こういった中で、
この2008年3月の総統選挙は行われた。
李登輝(国民党)〜民進党(陳水編)政権下で、民主化と共に台湾の独立性というのは揺るぎないものとなってはいる。何せ近隣世界だって本当はそう思っているし、何処から見ても台湾は台湾でチャイナではない。ただ、これにはその内包する民族問題も絡むが、決定的なのが台湾海峡問題であり、これは近隣のパワーバランスをリアルに見なければならないジレンマがある。この辺、李登輝は実にそう見る目も持っている。
とにかく、最早、(当然、台湾としてみた)売国的な国民党ですら台中一体、などとは言えなくなっているので、
この選挙ではむしろ両党が台湾人、台湾意識を競う様に主張してこれが争点にはあまりならなかった。その主張が本当なら結構な事である。
がしかし、後の行状を見ていてもやはり馬にしたってそうではない。
残念であるのが、
李さんが言われる所の、台湾独立という国・国民の悲願に胡座をかいて汚職に走ったり、これを批判もしないなどといった民進党の堕落である。
実際そういう部分は張り付いて見ていなければ分からないものなので、私にはそれは分からないが、多分そうなのだろう。また、経済の停滞なども理由にあったのだろう。その他、李さんによると、馬は汚職に走る様なところがなく正直な部分もあるそうではある(正直かどうかは、後の行状により極めて怪しい)。独善的で、しかし近代的。まあこれをもって台湾が極めて悪くなる、とはそうそう言えないのであり、悪化プラス・モラトリアムにあって何とか善い方向にもっていかねばという意味もあるだろう。
しかし、これらをもって一気に国民党体制に移ってしまうのが(立法院<台湾国会>も国民党過半数)如何に危険でもあるのかを、幾分見誤っている部分が台湾人にもあると思う。許文龍さんだったか、黄さんだったか陳さんだったかどなたが言われていたのか忘れてしまったが、「台湾人は政治的なバランス感覚に疎いのです」と言われていたが、しかしまあよくよく考えてみればそれは何処の国だってそうである。これも困った事なのだが、、、
そう言えば日本の、こないだ一年前の参院選でもどうだったか。ほとんど、思いっきりに流されてしまった訳である。別に民主党がどうというのでなく、メディアや国民の目線は。また例えば、米国にしてもどうだろう。もう、相当嫌がって上院でも下院でも今や(米国)民主党な訳であり、このまま行けば大統領もそうなりそうでもあるが、今の迷惑なブッシュや現政権執行部を8年にわたり選んだのは米国国民である。ヨーロッパを見ても、それはやっぱりどこでも問題はありユラユラ揺れていたりする。
まあ、民主主義政治とはそういうめんどくさくて、時に馬鹿みたいな姿をしょっちゅうさらすのだが、やっぱり現状としてはそれでも better ではあるとは思う。日本における大変革期の幕末から明治、その明治の先人達が選んだ民主主義という選択、西洋ヨーロッパから輸入したこれは、やっぱり間違っていなかったとは今でも思う。ただ、もうちょっと善うならんかなあと、、それは常にそう思うのだが(苦笑)。
何だったか、
ああそうだ、民主主義の悪い面はポピュリズムに極めて落ち入り易いという弱点だが、
やはり懐具合というのは誰にでも大切な事で、経済、(目先の)減税、減税、という様な安い文句にすぐ走ってしまったりするものである。
しかし、何だってそうだが、決して忘れてはならない、人として譲ってはならないというか、売り渡すべきでない魂というか、そういうものがある。
私が言いたいのはそういう事で、これは台湾に対してだけ言っているのでもなく、日本にも世界にも同じ事が言えるのである。
それは国益という捉え方ばかりでなく、何よりも人として最低限守るべき一線、尊厳、人権というものでもあるのだろう。
とにかく、これらの事象と以下の事象が関与して結果が紡ぎ出される。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事である。
つまり台湾を本当に思う人ならば必ず、或いはパワーバランスとして台湾がチャイナに侵略吸収される事を決して座視出来るはずがない人々は、
その危険性があるならば絶対にこれを阻止するはずだからだ。
ブッシュなりライスなりの(その背後で筋書きを立てている)米国現主流派が極めて内政干渉であるコミットや何やで、如何に国民党をプッシュしていたかは明らだ。「台湾独立を支持しない」(その人達のアナウンス)。明らかに非道な行いがあり、歴史的にも明らかに台湾はチャイナでなく、台湾は台湾であればいい、そうであるのにこの様な姿勢や態度で干渉して掻き混ぜる。民進党が与党で独立を主張すればチャイナが侵略する?有り得ない。こんな目と鼻の先に五輪を控えて、チベット、東トルキスタンに内モンゴルの現在進行形侵略、国内宗教(キリストから仏教から法輪功まで)や思想弾圧からそういった人権侵害問題で国際的に問題視されて、自業自得の弱り目に祟り目でこれをどうにか誤摩化しながらでも済ませてやってしまいたいと目論んでいるチャイナが、そんな馬鹿な行動を起すはずがない。まあ決めつけるのは良くないとは前から述べている事だが、チャイナがそこまで馬鹿だとするのは間違いだろう。それでは確実に世界中から叩かれ攻撃されるし、どちらにせよそんなものは誰も望んでいない。チャイナは表向き、台湾はチャイナのものだ、中台一体だとか言うが、彼らも馬鹿じゃない、台湾がチャイナじゃない事は分かっている。領土欲だとか覇権狙いとか、或いは外交工作やカードに使いたいだけなのだ。だからまあ、五輪なり万博なり、これからの成長なりはチャイナが極悪非道でなければ誰だって歓迎して応援も出来るのだと、何度も言うのである。
汚い真似をして握りしめているものを、その手から放せ。
そうすれば誰も怒りはしない。それだけの話なのだ。
やや悪化プラス・モラトリアム。
とにかく、
馬プッシュには米国現主流派の思惑とチャイナとの取引き地味たものがあるはずである。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事だ。
本省人とか外省人とか、その問題、一連の問題に油を注いで確執を深め続けているのは、本人を含めたこういう連中の行状。
もう出自なんかどうでもいいだろう
馬よ、お前は台湾人じゃないのか!!
<08/8/5〜8>
この2008年3月の総統選挙は行われた。
李登輝(国民党)〜民進党(陳水編)政権下で、民主化と共に台湾の独立性というのは揺るぎないものとなってはいる。何せ近隣世界だって本当はそう思っているし、何処から見ても台湾は台湾でチャイナではない。ただ、これにはその内包する民族問題も絡むが、決定的なのが台湾海峡問題であり、これは近隣のパワーバランスをリアルに見なければならないジレンマがある。この辺、李登輝は実にそう見る目も持っている。
とにかく、最早、(当然、台湾としてみた)売国的な国民党ですら台中一体、などとは言えなくなっているので、
この選挙ではむしろ両党が台湾人、台湾意識を競う様に主張してこれが争点にはあまりならなかった。その主張が本当なら結構な事である。
がしかし、後の行状を見ていてもやはり馬にしたってそうではない。
残念であるのが、
李さんが言われる所の、台湾独立という国・国民の悲願に胡座をかいて汚職に走ったり、これを批判もしないなどといった民進党の堕落である。
実際そういう部分は張り付いて見ていなければ分からないものなので、私にはそれは分からないが、多分そうなのだろう。また、経済の停滞なども理由にあったのだろう。その他、李さんによると、馬は汚職に走る様なところがなく正直な部分もあるそうではある(正直かどうかは、後の行状により極めて怪しい)。独善的で、しかし近代的。まあこれをもって台湾が極めて悪くなる、とはそうそう言えないのであり、悪化プラス・モラトリアムにあって何とか善い方向にもっていかねばという意味もあるだろう。
しかし、これらをもって一気に国民党体制に移ってしまうのが(立法院<台湾国会>も国民党過半数)如何に危険でもあるのかを、幾分見誤っている部分が台湾人にもあると思う。許文龍さんだったか、黄さんだったか陳さんだったかどなたが言われていたのか忘れてしまったが、「台湾人は政治的なバランス感覚に疎いのです」と言われていたが、しかしまあよくよく考えてみればそれは何処の国だってそうである。これも困った事なのだが、、、
そう言えば日本の、こないだ一年前の参院選でもどうだったか。ほとんど、思いっきりに流されてしまった訳である。別に民主党がどうというのでなく、メディアや国民の目線は。また例えば、米国にしてもどうだろう。もう、相当嫌がって上院でも下院でも今や(米国)民主党な訳であり、このまま行けば大統領もそうなりそうでもあるが、今の迷惑なブッシュや現政権執行部を8年にわたり選んだのは米国国民である。ヨーロッパを見ても、それはやっぱりどこでも問題はありユラユラ揺れていたりする。
まあ、民主主義政治とはそういうめんどくさくて、時に馬鹿みたいな姿をしょっちゅうさらすのだが、やっぱり現状としてはそれでも better ではあるとは思う。日本における大変革期の幕末から明治、その明治の先人達が選んだ民主主義という選択、西洋ヨーロッパから輸入したこれは、やっぱり間違っていなかったとは今でも思う。ただ、もうちょっと善うならんかなあと、、それは常にそう思うのだが(苦笑)。
何だったか、
ああそうだ、民主主義の悪い面はポピュリズムに極めて落ち入り易いという弱点だが、
やはり懐具合というのは誰にでも大切な事で、経済、(目先の)減税、減税、という様な安い文句にすぐ走ってしまったりするものである。
しかし、何だってそうだが、決して忘れてはならない、人として譲ってはならないというか、売り渡すべきでない魂というか、そういうものがある。
私が言いたいのはそういう事で、これは台湾に対してだけ言っているのでもなく、日本にも世界にも同じ事が言えるのである。
それは国益という捉え方ばかりでなく、何よりも人として最低限守るべき一線、尊厳、人権というものでもあるのだろう。
とにかく、これらの事象と以下の事象が関与して結果が紡ぎ出される。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事である。
つまり台湾を本当に思う人ならば必ず、或いはパワーバランスとして台湾がチャイナに侵略吸収される事を決して座視出来るはずがない人々は、
その危険性があるならば絶対にこれを阻止するはずだからだ。
ブッシュなりライスなりの(その背後で筋書きを立てている)米国現主流派が極めて内政干渉であるコミットや何やで、如何に国民党をプッシュしていたかは明らだ。「台湾独立を支持しない」(その人達のアナウンス)。明らかに非道な行いがあり、歴史的にも明らかに台湾はチャイナでなく、台湾は台湾であればいい、そうであるのにこの様な姿勢や態度で干渉して掻き混ぜる。民進党が与党で独立を主張すればチャイナが侵略する?有り得ない。こんな目と鼻の先に五輪を控えて、チベット、東トルキスタンに内モンゴルの現在進行形侵略、国内宗教(キリストから仏教から法輪功まで)や思想弾圧からそういった人権侵害問題で国際的に問題視されて、自業自得の弱り目に祟り目でこれをどうにか誤摩化しながらでも済ませてやってしまいたいと目論んでいるチャイナが、そんな馬鹿な行動を起すはずがない。まあ決めつけるのは良くないとは前から述べている事だが、チャイナがそこまで馬鹿だとするのは間違いだろう。それでは確実に世界中から叩かれ攻撃されるし、どちらにせよそんなものは誰も望んでいない。チャイナは表向き、台湾はチャイナのものだ、中台一体だとか言うが、彼らも馬鹿じゃない、台湾がチャイナじゃない事は分かっている。領土欲だとか覇権狙いとか、或いは外交工作やカードに使いたいだけなのだ。だからまあ、五輪なり万博なり、これからの成長なりはチャイナが極悪非道でなければ誰だって歓迎して応援も出来るのだと、何度も言うのである。
汚い真似をして握りしめているものを、その手から放せ。
そうすれば誰も怒りはしない。それだけの話なのだ。
やや悪化プラス・モラトリアム。
とにかく、
馬プッシュには米国現主流派の思惑とチャイナとの取引き地味たものがあるはずである。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事だ。
本省人とか外省人とか、その問題、一連の問題に油を注いで確執を深め続けているのは、本人を含めたこういう連中の行状。
もう出自なんかどうでもいいだろう
馬よ、お前は台湾人じゃないのか!!
<08/8/5〜8>
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