直近の8月8日未明、グルジアが、分離独立を目指す同国北部地方の南オセチア自治州への軍事攻撃を開始した。
グルジアからの分離独立を目指すアブハジアとこの南オセチアを陰に陽に支援し、治安維持軍と称す部隊を駐留させているロシア軍が介入反撃、既に戦争状態にある。
地理的には北にロシア、西に黒海〜東欧、東にアゼルバイジャン〜カスピ海、南方にトルコやアルメニアから、シリア、イラク、イラン等が見える西アジア。ロシア、東欧、中央アジアに、中東も、何れも目と鼻の先だ。更に付け加えると、ロシアにおける独立と弾圧、テロの連鎖という泥沼問題となっているチェチェンが目と鼻の先にある。最近では中東の混乱が波及して東方のインドやパキスタン、西方のトルコでもテロが頻発するなど混乱模様にあり、またそのトルコとグルジアに隣接するアルメニアとは以前記した紛争問題もある(インド・パキスタンも紛争が存在し先日カシミールで銃撃戦がストップしたばかり)。中東は、もう言うまでもないが泥沼化してしまっている。
特にイスラエル・パレスチナ紛争にイランとの激しい対立が、軍事攻撃に訴えない解決へ向けてこれからという時期。欧州からの助言もそうであるが、最近では米国のライス国務長官などブッシュ執行部からのイスラエルによる占領地入植を凍結する事を助言するなどの動きもあり(今までが今までであるが、これについては評価してよいのでないかとも思う)、それは確かに簡単ではないがそれでも軟化の動きが出ている。イランに対しても核問題の交渉は続いている。イラクがやや落ち着いた分、アフガンが混乱化しこの対応が叫ばれる。という、
何でこんな時期に。
起こったのは、残念ながらだがそこいら中で頻発しているテロリズムじゃない。戦争だ。
チャイナの侵略行為による東トルキスタンやチベット(内モンゴルや台湾も)などへの弾圧と独立問題が世界中で懸念されている折、ロシアはチェチェン等の独立問題を抱える身でこういった問題には相当及び腰、或いは否定的である。しかし、グルジアにおけるアブハジアや南オセチアに対してはこの地域が親露分離派であるその思惑からこれを支援している。一方で、当のグルジアはEUやNATOへの加盟を目指しているが、これらの加入には基本的にそうしうた紛争問題の解消が加入における必要条件ともされており、グルジアのEU方面への加盟をロシアは嫌っている。コソボのセルビアからの独立も影響しているとも言うが、、、基本的に同国地域の紛争にあるのは、やはり米露対立構造であると見られる。
そして、また油。
カスピ海、バクー油田など豊富な天然資源を持つアゼルバイジャンからの、アゼルバイジャン(バクー)〜グルジア(トリビシ)〜トルコ(ケイハン)間にあるBTCパイプライン(日欧米企業が出資/輸送能力100万バレル・per・day)が存在する。
(※備考だが、グルジアのエネルギー自給はほぼ水力発電。化石燃料はロシアからの輸入。アゼルバイジャンはイスラム国、グルジアはグルジア正教会<約10%のムスリム>、アルメニアはアルメニア教会<ギリシャ正教やカトリックも存在>、トルコは基本的にイスラム国。すぐそばのチェチェンではこういった利権関与とイスラム過激派のテロとロシアの弾圧で泥沼化している。)
同分離独立派を資金、軍事面(治安維持軍と称し駐留)でも非常に恣意的にこれを支援してきたロシアと。
元々グルジア自体をロシアから引き離す支援外交・工作を進め、同分離独立派自治州の独立を容認しない米国と。
このグルジアの侵攻、ロシアの介入反撃による激しい戦闘で、既に州都だけでも民間人約2000人の死者が出てしまっているとの事。双方に憎悪がほとばしっている。そして、グルジアのサアカシビリ大統領は戦争状態を公式宣言。ロシアは軍事介入の正当性を主張。
米国、EU、NATO、日本、チャイナ、UN安保理等々諸々がほぼ即時停戦の呼掛け。
また、グルジア政府がイラク多国籍軍に派遣駐留しているグルジア部隊2000の撤退を米国に打診。中東情勢にも影響する。
こんな趨勢、時期にグルジアがそこまで米欧の支援を当て込んで、独立問題地域の軍事制圧に出るとは一体全体どういった思惑かと不自然に思えてならない。問題の北京五輪に合わせたか取り繕ったかの様な行動。ロシアが煽るにしてもいきなりの軍事攻撃は異様。世界的にチャイナの侵略支配を特に欧米も問題視している。幾ら親米欧とはいえグルジアが独立活動を軍事制圧する行為を十分に担保する状況でなく、むしろ逆だ。
グルジア政府の判断に何かしろの善からぬ関与がなければ、余程状況が飲み込めていないか、国の大事である兵を動かすに極めて軽々しい行為。まして、グルジアとロシアの戦力差は歴然としている。極めて不自然。
という事は裏がある。
諸々に大局からみて…ほどんど撹乱。
滅茶苦茶だ。
何となく、、ロシア非難というか、対立が模様される雰囲気であり、
しかし、実際問題グルジアの不自然な制圧行動にも非があるのと同じくロシアの介入交戦も経緯から見て正しくもない。
結局どうなのだと言えば、これは米露の厳しい対立構造(からの問題)だろう。
最近特に思うのだが、基本的に、
せっかくコミュニズム、社会主義体制という強烈なイデオロギー対立から脱却し、体制を曲がりなりにも民主化したロシアとあまりにも無用に対立し過ぎてはいないだろうか。確かに、プーチンが進めてきたものは何だかキナ臭い感じもしないでもないし(強いロシアを再びどう、とか言うしなあ)問題は相当あり、私自身もその様に、問題がある、と結構書いてきておいて何だが。
先進諸国側の対立意識の緩和と(ロシアもG8国なのだが)、ロシアの正す部分の歩み寄りである。少なくとも、天然資源の埋蔵量も大変豊富で(何度も述べているが地球規模で考えるとその化石燃料依存も問題なのだが)、色々あるものの経済も発展しており、その対立意識が緩和する為にもお互いの為にも情報統制や地域弾圧や領土問題など懸案を解決してゆけば共に発展する友国となるのである。ぶっ飛んだ話だがNATOにロシアそのものが加入する、位の事が出来ないかなと思ってしまう。今のロシアは、問題も多いが少なくとも民主国家なのである。無駄に対立するより仲間に引きずり込んで改善を試みる方が善いのでないか。
そうするとどうだろう。
核軍縮まで見えてくる。
中東から波及するテロリズムに中東自体との対立解消や、或いはチャイナに対する接し方もやり易くなる。パワーバランスとしても。
こういった事も含めて、即時停戦の仲介を各国・機関で進めて頂きたいものである。
もう、紛争も戦争も、テロも弾圧もうんざりだ。
こんな事を何時まで続けるのだろう。生命のみでなく精神がつくづく荒廃するまでか?
こんな遠い日本の地に居ても聞く度に嫌になってくる。
ましてや、紛争戦争、テロリズムや弾圧の当事国ならば、尚の事であるのは間違いない。
【半島情勢/北朝鮮の核・拉致問題】
他にも言うべき事がありそれはこの後にも出て来るが、基本的な日本の姿勢としては、もうこれも前から言い続けている通りである。悪事にはスクラム組んで囲い込みこれを止めさせ、止めたら出来る限り許す。北朝鮮問題は、規模としてその対象国が実に小さいもので、こんなものはどこかの何かが実際以上に巨大に見せているだけである。核・拉致問題というプライオリティーの高い問題に併せて全て解決する方向に進めればよいのであり、その為には悪の燃料補給などさせない事である。援助がどうというのはその先の話だ。悪事に張り付いても善い事、得な事などむしろ何も無く、それを止める事が何もかもを、彼らの立場や環境すらもが善い方向へ行くものであると分からせる事である。であるし、
そうであってもなくても日本の対応としては、部分的な制裁解除とか、段階支援がどうとか
一体何を寝惚けているのか?
お金払って誘拐された人を返して貰うのか?
それではまるでテロに屈するのとそれは同じではないか。
何度も言うが、拉致問題に外交取引きの性質は一切ない
米国がどうとか、6カ国協議がどうとかなど関係ない。
もう、拉致被害者のご家族の方々も何度も何度も言われている。そんなふざけたいい加減な始末は誰も望んでいない(一部の異常者を除いて/この問題についての見解は政治家としての資質の最低限ラインをはっきり示すものでもある)。
日本は、その茶番会議が妙な方向に行かない様に強く働き掛ければよく、万が一妙な方向に行ったとしても、
それでもはっきりとそう述べるべきである。そして、その場合は当然ビタ一文たりともくれてやってはならない。
拉致問題に外交取引きの性質は一切無い
誘拐した自国民の方々を返せ!(何度も記してきたが、その他多くの国の方々も拉致されている)
とはっきり、真っすぐ、頑として主張すべきである。
グルジアからの分離独立を目指すアブハジアとこの南オセチアを陰に陽に支援し、治安維持軍と称す部隊を駐留させているロシア軍が介入反撃、既に戦争状態にある。
地理的には北にロシア、西に黒海〜東欧、東にアゼルバイジャン〜カスピ海、南方にトルコやアルメニアから、シリア、イラク、イラン等が見える西アジア。ロシア、東欧、中央アジアに、中東も、何れも目と鼻の先だ。更に付け加えると、ロシアにおける独立と弾圧、テロの連鎖という泥沼問題となっているチェチェンが目と鼻の先にある。最近では中東の混乱が波及して東方のインドやパキスタン、西方のトルコでもテロが頻発するなど混乱模様にあり、またそのトルコとグルジアに隣接するアルメニアとは以前記した紛争問題もある(インド・パキスタンも紛争が存在し先日カシミールで銃撃戦がストップしたばかり)。中東は、もう言うまでもないが泥沼化してしまっている。
特にイスラエル・パレスチナ紛争にイランとの激しい対立が、軍事攻撃に訴えない解決へ向けてこれからという時期。欧州からの助言もそうであるが、最近では米国のライス国務長官などブッシュ執行部からのイスラエルによる占領地入植を凍結する事を助言するなどの動きもあり(今までが今までであるが、これについては評価してよいのでないかとも思う)、それは確かに簡単ではないがそれでも軟化の動きが出ている。イランに対しても核問題の交渉は続いている。イラクがやや落ち着いた分、アフガンが混乱化しこの対応が叫ばれる。という、
何でこんな時期に。
起こったのは、残念ながらだがそこいら中で頻発しているテロリズムじゃない。戦争だ。
チャイナの侵略行為による東トルキスタンやチベット(内モンゴルや台湾も)などへの弾圧と独立問題が世界中で懸念されている折、ロシアはチェチェン等の独立問題を抱える身でこういった問題には相当及び腰、或いは否定的である。しかし、グルジアにおけるアブハジアや南オセチアに対してはこの地域が親露分離派であるその思惑からこれを支援している。一方で、当のグルジアはEUやNATOへの加盟を目指しているが、これらの加入には基本的にそうしうた紛争問題の解消が加入における必要条件ともされており、グルジアのEU方面への加盟をロシアは嫌っている。コソボのセルビアからの独立も影響しているとも言うが、、、基本的に同国地域の紛争にあるのは、やはり米露対立構造であると見られる。
そして、また油。
カスピ海、バクー油田など豊富な天然資源を持つアゼルバイジャンからの、アゼルバイジャン(バクー)〜グルジア(トリビシ)〜トルコ(ケイハン)間にあるBTCパイプライン(日欧米企業が出資/輸送能力100万バレル・per・day)が存在する。
(※備考だが、グルジアのエネルギー自給はほぼ水力発電。化石燃料はロシアからの輸入。アゼルバイジャンはイスラム国、グルジアはグルジア正教会<約10%のムスリム>、アルメニアはアルメニア教会<ギリシャ正教やカトリックも存在>、トルコは基本的にイスラム国。すぐそばのチェチェンではこういった利権関与とイスラム過激派のテロとロシアの弾圧で泥沼化している。)
同分離独立派を資金、軍事面(治安維持軍と称し駐留)でも非常に恣意的にこれを支援してきたロシアと。
元々グルジア自体をロシアから引き離す支援外交・工作を進め、同分離独立派自治州の独立を容認しない米国と。
このグルジアの侵攻、ロシアの介入反撃による激しい戦闘で、既に州都だけでも民間人約2000人の死者が出てしまっているとの事。双方に憎悪がほとばしっている。そして、グルジアのサアカシビリ大統領は戦争状態を公式宣言。ロシアは軍事介入の正当性を主張。
米国、EU、NATO、日本、チャイナ、UN安保理等々諸々がほぼ即時停戦の呼掛け。
また、グルジア政府がイラク多国籍軍に派遣駐留しているグルジア部隊2000の撤退を米国に打診。中東情勢にも影響する。
こんな趨勢、時期にグルジアがそこまで米欧の支援を当て込んで、独立問題地域の軍事制圧に出るとは一体全体どういった思惑かと不自然に思えてならない。問題の北京五輪に合わせたか取り繕ったかの様な行動。ロシアが煽るにしてもいきなりの軍事攻撃は異様。世界的にチャイナの侵略支配を特に欧米も問題視している。幾ら親米欧とはいえグルジアが独立活動を軍事制圧する行為を十分に担保する状況でなく、むしろ逆だ。
グルジア政府の判断に何かしろの善からぬ関与がなければ、余程状況が飲み込めていないか、国の大事である兵を動かすに極めて軽々しい行為。まして、グルジアとロシアの戦力差は歴然としている。極めて不自然。
という事は裏がある。
諸々に大局からみて…ほどんど撹乱。
滅茶苦茶だ。
何となく、、ロシア非難というか、対立が模様される雰囲気であり、
しかし、実際問題グルジアの不自然な制圧行動にも非があるのと同じくロシアの介入交戦も経緯から見て正しくもない。
結局どうなのだと言えば、これは米露の厳しい対立構造(からの問題)だろう。
最近特に思うのだが、基本的に、
せっかくコミュニズム、社会主義体制という強烈なイデオロギー対立から脱却し、体制を曲がりなりにも民主化したロシアとあまりにも無用に対立し過ぎてはいないだろうか。確かに、プーチンが進めてきたものは何だかキナ臭い感じもしないでもないし(強いロシアを再びどう、とか言うしなあ)問題は相当あり、私自身もその様に、問題がある、と結構書いてきておいて何だが。
先進諸国側の対立意識の緩和と(ロシアもG8国なのだが)、ロシアの正す部分の歩み寄りである。少なくとも、天然資源の埋蔵量も大変豊富で(何度も述べているが地球規模で考えるとその化石燃料依存も問題なのだが)、色々あるものの経済も発展しており、その対立意識が緩和する為にもお互いの為にも情報統制や地域弾圧や領土問題など懸案を解決してゆけば共に発展する友国となるのである。ぶっ飛んだ話だがNATOにロシアそのものが加入する、位の事が出来ないかなと思ってしまう。今のロシアは、問題も多いが少なくとも民主国家なのである。無駄に対立するより仲間に引きずり込んで改善を試みる方が善いのでないか。
そうするとどうだろう。
核軍縮まで見えてくる。
中東から波及するテロリズムに中東自体との対立解消や、或いはチャイナに対する接し方もやり易くなる。パワーバランスとしても。
こういった事も含めて、即時停戦の仲介を各国・機関で進めて頂きたいものである。
もう、紛争も戦争も、テロも弾圧もうんざりだ。
こんな事を何時まで続けるのだろう。生命のみでなく精神がつくづく荒廃するまでか?
こんな遠い日本の地に居ても聞く度に嫌になってくる。
ましてや、紛争戦争、テロリズムや弾圧の当事国ならば、尚の事であるのは間違いない。
【半島情勢/北朝鮮の核・拉致問題】
他にも言うべき事がありそれはこの後にも出て来るが、基本的な日本の姿勢としては、もうこれも前から言い続けている通りである。悪事にはスクラム組んで囲い込みこれを止めさせ、止めたら出来る限り許す。北朝鮮問題は、規模としてその対象国が実に小さいもので、こんなものはどこかの何かが実際以上に巨大に見せているだけである。核・拉致問題というプライオリティーの高い問題に併せて全て解決する方向に進めればよいのであり、その為には悪の燃料補給などさせない事である。援助がどうというのはその先の話だ。悪事に張り付いても善い事、得な事などむしろ何も無く、それを止める事が何もかもを、彼らの立場や環境すらもが善い方向へ行くものであると分からせる事である。であるし、
そうであってもなくても日本の対応としては、部分的な制裁解除とか、段階支援がどうとか
一体何を寝惚けているのか?
お金払って誘拐された人を返して貰うのか?
それではまるでテロに屈するのとそれは同じではないか。
何度も言うが、拉致問題に外交取引きの性質は一切ない
米国がどうとか、6カ国協議がどうとかなど関係ない。
もう、拉致被害者のご家族の方々も何度も何度も言われている。そんなふざけたいい加減な始末は誰も望んでいない(一部の異常者を除いて/この問題についての見解は政治家としての資質の最低限ラインをはっきり示すものでもある)。
日本は、その茶番会議が妙な方向に行かない様に強く働き掛ければよく、万が一妙な方向に行ったとしても、
それでもはっきりとそう述べるべきである。そして、その場合は当然ビタ一文たりともくれてやってはならない。
拉致問題に外交取引きの性質は一切無い
誘拐した自国民の方々を返せ!(何度も記してきたが、その他多くの国の方々も拉致されている)
とはっきり、真っすぐ、頑として主張すべきである。
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