※注:この項目における出来事、事象、また執筆は更新日時現在のものではありません。お取違えなされませぬよう詳細は右に。<07/09/30辺り>
さて、
この度の自民党総裁選であるが、実に意地汚いものであった。
先に触れた流言工作もそうであるが、そもそもの多数派工作におけるやり口も選挙戦におけるやり口も福田側は極めて意地汚い。実に馬鹿げた話だったが、あの「『麻生・与謝野クーデター』なるデマ」はまさにその選挙戦を象徴する所業であった。
政策論戦どころか出馬表明の前に、一夜にして派閥連合合従で一方への支持表明など、どこをどう見れば派閥談合スタイルでないと言いきれるのか。馬鹿馬鹿しいにも程がある。そして、いざ政策論戦となれば常に抽象的な文言をお経の様に唱え、何か違いが見えるポイントや新しい提言には「私もそう思います」「同じ事を考えている」と後追いをし政策対論自体をグダグダに持って行き。麻生が「地方票を頂く」と言えば県連に圧力を掛け、まさに「踏み絵」を踏ませる様なやり方で締め上げる。まあ汚いことよ。
挙げ句の果てには、麻生197票という予想を上回る(彼らにとっての)苦い結果をもってして、「ほら、派閥がこっちと言って全部が従っていないのだから、派閥談合ではないのだ」とくる。よくもまあ恥ずかしげもなくそんな事を言えるものだ。そういうのを厚顔無恥と言う。
それは派閥議員も地方も談合型で締め付けようとしたものの、完遂はし得なかったという結果に過ぎず、それは派閥型の力が弱まっているとは言える一面はあろうが、彼らがやろうとしたのはまさに旧態依然の派閥談合政治への逆行である。詰まらぬ言葉遊びだ。
「国民の政治不信が深刻であり、その信頼回復が至上命題」と所信を述べた福田さん、
言っている事とやっている事が完全に乖離しているのだよ。
これで本気にそう思っているなら病気である。
さて、
この度の自民党総裁選であるが、実に意地汚いものであった。
先に触れた流言工作もそうであるが、そもそもの多数派工作におけるやり口も選挙戦におけるやり口も福田側は極めて意地汚い。実に馬鹿げた話だったが、あの「『麻生・与謝野クーデター』なるデマ」はまさにその選挙戦を象徴する所業であった。
政策論戦どころか出馬表明の前に、一夜にして派閥連合合従で一方への支持表明など、どこをどう見れば派閥談合スタイルでないと言いきれるのか。馬鹿馬鹿しいにも程がある。そして、いざ政策論戦となれば常に抽象的な文言をお経の様に唱え、何か違いが見えるポイントや新しい提言には「私もそう思います」「同じ事を考えている」と後追いをし政策対論自体をグダグダに持って行き。麻生が「地方票を頂く」と言えば県連に圧力を掛け、まさに「踏み絵」を踏ませる様なやり方で締め上げる。まあ汚いことよ。
挙げ句の果てには、麻生197票という予想を上回る(彼らにとっての)苦い結果をもってして、「ほら、派閥がこっちと言って全部が従っていないのだから、派閥談合ではないのだ」とくる。よくもまあ恥ずかしげもなくそんな事を言えるものだ。そういうのを厚顔無恥と言う。
それは派閥議員も地方も談合型で締め付けようとしたものの、完遂はし得なかったという結果に過ぎず、それは派閥型の力が弱まっているとは言える一面はあろうが、彼らがやろうとしたのはまさに旧態依然の派閥談合政治への逆行である。詰まらぬ言葉遊びだ。
「国民の政治不信が深刻であり、その信頼回復が至上命題」と所信を述べた福田さん、
言っている事とやっている事が完全に乖離しているのだよ。
これで本気にそう思っているなら病気である。
与謝野前官房長官が、汚い流言工作であるクーデター説について会見で述べた時、
と言った。ちなみに、当の安倍前首相自身も明確に「そんな事実は存在しない。麻生幹事長、与謝野官房長官の2人をはじめとする政府・与党の皆さんには最後の最後まで、私を力強く支えて頂いた事に対し、深く感謝している。」と強く否定し、こんな事態が「麻生さんに申し訳ない」「与謝野さんに申し訳ない」と何度も口にされ悔やまれていたという。私は、今までのやり方、態度、人となりを鑑みて、彼らが言っている事の方が本当だと、信じられる。論理的にも。
自民党の将来、ひいては日本や世界にまで影響する総裁選を、
正々堂々戦ったのだと福田寄りの彼らは胸を張れるのか。諸々を鑑みて、お世辞にも立派であるとは言えない。
そう思うから、言わせて貰う。
あなた方は卑怯だ
であるから私は福田首相を支持しない。
現実として彼が日本を担ってしまう事になってしまった上は、日本や世界の事を考えれば協力せざるを得ない事もあろうが、
こんな信頼しえない人物をあっさりと認める程私もお人好しじゃないし人間出来ていないのだ。
しかしながら現在の我が国を担うのは彼らである。まあ、でなかったと言って何が出来る訳でもないが、心境は複雑極まりない。
ねえ、もう分かったでしょう?
左派リベラルだとかハト派と称する面々の一体どこが、清廉でクリーンで正しいのか。
国内の自民党内や民主党内のそれや、社民、共産を見たって、海外を見たってそれが如何に見当外れの見解であるのかがもういい加減分かるのでないだろうか。
もういっその事、政界再編でもしたらどうか。
この福田や加藤、河野や山拓、谷垣や古賀や二階などこの辺りは民主の横道や菅などあの辺りの、それぞれ政策や思想の近い面々でグループごと合同させ、逆に自民党内の多少のグレーも含めた大多数は、民主党の例えば長島や前原、枝野、原口、渡辺(周)、黄門様、野田、松原、長妻、安住、藤井、河村、だって沢山いるじゃないか、真っ当と思わしき人物は。小沢だって本当にパアになっていなければ問題ない。更には国民新党を含めて真の政策政党を作ってくれないだろうか。現状では分かりにくい事この上なく、それどころかどっちが優勢となっても互いに獅子身中の虫を抱える身で、いつ足を引っ張られるか、「いつ背後から刺されるか」分かったもんじゃない。このままではいつまでたっても真の改革は進まない。世界どころか、テメーの事、日本単体ですら良い方向へ引っ張って行けるだけのエナジーが生まれない。このままでは駄目だと、焦りすら覚える。
(※08/02/15追付記
ただ、ここはいつも迷う点なのだ。癒着や腐敗の対策、意思表示の明確化としての2大政党論というアイデアは大いに結構な事だと思う。だがそれには条件があって、それが国家観、安全保障、や文化や歴史伝統等に対する尊重など、最低限守るべきものがお互いに備わっているという事。要は、日本という国や地域人々に対する憎しみや他国への誘導目的が相まって破壊に至る、という異常な土壌汚染が無い事が当前の前提条件だ。そうでないと、もし片方が破壊集団化していたらその方に転んだ時、結果は悲惨な事になる。そうすると、白と黒、赤と黒でも青と赤でもいいが、白に近いグレーと黒に近いグレー。この状態においておく事にも、一定の意味が生じてしまう。つまり、現状の日本においてはその最低条件が非常に危うい。
この状態で、前者が高転びに転んで、より危うい意図を見せる後者側に流れようとするならば、やはり純化シャッフルもやむを得ない。その上で何としても心ある、最低限ラインを心得ている範囲、本来のあるべき勢力結集で「多数を確保せねばならない」。これはシャッフル時の絶対条件だ。何よりプライオリティーは高い。動くならば。
その上で、動くならばその時期は、自民、民主の一部<現主流??>がその最低条件を完全に破る時にある。「字面の印象に騙されるべきでない、現状を無視した」人権擁護法案や外国人参政権、そして拉致問題放棄という人権放棄、などがそのリトマス試験紙であると言えるだろう。プライオリティーにおいてはガソリン暫定なんぞどうでもいい。現状では、現在の日本及び周辺国状況では、他国間共同体どころか2大政党論すら拙速なのだと、やはり思えてしまう。
○あくまで2大政党論を念頭に置くならば最低条件の確保。2大的を確保しつつ正常化推進→実りある真の2大政党制。
○それにこだわらないなら、或いは非常事態においてはシャッフルもあり。絶対条件は多数の確保。よりよい政治へ
中長期的に、どちらにせよ最低ラインの正常化は必要。こう思う。)
ところで、
福田総裁指名後に出された党役人事がまた凄い…(苦笑)。
伊吹幹事長、谷垣政調会長、二階総務会長、古賀選対委員長。これで幹事長の所が加藤紘一や山拓辺りだったらある意味完璧である。それこそ思想や利権、はたまたハニートラップにでもかかって傀儡化した、オドロオドロしい妖怪絵図といった所だ。伊吹さん、貴方無邪気に喜んでいる場合じゃないのですよ。相当イメージが悪くなるのを分かっているのですか。
ちなみに、通常は党三役とされるのだが、古賀の意向で選対が四役扱いに格上げにされた。それも、元々は古賀総務会長、二階選対だった福田の意向を古賀がゴネてむしり取ったものだから、二階は仏頂面を更にムスッとさせていたと言うのだからまた面白い。
また、
閣僚については臨時国会前という事もあり、ほぼ留任となった。
変わった点と言えば、麻生、与謝野両氏が閣僚・党役からいずれも外れた事。当然と言えば当然だ。例え慰留されたとしても、あの様な汚いやり口を曝け出された上で信頼をもって仕える事が出来る訳がない。特に、今までの言動を見ても「無用な政争を嫌い、卑怯を嫌う」であろう与謝野氏など完全にそうだと、私などは思う。再任された閣僚は、この上は、党執行部が妙な事を画策しようと負けずに職務を全うして頂きたい。安倍さんの置き土産である。
月並みではあるが、頑張って下さいと、そう応援しています。
そう、変わった点はその影響で、町村氏が外相から官房長官へ。高村氏が防衛相から外相へと移動して、その穴を石破氏が埋め防衛相となった。まあ、順当なところ。文科相が幹事長へ移った伊吹氏の代わりに新任の渡海氏。よう知らん。
ちょっと笑ってしまったのが、また(嫌がって誰も寄り付かないので)中々決まらなかった農水相へ再び若林氏。貧乏神が氏の肩にでも乗っかっているのか不明だが(※08/02/15追記:どもう要は農水プロパーであるから、という事なのだろうね)、こうなったらもう貴方がどうにかするしかない。頑張って下さい、日本の農林水産の為に。
あと、総務相に増田氏、経済財政相に(竹中の弟子である)太田氏が留任であるのも変わらない。
あと、
町村さん。残念ながら貴方は株を落としました。無論、貴方だけではないが。
町村派のあの動きもそうではあるが、官房長官となった会見で麻生氏の処遇・要職慰留について、「閣僚に入って頂きたいと(福田が)要請されたが、自分(麻生)も長い間要職を務めて来たので少し休みたいと言われていた。だったら、何で総裁選に出馬したのか?」といった様な『厭味』を言っていたのをはっきりと見たが。随分とフェアじゃないのがもう、どっかから感染ったのかな?頼りないとは思ってはいたし、それがまた見えたのであるが、基本、間違った人じゃないと思っていたし今もそう思ってはいるのだが、少しガッカリさせられた。
あと、石原伸晃氏。
本当に、福田氏を支持して投票した様に、その政策や考えまで共鳴しているのですか。
ちょっと信じられないのだが、本気だったらこれもガッカリさせられる。
無論、それぞれに人脈的なものや様々な事情があろうから、一概に決めつけるべきではないのだが、
今回の身の振り方はそれなりの、一定の判断材料には充分なり得る。
地方票でも76対65と、派閥談合スタイルの締め付けにもかかわらず麻生氏支持へと大分流れた様に、その党員投票では実際総数では麻生氏の方が多く得票したというのも大変喜ばしい。197-65で132の議員票、16だか18だかしか居ない麻生派以外にこれだけの議員が動いたのが、本当は200を越えては欲しかったが、それでも嬉しくなった。もう済んだんだしいいじゃないかとも思うのだが、迷惑のかからない程度に、誰が動いたのか知りたいものだ。その理由は前述通りである。
多分、これからの日本を引っ張って行くだろう快男児・女傑の多くが、無論それだけにではないがこの中にきっと多く存在している。と、私はそう思う。
麻生さんは正々堂々とよく闘った。それも、
極めて劣勢の中でこの結果を出せたのは、勿論氏自身の力もあるが、彼を支援した人々のお陰である。
議員から市民まで、それこそ自民党本部に(多分)何らかの既存団体的組織動員も無く応援に駆けつけた若者達もそうだ。
安易な煽りや妙な意図に流されなかった皆の、意思の顕れである。
私はその意思に、敬意を表したい。
小泉元首相、貴方のやった大仕事は意識改革として根付き、何かを変えようと今も芽吹き始めている。それを継いだ安倍前首相のやった事も決して無駄ではない。その光を消すまいと、その体力を削り取られるまでに苦心したのだ。
先生達の今やるべき事はそれを消し捻り潰してしまう事でなく、その自身が蒔いた光の種が、見事に根を張り茎を伸ばし、葉を広げ、その光の華を辺り一面を照らす事が何時か出来る様に、水をやり、温かく照らしてやる事ではないか。それは単に郵政問題にばかりこだわるべきものではないのでないか。
「〜〜私はこれは自民党の将来をかけた総裁選挙なんで、きちっと品格のある総裁選をやっていただきたいと思っている。麻生さんは幹事長として、私は官房長官として総理に仕える身でございますから、きちんと総理を支えるという任務あるいは使命感に違背した行動を取ったことは一度もありませんし、行動も言葉も官房長官としての則(のり)を超えたことは一度もありません。心ない人のそのような宣伝については、心のないことだなと嘆くばかりでございます」
と言った。ちなみに、当の安倍前首相自身も明確に「そんな事実は存在しない。麻生幹事長、与謝野官房長官の2人をはじめとする政府・与党の皆さんには最後の最後まで、私を力強く支えて頂いた事に対し、深く感謝している。」と強く否定し、こんな事態が「麻生さんに申し訳ない」「与謝野さんに申し訳ない」と何度も口にされ悔やまれていたという。私は、今までのやり方、態度、人となりを鑑みて、彼らが言っている事の方が本当だと、信じられる。論理的にも。
自民党の将来、ひいては日本や世界にまで影響する総裁選を、
正々堂々戦ったのだと福田寄りの彼らは胸を張れるのか。諸々を鑑みて、お世辞にも立派であるとは言えない。
そう思うから、言わせて貰う。
あなた方は卑怯だ
であるから私は福田首相を支持しない。
現実として彼が日本を担ってしまう事になってしまった上は、日本や世界の事を考えれば協力せざるを得ない事もあろうが、
こんな信頼しえない人物をあっさりと認める程私もお人好しじゃないし人間出来ていないのだ。
しかしながら現在の我が国を担うのは彼らである。まあ、でなかったと言って何が出来る訳でもないが、心境は複雑極まりない。
ねえ、もう分かったでしょう?
左派リベラルだとかハト派と称する面々の一体どこが、清廉でクリーンで正しいのか。
国内の自民党内や民主党内のそれや、社民、共産を見たって、海外を見たってそれが如何に見当外れの見解であるのかがもういい加減分かるのでないだろうか。
もういっその事、政界再編でもしたらどうか。
この福田や加藤、河野や山拓、谷垣や古賀や二階などこの辺りは民主の横道や菅などあの辺りの、それぞれ政策や思想の近い面々でグループごと合同させ、逆に自民党内の多少のグレーも含めた大多数は、民主党の例えば長島や前原、枝野、原口、渡辺(周)、黄門様、野田、松原、長妻、安住、藤井、河村、だって沢山いるじゃないか、真っ当と思わしき人物は。小沢だって本当にパアになっていなければ問題ない。更には国民新党を含めて真の政策政党を作ってくれないだろうか。現状では分かりにくい事この上なく、それどころかどっちが優勢となっても互いに獅子身中の虫を抱える身で、いつ足を引っ張られるか、「いつ背後から刺されるか」分かったもんじゃない。このままではいつまでたっても真の改革は進まない。世界どころか、テメーの事、日本単体ですら良い方向へ引っ張って行けるだけのエナジーが生まれない。このままでは駄目だと、焦りすら覚える。
(※08/02/15追付記
ただ、ここはいつも迷う点なのだ。癒着や腐敗の対策、意思表示の明確化としての2大政党論というアイデアは大いに結構な事だと思う。だがそれには条件があって、それが国家観、安全保障、や文化や歴史伝統等に対する尊重など、最低限守るべきものがお互いに備わっているという事。要は、日本という国や地域人々に対する憎しみや他国への誘導目的が相まって破壊に至る、という異常な土壌汚染が無い事が当前の前提条件だ。そうでないと、もし片方が破壊集団化していたらその方に転んだ時、結果は悲惨な事になる。そうすると、白と黒、赤と黒でも青と赤でもいいが、白に近いグレーと黒に近いグレー。この状態においておく事にも、一定の意味が生じてしまう。つまり、現状の日本においてはその最低条件が非常に危うい。
この状態で、前者が高転びに転んで、より危うい意図を見せる後者側に流れようとするならば、やはり純化シャッフルもやむを得ない。その上で何としても心ある、最低限ラインを心得ている範囲、本来のあるべき勢力結集で「多数を確保せねばならない」。これはシャッフル時の絶対条件だ。何よりプライオリティーは高い。動くならば。
その上で、動くならばその時期は、自民、民主の一部<現主流??>がその最低条件を完全に破る時にある。「字面の印象に騙されるべきでない、現状を無視した」人権擁護法案や外国人参政権、そして拉致問題放棄という人権放棄、などがそのリトマス試験紙であると言えるだろう。プライオリティーにおいてはガソリン暫定なんぞどうでもいい。現状では、現在の日本及び周辺国状況では、他国間共同体どころか2大政党論すら拙速なのだと、やはり思えてしまう。
○あくまで2大政党論を念頭に置くならば最低条件の確保。2大的を確保しつつ正常化推進→実りある真の2大政党制。
○それにこだわらないなら、或いは非常事態においてはシャッフルもあり。絶対条件は多数の確保。よりよい政治へ
中長期的に、どちらにせよ最低ラインの正常化は必要。こう思う。)
ところで、
福田総裁指名後に出された党役人事がまた凄い…(苦笑)。
伊吹幹事長、谷垣政調会長、二階総務会長、古賀選対委員長。これで幹事長の所が加藤紘一や山拓辺りだったらある意味完璧である。それこそ思想や利権、はたまたハニートラップにでもかかって傀儡化した、オドロオドロしい妖怪絵図といった所だ。伊吹さん、貴方無邪気に喜んでいる場合じゃないのですよ。相当イメージが悪くなるのを分かっているのですか。
ちなみに、通常は党三役とされるのだが、古賀の意向で選対が四役扱いに格上げにされた。それも、元々は古賀総務会長、二階選対だった福田の意向を古賀がゴネてむしり取ったものだから、二階は仏頂面を更にムスッとさせていたと言うのだからまた面白い。
また、
閣僚については臨時国会前という事もあり、ほぼ留任となった。
変わった点と言えば、麻生、与謝野両氏が閣僚・党役からいずれも外れた事。当然と言えば当然だ。例え慰留されたとしても、あの様な汚いやり口を曝け出された上で信頼をもって仕える事が出来る訳がない。特に、今までの言動を見ても「無用な政争を嫌い、卑怯を嫌う」であろう与謝野氏など完全にそうだと、私などは思う。再任された閣僚は、この上は、党執行部が妙な事を画策しようと負けずに職務を全うして頂きたい。安倍さんの置き土産である。
月並みではあるが、頑張って下さいと、そう応援しています。
そう、変わった点はその影響で、町村氏が外相から官房長官へ。高村氏が防衛相から外相へと移動して、その穴を石破氏が埋め防衛相となった。まあ、順当なところ。文科相が幹事長へ移った伊吹氏の代わりに新任の渡海氏。よう知らん。
ちょっと笑ってしまったのが、また(嫌がって誰も寄り付かないので)中々決まらなかった農水相へ再び若林氏。貧乏神が氏の肩にでも乗っかっているのか不明だが(※08/02/15追記:どもう要は農水プロパーであるから、という事なのだろうね)、こうなったらもう貴方がどうにかするしかない。頑張って下さい、日本の農林水産の為に。
あと、総務相に増田氏、経済財政相に(竹中の弟子である)太田氏が留任であるのも変わらない。
あと、
町村さん。残念ながら貴方は株を落としました。無論、貴方だけではないが。
町村派のあの動きもそうではあるが、官房長官となった会見で麻生氏の処遇・要職慰留について、「閣僚に入って頂きたいと(福田が)要請されたが、自分(麻生)も長い間要職を務めて来たので少し休みたいと言われていた。だったら、何で総裁選に出馬したのか?」といった様な『厭味』を言っていたのをはっきりと見たが。随分とフェアじゃないのがもう、どっかから感染ったのかな?頼りないとは思ってはいたし、それがまた見えたのであるが、基本、間違った人じゃないと思っていたし今もそう思ってはいるのだが、少しガッカリさせられた。
あと、石原伸晃氏。
本当に、福田氏を支持して投票した様に、その政策や考えまで共鳴しているのですか。
ちょっと信じられないのだが、本気だったらこれもガッカリさせられる。
無論、それぞれに人脈的なものや様々な事情があろうから、一概に決めつけるべきではないのだが、
今回の身の振り方はそれなりの、一定の判断材料には充分なり得る。
地方票でも76対65と、派閥談合スタイルの締め付けにもかかわらず麻生氏支持へと大分流れた様に、その党員投票では実際総数では麻生氏の方が多く得票したというのも大変喜ばしい。197-65で132の議員票、16だか18だかしか居ない麻生派以外にこれだけの議員が動いたのが、本当は200を越えては欲しかったが、それでも嬉しくなった。もう済んだんだしいいじゃないかとも思うのだが、迷惑のかからない程度に、誰が動いたのか知りたいものだ。その理由は前述通りである。
多分、これからの日本を引っ張って行くだろう快男児・女傑の多くが、無論それだけにではないがこの中にきっと多く存在している。と、私はそう思う。
麻生さんは正々堂々とよく闘った。それも、
極めて劣勢の中でこの結果を出せたのは、勿論氏自身の力もあるが、彼を支援した人々のお陰である。
議員から市民まで、それこそ自民党本部に(多分)何らかの既存団体的組織動員も無く応援に駆けつけた若者達もそうだ。
安易な煽りや妙な意図に流されなかった皆の、意思の顕れである。
私はその意思に、敬意を表したい。
小泉元首相、貴方のやった大仕事は意識改革として根付き、何かを変えようと今も芽吹き始めている。それを継いだ安倍前首相のやった事も決して無駄ではない。その光を消すまいと、その体力を削り取られるまでに苦心したのだ。
先生達の今やるべき事はそれを消し捻り潰してしまう事でなく、その自身が蒔いた光の種が、見事に根を張り茎を伸ばし、葉を広げ、その光の華を辺り一面を照らす事が何時か出来る様に、水をやり、温かく照らしてやる事ではないか。それは単に郵政問題にばかりこだわるべきものではないのでないか。
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