本稿は前項目の流れを汲む続稿。/※注:この項目における出来事、事象、また執筆は更新日時現在のものではありません。お取違えなされませぬよう詳細は右に。<書き出しはこれの方が遅い。あと、追記追記で時間がかかった。07/11/下旬だが12月下旬から1月初旬まで追記改編にかかったはず。総じてしんどいものだったが、それなりに意義のあるものとなった気がする>
【民族問題 × 歴史 × 精神疾患】
<民族問題から>
実の所、日本だけでなく、そういった問題を米国や欧州も抱えている。その他にも多分少なからずあるのだろう。
以前から何度も触れている様に米国にもチャイナ系コリア系が絡む問題は多く、それは欧州も同じであるが、欧米についてはそれと同等か或いはそれ以上に中東アラブ系の問題が悩みの種である様だ。そして当然ユダヤ系の問題、アフリカ系の問題も依然消え得ない。もちろん、移民の国はそれだけでなくヒスパニック、イタリアン、ロシアン、ポーリッシュ、アイリッシュ、と「白人」と一括りに捉えがちな我々からすれば良く分からない様な確執も、実は山ほど問題を抱えている。また、特にフランス等では明らかに移民政策の失敗が見て取れ、日常的な確執、摩擦どころか本当に暴動まで起きている尋常じゃない状況だ。ここはアフリカ系移民が大変多いのであるが、中東アラブ系移民も多く、この場合通常の、職と失業率に関する確執問題、経済的格差、文化的相違、人種的相違、これらに加えて宗教・思想的摩擦がある。詰まる所、この場合もハナから敵対的な思想/宗教の持ち主である事が少なくない。
それでもって、実際アラブ系フランス人がテロリズムに積極参加する様な事例が頻繁に起きている。こんな目も当てられない様な状態であるから、前述の通りのあらゆる要素が悪く重なって、移民系は主に格差から不満を溜め、至る所でその不満を撒き散らす様な者が増え、非移民系はその度に嫌悪を増して、ともすれば強硬な移民系排斥論者が出現する事となり、そこに宗教・思想的な確執が油を注ぐ。特に9.11以降の欧米社会におけるイスラム社会に対する脅威感は大変なものであり、そこから更に、排斥感や差別感が産まれてくる。その排斥差別感が「無差別度」を増せば増してしまう程、条理不条理を問わずそれがまたイスラム社会の敵対的な結束を産み、通常の確執・衝突をも増やしながら、その中からテロリズムに走る者をも産んでしまう。これ以降はエンドレス。最悪のダウンスパイラルである。
私は参考にすべき良い点が多いと思うので、よくEUの成功というか、光、ポジティブな部分を紹介する事も多いが、何も全てが素晴らしく問題など全く無いという訳では決して無い。むしろ、これら移民・民族問題については日本より更に深刻であるのかも知れない。それは以前から「闇」を題材とした原稿辺りでも考察してきたつもりでもある。米国も同じでりその辺り箇々に異差はあろうが、やはり総じて、欧米キリスト教社会白人中心系国家群 対 中東イスラム教社会有色人種系国家群、という凄まじい規模で争ってしまっている現状は世界すら危険に晒している。と感じる。取り敢えず、成功例を研究するのは誰しもが考える事であるが、案外失敗から多くを学べる事も忘れてはいけない。そこから光明を見出すのも然り、少なくとも二の轍を踏まぬ為でもあり。EUでも特にフランス、そして米国。そういった辺りを、政治家や官僚の担当者はよくよく研究しておいた方が良いかと思う。
【民族問題 × 歴史 × 精神疾患】
<民族問題から>
実の所、日本だけでなく、そういった問題を米国や欧州も抱えている。その他にも多分少なからずあるのだろう。
以前から何度も触れている様に米国にもチャイナ系コリア系が絡む問題は多く、それは欧州も同じであるが、欧米についてはそれと同等か或いはそれ以上に中東アラブ系の問題が悩みの種である様だ。そして当然ユダヤ系の問題、アフリカ系の問題も依然消え得ない。もちろん、移民の国はそれだけでなくヒスパニック、イタリアン、ロシアン、ポーリッシュ、アイリッシュ、と「白人」と一括りに捉えがちな我々からすれば良く分からない様な確執も、実は山ほど問題を抱えている。また、特にフランス等では明らかに移民政策の失敗が見て取れ、日常的な確執、摩擦どころか本当に暴動まで起きている尋常じゃない状況だ。ここはアフリカ系移民が大変多いのであるが、中東アラブ系移民も多く、この場合通常の、職と失業率に関する確執問題、経済的格差、文化的相違、人種的相違、これらに加えて宗教・思想的摩擦がある。詰まる所、この場合もハナから敵対的な思想/宗教の持ち主である事が少なくない。
それでもって、実際アラブ系フランス人がテロリズムに積極参加する様な事例が頻繁に起きている。こんな目も当てられない様な状態であるから、前述の通りのあらゆる要素が悪く重なって、移民系は主に格差から不満を溜め、至る所でその不満を撒き散らす様な者が増え、非移民系はその度に嫌悪を増して、ともすれば強硬な移民系排斥論者が出現する事となり、そこに宗教・思想的な確執が油を注ぐ。特に9.11以降の欧米社会におけるイスラム社会に対する脅威感は大変なものであり、そこから更に、排斥感や差別感が産まれてくる。その排斥差別感が「無差別度」を増せば増してしまう程、条理不条理を問わずそれがまたイスラム社会の敵対的な結束を産み、通常の確執・衝突をも増やしながら、その中からテロリズムに走る者をも産んでしまう。これ以降はエンドレス。最悪のダウンスパイラルである。
私は参考にすべき良い点が多いと思うので、よくEUの成功というか、光、ポジティブな部分を紹介する事も多いが、何も全てが素晴らしく問題など全く無いという訳では決して無い。むしろ、これら移民・民族問題については日本より更に深刻であるのかも知れない。それは以前から「闇」を題材とした原稿辺りでも考察してきたつもりでもある。米国も同じでりその辺り箇々に異差はあろうが、やはり総じて、欧米キリスト教社会白人中心系国家群 対 中東イスラム教社会有色人種系国家群、という凄まじい規模で争ってしまっている現状は世界すら危険に晒している。と感じる。取り敢えず、成功例を研究するのは誰しもが考える事であるが、案外失敗から多くを学べる事も忘れてはいけない。そこから光明を見出すのも然り、少なくとも二の轍を踏まぬ為でもあり。EUでも特にフランス、そして米国。そういった辺りを、政治家や官僚の担当者はよくよく研究しておいた方が良いかと思う。
そして日本においてであるが、それは当然主に今ここで取り上げている韓国朝鮮(コリア)にチャイナ(中国)と、まあ何度となく問題視して論じてきたいわゆる反日デフォルト(初期設定)の特定アジア国である。だがこの場合、先の巨大な文明衝突とはやはり少し違う気がする。まあ、文明衝突でもあるのだが、そもそのも原因的発端がそんな所にはない。また規模も違うし、そもそも先の様な千年の永きに渡る泥沼の紛争状態が存在する訳でもない。長い歴史において時に日本が攻め込み、チャイナが攻め込んだりした一瞬もあるが、現在の様な異質な反目が産まれたのは大戦後が初めてなんじゃないだろうか。そこに介在するのが、そう、「反日愛国民族主義」である。他を憎む事で自国内統制を計ろう(及びタカろう)とし、その代償に国民の精神を腐らせる極めて危険な代物だ。
以前も書いた通り、そもそもこういった反目を植え込んだのは、私は欧米であると思っている。有色人種の劣等性、という彼らの非常に歪んだ前提であるが、当時はそんなフザケたものが堂々とまかり通っていた時代であるから、そういった価値観を根本から引っくり返してきた日本に相当な脅威を感じたのは自然な事であるし、概ね間違いないだろう。であるからそれが、いやそうでなくとも戦争というものはそういう憎しみばかりを産むのかも知れないから、原爆や東京裁判の様な蛮行を産み、その脅威対象と目した日本が力を戻し、再び脅威とならないように様々な策を陰に陽に講じる事となる。その陰の、クサビを打ち込む様なものが、何度も言うが「分断と反目の策」でもあり、それは欧米が中世から続けて編み出して来た、侵略、支配、コントロール等における常套手段でもある。パワーバランスの変化、移り変わりと共に、その現在形態を駆使したのがやはり米国であり、東アジアに限らず共産主義が吹き荒れたその時代にはソ連コミュニズムも影響を為した。その結果、日本本土と台湾や朝鮮や南樺太・千島列島(サハリン州)もまた分断され、チャイナをも併せてその反目策が張り巡らされる事となる。勿論、地理的なものだけでなく民族や勢力的なものもそうなる。
例えば、その最たるものが朝鮮半島なのだ(地理的な分断は旧東西ドイツも同様の形)。米国中心列強とソ連コミュニズムにより分断された上、据え付けられた両方の首領は見事なまでに強烈な反日民族主義者だ。チャイナも似た様なもの。そうであるから、国内統治に行き詰まると何かと言えば反日愛国主義に訴え、何かが欲しければタカる為にまた反日愛国主義を利用する。国民の冷静な頭脳、判断力、歴史観、そして精神とを引き換えに、、
これが、大体の骨格だ。
ところで、
こうして私はその様な問題をよく取り上げるが、何も韓国朝鮮人(コリアン)やチャイニーズを憎めと言っているのではない。何度も言っているつもりなので分かって頂けていると有難いが。そしてまた、欧米人を憎めと言っているのでもない。「敵はあちらにいる」と言っているのでもない。そんな事をして再び新たな争いの構図を構築するなり、それでもってアメリカ人を始めとした欧米人を叩きのめし得たとして、それでどうなるというのだろう?
今はもう時代が違う。
ホワイト・スプレマシーに陥りのさばっている様なのがほぼ全てである、といった様な、今にしてみれば狂気の時代ではもうないのだ。
だから、例えばコリアンが大好きな、過去に遡(さかのぼ)ってでも恨みつらみを忘れず育て続けるという様なものは、実に弊害だらけで、精神的にも非常に不健全であると何度でも言わねばならないのだ。何よりそれは、建設的なものを何も産まない。産むのはただ、新たな憎しみ。そう。それはまるで、
ドメスティック・バイオレンス(DV)における負の連鎖の様に…
以前も書いた通り、そもそもこういった反目を植え込んだのは、私は欧米であると思っている。有色人種の劣等性、という彼らの非常に歪んだ前提であるが、当時はそんなフザケたものが堂々とまかり通っていた時代であるから、そういった価値観を根本から引っくり返してきた日本に相当な脅威を感じたのは自然な事であるし、概ね間違いないだろう。であるからそれが、いやそうでなくとも戦争というものはそういう憎しみばかりを産むのかも知れないから、原爆や東京裁判の様な蛮行を産み、その脅威対象と目した日本が力を戻し、再び脅威とならないように様々な策を陰に陽に講じる事となる。その陰の、クサビを打ち込む様なものが、何度も言うが「分断と反目の策」でもあり、それは欧米が中世から続けて編み出して来た、侵略、支配、コントロール等における常套手段でもある。パワーバランスの変化、移り変わりと共に、その現在形態を駆使したのがやはり米国であり、東アジアに限らず共産主義が吹き荒れたその時代にはソ連コミュニズムも影響を為した。その結果、日本本土と台湾や朝鮮や南樺太・千島列島(サハリン州)もまた分断され、チャイナをも併せてその反目策が張り巡らされる事となる。勿論、地理的なものだけでなく民族や勢力的なものもそうなる。
例えば、その最たるものが朝鮮半島なのだ(地理的な分断は旧東西ドイツも同様の形)。米国中心列強とソ連コミュニズムにより分断された上、据え付けられた両方の首領は見事なまでに強烈な反日民族主義者だ。チャイナも似た様なもの。そうであるから、国内統治に行き詰まると何かと言えば反日愛国主義に訴え、何かが欲しければタカる為にまた反日愛国主義を利用する。国民の冷静な頭脳、判断力、歴史観、そして精神とを引き換えに、、
これが、大体の骨格だ。
ところで、
こうして私はその様な問題をよく取り上げるが、何も韓国朝鮮人(コリアン)やチャイニーズを憎めと言っているのではない。何度も言っているつもりなので分かって頂けていると有難いが。そしてまた、欧米人を憎めと言っているのでもない。「敵はあちらにいる」と言っているのでもない。そんな事をして再び新たな争いの構図を構築するなり、それでもってアメリカ人を始めとした欧米人を叩きのめし得たとして、それでどうなるというのだろう?
今はもう時代が違う。
ホワイト・スプレマシーに陥りのさばっている様なのがほぼ全てである、といった様な、今にしてみれば狂気の時代ではもうないのだ。
だから、例えばコリアンが大好きな、過去に遡(さかのぼ)ってでも恨みつらみを忘れず育て続けるという様なものは、実に弊害だらけで、精神的にも非常に不健全であると何度でも言わねばならないのだ。何よりそれは、建設的なものを何も産まない。産むのはただ、新たな憎しみ。そう。それはまるで、
ドメスティック・バイオレンス(DV)における負の連鎖の様に…
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