの薬物乱用もこれにあたる)。
また、これらは何れも、症状自体の苦痛に加え、周囲/社会の無理解から起こる葛藤・齟齬、自己嫌悪(フラッシュバック的に発生する場合もあるので、未診断による自覚の無い場合など特に不可解な症状に甚だ困惑する)、ストレスの加重、症状の悪化、生活に支障発生、といったダウンスパイラルが起こり得るもので、複数の症状を併発する事もまま見られ、もしそれらを放置すれば悪化の一途を辿り、重度の統合失調症や躁鬱病の様な状態に成り得、最悪の場合、自殺に至る事もある。
こうしてみると、私はこれらが「ストレスの多い現代社会特有の病理である」という認識は確実に違うと感じている。
単に医学の発達と社会的な意識の変化により徐々に認識され、解明されつつあるというだけだと思う。例えば過去の偉人、政治家や武将や数多の有名な歴史的人物、文筆、音楽など様々な作家、俳優、起業家、或いは犯罪者にでも、とにかく何れかに該当する人物は非常に多いのでないかと考えている。実際、近現代においては診察を受けたり、その症状の自覚があった方々も多く存在する。ともかく、そういったストレス性障害というのは、ストレス社会と呼ばれる現代においても極めて身近なものであると認識した方が良い。
本当に、いつ誰がなってもおかしくはない。
そこで、
以前、人は過去に強い精神的なショック、または継続的な精神的負担を受け続けると、精神に異常を来す、とある折に触れた事がある。例えば、戦争や災害、テロ、事件、事故、虐待、苛烈ないじめ、などの被害から起こるものでそれなりによく知られるPTSD(心的外傷後ストレス障害)なども典型。重ねて言うが、ストレス性障害の様な精神的病理というのは、いわゆる俗に言うところの精神病ではないが、これも断じて馬鹿にすべきものでも軽々しく扱うべきものでない。ともかく、
そういったものの中でみられる傾向というものがあり、以前にも触れた事があるのでまた重複するが、ストレス性障害などにおける、耐え難き現状を継続する事に対し危険信号を送る為に顕在化する症状や事象とは、内なる破壊か、外への破壊である。とした。その大半の場合が内的破壊へと向かう(最悪の場合、自殺)。先に挙げた、パニック障害、脅迫性障害、摂食障害、睡眠障害、自傷行為、解離性同一性障害等等がまさにそれであり、内なる破壊により現状の改善無き継続へ危険信号を発する。この辺りもほとんど個人的見解であるので恐れずに書くが、全くもって身体の機能と痛覚神経の相関と同じじゃないかと思えるのだ。
そしてまた、それが外へ向かってしまう場合が稀にある。これも筆者の見解だが、
例えば、DV(ドメスティック・バイオレンス)を起す人、患者というのは、過去に自分自身も類似の虐待を受けていたというケースが大変多いという。また、猟奇殺人などの異常な犯罪行為や、重犯罪においても同様で、そういった犯罪者の実に多くが何かしらの虐待の様な、成長過程で強い精神的ショックを受けていた過去を持つ場合がある、という研究がどこのチームだったか忘れたが発表されていたのを記憶している。
つまり、この場合、暴力的・精神的虐待というものが、世代を越えて連鎖する。
私には、歴史的にもそういった負の連鎖が存在しているのではないかと思えてしまう。
単に敵対的意識が向く、恨みが充填される、と表面的にも同じ事で。
例えば前述した通り、チャイナや朝鮮が日本に対して虐待された、というならば、
日本はその前に彼らに虐待された経験があり、それが原因だとも言うなら言える。
ならばその前にまた日本に虐待されたのだ、というならその通りかも知れない。
欧米が何故、白人優越思想のもと、有色人種をあれ程までに苛烈に侵略支配する様な行為に出たのか、と言えば、
もしかしたら、古のオスマン帝国やモンゴル帝国がロシアからヨーロッパにまで版図を広げて支配し、彼らを脅(おびや)かした、それが原因だ、
と言えなくもない様な気もするのだ。多分。
そう言うなら、トルコ系だってモンゴル系民族だって、各方面から圧迫されていたのであろうし、
ならばローマ帝国だって、、、、ユダヤ系は、、、、、、
…結局そうやって世界単位でどんどん過去に遡(さかのぼ)っていってその咎(とが)を何処かにぶつけようとしても、
それは遡れば遡る程に、その遡る行為自体が馬鹿みたいな話になってくる。
つまり、動因の追究分析もそれはあって然りだが、それが認識による解消でなく、単なる新たなはけ口探しであったら何の意味もないどころかそれは害悪であり、負の連鎖を繋ぐ。
ならば、そういった負の連鎖があるとして、
もう一方で肝要なのは「如何にしてその負の連鎖を断ち切るか」にある。
(筆者が)もうしょっちゅう言う、韓国朝鮮やチャイナが溺れる反日愛国民族主義の様な(この場合は更に、もう妄想や虚言等の複合)、何時までも過去に遡ってしがみついては恨み、日々そういった悪意的な行動を取る様なものは、この「如何に負の連鎖を断ち切るか」にも「動因の究明」方向のアプローチにも本質的に完全に逆行する。何時までも恨みを植え付け、取る悪意的な行為は必ず反動的な敵意を産み、またどこかへその影を落とす。
精神疾患、DVや世界的なそれも、その負の連鎖を断ち切るにはどちらにせよ治療しかない。
そして次の世代へそんなものを受け継がせない事だ。
原因の究明と症状の治療。精神分析的アプローチと生物学的アプローチ。
前者が劇的に症状を改善する事もあれば、後者が劇的に症状を改善する事もあるという。
当然、複合的に治療する事も方法論としてあって当たり前なのである。
まあ、国や民族に投薬治療は出来ないのだが
(※08/03/12追付記:いや、考えてみれば各国、国や地域自治体などが精神疾患の治療を推奨したり《或いは可能ならば幾分でも医療福祉としてバックアップする等》症例の社会的認知を広める事で、マクロの精神疾患を治療する方向と共にミクロのそれを幾分にでも、精神分析的、生物学的だろうが、複合だろうが何れかのアプローチによって解決、或いは改善する事が可能かもしれない…。
一見壮大に見えるが、まず推奨や認知拡大といった辺りでからであればそれほど金も労力も掛からないとも思える。例えばこの日本においても、まだまだ精神疾患やそれに対する治療、或いはカウンセリングといった手法等の認識、普及もまだまだ足りているとは言えないだろう。本稿のポイントとは少々離れるが、こういった政策によって事件発生率、犯罪率や人々の幸福感、或いは不幸感といったものまで良い方向へ変化し得るかも知れない。これは国にとっても個人にとっても世界にとっても概ね善い事だろう。国内、国際的にも呼び掛けてみたらどうだろうか。洞爺湖とかでも)
(※08/03/14追記:断っておくが、精神疾患患者の犯罪率は非常に低いとされている。本稿ではマクロ的にも併せて捉えてみた上、現状の社会や医学によって認知されているかいないかといった辺りにまで範囲を広げたので誤解のなきよう注釈を。まあ、分かるとは思うんだけど。笑。。尚、ストレス性の精神疾患などの治療、カウンセリングといったものは非常に健全なもので、例えば欧米などではごく当たり前の事柄とも認識されていたと思う。心身ともに健康である事。ですね
ただ、そういった事にまで汚げな思想を混ぜ込んでくる異常者がいる、との事例を目にもしたので、そういった外道にはくれぐれもご注意を。どこにでも居るが何とも、、恥知らずに際限はなく、思想的・宗教的に歪んでしまった依存症ほど手に合わんものはない…本稿が何かの役に立てばと願うのだが、、、)
単に敵対的意識が向く、恨みが充填される、と表面的にも同じ事で。
例えば前述した通り、チャイナや朝鮮が日本に対して虐待された、というならば、
日本はその前に彼らに虐待された経験があり、それが原因だとも言うなら言える。
ならばその前にまた日本に虐待されたのだ、というならその通りかも知れない。
欧米が何故、白人優越思想のもと、有色人種をあれ程までに苛烈に侵略支配する様な行為に出たのか、と言えば、
もしかしたら、古のオスマン帝国やモンゴル帝国がロシアからヨーロッパにまで版図を広げて支配し、彼らを脅(おびや)かした、それが原因だ、
と言えなくもない様な気もするのだ。多分。
そう言うなら、トルコ系だってモンゴル系民族だって、各方面から圧迫されていたのであろうし、
ならばローマ帝国だって、、、、ユダヤ系は、、、、、、
…結局そうやって世界単位でどんどん過去に遡(さかのぼ)っていってその咎(とが)を何処かにぶつけようとしても、
それは遡れば遡る程に、その遡る行為自体が馬鹿みたいな話になってくる。
つまり、動因の追究分析もそれはあって然りだが、それが認識による解消でなく、単なる新たなはけ口探しであったら何の意味もないどころかそれは害悪であり、負の連鎖を繋ぐ。
ならば、そういった負の連鎖があるとして、
もう一方で肝要なのは「如何にしてその負の連鎖を断ち切るか」にある。
(筆者が)もうしょっちゅう言う、韓国朝鮮やチャイナが溺れる反日愛国民族主義の様な(この場合は更に、もう妄想や虚言等の複合)、何時までも過去に遡ってしがみついては恨み、日々そういった悪意的な行動を取る様なものは、この「如何に負の連鎖を断ち切るか」にも「動因の究明」方向のアプローチにも本質的に完全に逆行する。何時までも恨みを植え付け、取る悪意的な行為は必ず反動的な敵意を産み、またどこかへその影を落とす。
精神疾患、DVや世界的なそれも、その負の連鎖を断ち切るにはどちらにせよ治療しかない。
そして次の世代へそんなものを受け継がせない事だ。
原因の究明と症状の治療。精神分析的アプローチと生物学的アプローチ。
前者が劇的に症状を改善する事もあれば、後者が劇的に症状を改善する事もあるという。
当然、複合的に治療する事も方法論としてあって当たり前なのである。
まあ、国や民族に投薬治療は出来ないのだが
(※08/03/12追付記:いや、考えてみれば各国、国や地域自治体などが精神疾患の治療を推奨したり《或いは可能ならば幾分でも医療福祉としてバックアップする等》症例の社会的認知を広める事で、マクロの精神疾患を治療する方向と共にミクロのそれを幾分にでも、精神分析的、生物学的だろうが、複合だろうが何れかのアプローチによって解決、或いは改善する事が可能かもしれない…。
一見壮大に見えるが、まず推奨や認知拡大といった辺りでからであればそれほど金も労力も掛からないとも思える。例えばこの日本においても、まだまだ精神疾患やそれに対する治療、或いはカウンセリングといった手法等の認識、普及もまだまだ足りているとは言えないだろう。本稿のポイントとは少々離れるが、こういった政策によって事件発生率、犯罪率や人々の幸福感、或いは不幸感といったものまで良い方向へ変化し得るかも知れない。これは国にとっても個人にとっても世界にとっても概ね善い事だろう。国内、国際的にも呼び掛けてみたらどうだろうか。洞爺湖とかでも)
(※08/03/14追記:断っておくが、精神疾患患者の犯罪率は非常に低いとされている。本稿ではマクロ的にも併せて捉えてみた上、現状の社会や医学によって認知されているかいないかといった辺りにまで範囲を広げたので誤解のなきよう注釈を。まあ、分かるとは思うんだけど。笑。。尚、ストレス性の精神疾患などの治療、カウンセリングといったものは非常に健全なもので、例えば欧米などではごく当たり前の事柄とも認識されていたと思う。心身ともに健康である事。ですね
ただ、そういった事にまで汚げな思想を混ぜ込んでくる異常者がいる、との事例を目にもしたので、そういった外道にはくれぐれもご注意を。どこにでも居るが何とも、、恥知らずに際限はなく、思想的・宗教的に歪んでしまった依存症ほど手に合わんものはない…本稿が何かの役に立てばと願うのだが、、、)
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