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書き綴っていたもの、某所にて公開していた随筆を(幾らか整理して)新たに開設公開。こちらの方は時事や政治、歴史や文化カルチャー等の話が多くなっております。(気分一新大規模改築。ほぼ整ってきたかな。ただ、過去原稿移植は進まず…)全エントリ一覧はまだ設置されていないので、ご不便をお掛けしますがカレンダー及び時系列アーカイブ等から飛んで頂くようお願い致します。製作は大変だねぇ…
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( ※お知らせ )     乗り越えるべきものがある                その向こうにきっと                 光と希望が降り注ぐ未来がある。                    そんな未来に、貴方は生きたくないか                            都合上まだ色々と文も粗く未校訂のものもありまずが、後にまた、割と直ぐに、追々…(笑)、整えていく事とします。早く載せておきたいと思うのでね。御了承の上、ご覧下さい。         順次行う事としたものも一部、数稿飛ばして仮掲載。             所で、カテゴリー・アーカイブは、現在私が参照や確認網羅する為の大変自分本位のものとなっており、本来あれもこれもかなり絡み合っています。これも御了承を。   //    問答          //               Pick up! 安倍おろしの風は、太平洋の向こう側から吹いている(上) Pick up!                 新規書き下ろしに併せ、過去の原稿も随時追加 !!        マジで無精が祟り、過去もの追加は進まず…(苦笑)                      都合上、大変緩慢な更新になりますが、ご承知の上、       ごゆっくりとお楽しみ下さい。                    I'm sorry,,,this blog is written almost in only Japanese.       
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さて、

ここ数日で更に統廃合、買収、資産買収など業界再編の波が強く押し寄せている。かなり強烈な勢いで。そう、この状態でダラダラ潮が引ける、狂騒曲がフェイドアウトする訳もあるまい。実は不協和音に見せた意図的な和音、しかし混沌とする時は和音を拒否する事もある。狂騒曲の中でクレイジーに、乱れ飛ぶ音は、計算されたものなのだろうか、非常にアバウトにソリストが奏でる狂騒なのか…そんな編成は、オーケストラその古典では有り得なく、現代(リアル)モノ。そして未来へと?


 この前に少々触れたが、やはり今回のサブ・プライムショックで欧州が抱えている不良資産も、そう容易いものでは無かった様だ。何れも米国程ではないにしろ、買収や実質破綻から公的管理下、一時国営化という様な話までどんどん出て来ている。

ベルギーの銀行最大手フォルティスが、ベネルクス当局により救済され、金融サービス大手のデクシアがベルギー・ルクセンブルク・フランス当局そして大株主から計64億ユーロ増資を受けた。直近のニュースではフォルティスは、168億ユーロを注入しオランダ部門をオランダ政府が株式100%買収一時国有化、ベルギー部門は独自再建方針、とグループは分割されて再建が計られる模様。どうも取り付け騒ぎが起きた様でもある。

ドイツでは商業不動産同国2位のヒポ・レアルエステート・ホールディングスが救済された。

UKでは、(これは少し前の2月だが)中堅ノーザンロック銀行が国有化、そして大手銀行ロイズTSBが住宅金融最大手HBOSを買収、同じく住宅金融大手のブラッドフォード&ビングレー(B&B)も国有化。
スペイン最大の銀行・サンタンデール傘下の英住宅金融会社アビー・ナショナルが、英B&Bのリテール向け預金と支店を買収。債券部門については買い手がつかなかった。故にこれはUK政府が国有化。

スイスの最大手銀行UBSは、巨額損失を出した投資部門等を中心に大幅な人員削減策を実行。

一方で、

欧州全体での銀行救済策が検討されているのかとの噂(質問内容は3000億ユーロ規模)を、EU議長国の仏大統領サルコジは会見でこれを否定。





何故この様になるかは、もう分かっておられる方々も多いだろうが、

当然米国のそれらが中心であるが、そのウォール街を中心に欧州にもネットを張っている、以前から述べるアングロネット、、というか「グローバル」という感じの辺りである。キーワードはそのグルーバルだとか市場原理主義。

こういう雰囲気がチラチラ見えていて、またこういう数字も目にしたりしていたので有り得る事だとは思っていた。例の保険業界が乱発していたCDS等混成CDO等にもその一端は垣間見える。ああ、当然だがあそこら辺で述べた保険業界も大概そういった一味である。

これは少々目にしたOECDの統計であるが、主な金融機関によるファンドへの貸付額。
銀行、投資銀行対ファンド貸付額である。


UBS(70兆円)、メリル・リンチ(40兆円)、モルガン・スタンレー(40兆円)、ドイツ銀行(30兆円)、シティグループ(25兆円)、クレディスイス(25兆円)、JPモルガンチェース(20兆円)、リーマン・ブラザーズ(20兆円)、ゴールドマンサックス(20兆円)等とされています。〔OECD統計/07年12月〕



 基本的にOECDの統計も余りアテにならんと感じてはいて、また上記の数字も、本当にそれだけかなあと思いもするが、それにしたってまあ大した額だ。

それは、例えばそのUBSが大きな対策を取らねばならないのはこの数字を見ても歴然である。リーマンは破綻買収、メリルは実質破綻で救済合併。モルスタは三菱UFJ等の融資救済、ゴールドマンはバークシャー・ハサウェイ等の融資救済、ドイツ銀行やクレディスイスがどうなっているのかは余り聞こえてこなく良く分からないが、またシティも巨額損失を出して大幅なリストラを余儀なくされたり、この後触れるが買収に関してまたゴタゴタしたり、、、

そう、そのシティやJPモルガンにバンク・オブ・アメリカだといった辺りが何でそこまで買いに走れるのかが、「ん?」という事でもある。そう。基本的にこれらの辺りは大概、これまで述べて来た様な詐欺経済の形式でどんどんと資産を吸収し巨大化していった経緯がある。

一方でゴールドマンやモルスタ、無くなったメリルにリーマンにべアーといった投資銀行が何故、(BSEのへたり牛の様に)一挙にへたり込んだかと言えば、自己資本が銀行持ち株会社とは違い圧倒的に低い事にあるのだろう。上位2社を残し買収・合併され、ゴールドマンとモルスタは銀行持ち株会社へと移行した。

つまり、これまでの、イカサマの急先鋒だった自己資本率を極端に抑え債務を高くレバレッジを効かせて収益を上げ倒す事を狙う、というやたらめったらリスキーな論法(何度も述べて来た債務達磨式)はまず終焉を迎えた訳でもある。第何楽章かの終り。


 こうした事から、メガバンクはそれでもまだ欲をかけるしたたかさを見せている。しかし、それもあくまで実体に不良資産を抱えていようから、そうそう余裕ぶっていられるものでもないと思うのだが。そう、例えば先に触れた渦中にあるワコビアなどでも相当な額のCDO、3000億ドル規模を抱えていると言われるのだから。



 次々と注ぎ込まれる公的資金投入の財政出動政策、その中の例の7000億ドル買取り案など、

まずどう考えても、これらを吸収した辺りが、間違いなく政府に不良資産を買えとやって来ようか。特にバンク・オブ・アメリカ、JPモルガン、シティ。勿論、ゴールドマン、モルスタ、ウェルズファーゴ等もそうだろうが。

基本的に、こういった指令はウォール街のその辺りから出ていそうなものだ。
何しろ、ポールソンにしろ財務省、金融当局のズブズブ加減は目を見張るものがある。大体、ポールソン等は完全にその筋の連中。ただし、その他にも大差ないのがうじゃうじゃいて、誰が悪代官で越後屋で、どっちがそうなのかも判別つかなくなる程に混在し、
そう、そしてネットワーク内でパス回しに余念が無く



何度も述べて来た様に、米国の経済から軍事から外交から諜報からもう何でもかんでも、その悪辣卑怯な行ないは大概、政官民一体だ。

一体というか、合体というか、乗っ取られというか、、微妙だが

それも、迷惑をかけられる皆、世界の人々からすれば焦点を絞ったどうでもいい話だ。
その森が魔の森である事に変わりはない。

まあ、破綻危機直下の辺りだとか、ポールソンだとかバーナンキにブッシュだとかその辺りプレイヤーは相当、肝を冷やしている様だが

ただまあ例えばブッシュだとか、その辺の連中に関してはもう詰んでいる(政治生命として終わっている)ので今更というものだが、しつこく悪足掻くならば悪足掻く程に尚、自らの立場や欲しい名声など何も、粉微塵に無くなっていく事を知ればいい。



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