今年2008年3月は下旬の22日(ついこの間だね)、台湾で総統選挙が行われ、国民党の馬英九が民進党の謝長廷を下し当選、総統席に着いた。これを早く書かねばと思いつつ今になったのだが、まあ丁度分かり易い時期でもあるからいい。
元々そう見ていたのであるし、かと言って、確か当時は他の事情で薄ら耳に入るくらいだったしやはり不明な点もあるので、本当にそんな事をやるだろうかとか、とにかく胡散臭い思いだったものだ。台湾の内部事情というか、取り敢えず李登輝さんはどう見ているのだろうと気になってはいた。それでもって、成る程やはりそうかと合点がいく。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
初期中期の国民党というのが極めて反日的であったというのは折に触れて述べているが、この頃の国民党というのはチャイナ内部での国共内戦の尾を引いて当然、北京共産党とは犬猿の仲だった。(※補足:大戦期チャイナの勢力・主導支援相関/共産党=ソ連、国民党=米国、南京国民党=日本)
本当に気の毒なのが台湾で、大東亜戦で日本が敗戦してしまった事により帰属がどうなるのだろうかという折りにそのチャイナ国共内戦で敗れたチャイニーズ国民党がこの地に雪崩れ込んできたのだ。特に当時世代の台湾人の方がそう言われる通り、もう本当にこれ程迷惑な事はない。そしてこの問題が今でも、根本的に台湾海峡問題と絡み尾を引いて燻っている。台湾に雪崩れ込んだ国民党チャイニーズは、政治的にも国民党一党独裁軍事体制でもう本当にやりたい放題だったという。蒋一家の国の私物化、圧政、白色テロ等に見られる弾圧も酷く、特に親日・愛日的である人は弾圧の対象にされて苦しんだと言われる。風紀や倫理も乱れ、賄賂社会の横行、教員が生徒の成績をワイロで操作するというという様な事が当たり前になってしまったと、ある翁が嘆いておられる。流石に今はそんな事はあまり無いのだろうが、そういった悪しき習慣に染まったチャイニーズの感覚だと、教師や警官、役人になったら豪邸が建つ、そうだ。これはある知り合いの、以前日本語学校の教師をしていた人に聞いた話だが、チャイニーズ(コリアンもだったかな、、はっきり覚えていない)の生徒は単位や成績がヤバくなるとモノや金を持って来たり、泣いてどうにかしてくれと平気でゴね、そんな事は出来ないと断られこれが駄目だと分かるとそれはそれで諦めて、次に見るとケロッとしているそうだ。大陸特有の踏み倒し文化、賄賂文化か。んん、、、文化と言うべきなのだろうか、悪弊だろうな。
とにかく台湾も韓国朝鮮もケースとしてそれは相違点はあるが、何れも周辺大国や何かの思惑に振り回されて彼らも辛い時代を歩んで来た事は間違いない。
まあ、レイシズムと帝国主義が吹き荒れたあの時代、草狩り場の様に権益支配されたチャイナにしたってそうで、基本的に植民地支配、すなわちレイシズムとエンペラリズムの大きなパワーが及び差し迫った国地域で苦難の無かった所など無かっただろう。ただその中で、もう何度も述べたかもしれないが言っておきたいのが、日本の政策についてこれをエンペラリズムだったと言われたり、それは悪い面もあっただろう事は認めこれは甘んじて受けても、レイシズムだとか植民地支配がどうとかで、とにかく何が何でも日本が一等悪い、等と理不尽に言われるのは我慢ならない。ある程度でも歴史を観ていれば、そうでない事は分かるはずだ。主張していた事や、例えばその治世を鑑みても明らかに日本のそれの方がどちらかと言えば better である(※例えば台湾や朝鮮が植民地だったと言う人がいるが、その認識は明らかに違う。日本は朝鮮、台湾を内地と同じく日本として遇していたのであり、そのインフラにしろ医療だろうが教育だろうがその人的、資本的投資は桁違いである。欧米と同じの植民地主義だというなら、それなら宗主国が植民地に膨大な投資をしていた様な事例があるのかと。そんな話はまず聞いた事が無い。つまり簡単に言えば日本は台湾や朝鮮を同じ仲間として共に歩もうとしていたに違いない。でなければこんな政策は決して採れない。)。列強の衝突経緯についても触れだすと長くなるので端折るが、結局の所、概ね支配利害の対立から発生したものであり、やはりその中でも日本が主張していた事は少なからず間違っていない。例えば、レイシズムも何も、そもそも列強の中でも日本は唯一差別される側である有色人種国家である。差別主義(レイシズム)反対と植民地支配されているアジア(やアフリカ)の開放と(民族)独立。この主張のどこが間違っているだろうか。間違っていなかったから、曲がりなりにも今のこの時代、そうなって来たのだろう。
とにかく北東アジアについて見れば、
まだ分断されている朝鮮半島も、台湾も本当に辛い時代だったと、ほんの少し歴史を観ていてもそう感じられる。
だからとかしかしとか言う訳ではないが、昨今の余りに理不尽に寄せられる日本への痛みについても少しは分かって欲しいなあと本当に思いもするが、それでもその総体的な行いや態度というか雰囲気というかと現状、世界の仕打ちを見て台湾ほど気の毒に思う国もそうそう無く、むしろどうにか助けてあげられないかと、思い出す度に思う。まだ今に至ってもこの国は、(主にチャイナ北京共産党が邪魔するので)世界的な色々な機関(UNなんかでも)でも国家として認められておらず、チャイナ北京共産党はともかく米国にも、そして非常に親日的である国なのに日本にですら国家として承認されていない。世界中どこの人だってみんな、大概が台湾はチャイナじゃない、既に独立した国家だと分かっているはずなのにである。本当に申し訳なくなってくるというか、この国を必ず救ってあげなければならないと思う。日本一国でどうという話でもない世界レベルの問題でもあり、中東を始めとした多くの問題から、どうも地球そのものの人が存在する為の環境、ハコが保守出来るかという懸念すらもが現実化している現状。これらを解決して行く為に、一つ一つ、同時進行にでも紐解いて、ジリジリ悪化する今を変えて行かなければならない。その為にもまた、まずテメー(日本)もしっかりしないと駄目なんだ。
さて脱線した。戻って、
国民党とチャイナ北京共産党の対立両岸構造がある中、時が経て台湾にある英雄が現れた。
それが李登輝である。
彼はその軍事一党独裁体制にあった国民党の中から総統に着き、これを変革して現在の民主体制へと台湾を導いた。
この変遷期に前政権与党である民進党も産まれ、これが選挙により政権を獲得しこの間まで陳水編の元で台湾は進んで来ていた。
ただここで困った事に、国民党は野党となった事で、北京共産党との敵対意識よりも、何だかチャイニーズ(中国人)意識を優先させていつの間にかこれ(北京共産党)にすり寄る様になったのである。対中融和・宥和というか、北京共産党と共謀して台湾や、或いは日本、日台関係に悪さするのは、大概表向きはここら辺。その表面としても、表向きは台湾の顔をして偽装を謀るのだが、意識的に極めてチャイナなのである。
こういった複雑な変遷があるのだが、何が問題といってつまり、チャイニーズ国民党が流れて来た事により台湾にはタイワニーズ(台湾人)とチャイニーズ(中国人/大陸系)が存在してあまり融和せず確執が残っている。これが、尾を引いているという部分だ。
補足すると、これを本省人(タイワニーズ)と外省人(チャイニーズ)といい(人口比では確か前者が約90%、後者が10%程度)、基本的に融和するつもりがそもそも無い様であるのが、これまで述べてきた様に外省人と言われるチャイニーズなのである。何しろその国民党リーダーだった蒋介石は、自分はチャイニーズなのだから棺は何時か必ずチャイナ本土に葬る様に、と生きて来た台湾を尻目に死してまでチャイナ意識を残し、その棺を台湾の土地から数センチ浮かせて今も葬られているというのだから。これは文化の違いと捉える事も可能なのかも知れないが、本当にそうなのだろうかと信じられない気持ちになる様な行動だ。
何度か折りに触れてきた、あの明石元二郎という台湾総督府総督をも務めた人物などは、つくづく台湾を思いこれに尽くし、そして死しても尚、「余は死して護国の鬼になり、台民の鎮護たらざるべからず」と言い残し台湾の土になった。その(日本時代と初中期国民党の)治世から何からが余りにも異差に激しく、非常にコントラストとして明確に見えるので、台湾海峡・台中両岸問題と相まって余計に、日本時代が良かった、と台湾人に思わせる部分もあると言われる。多分そういう面も強いのだろう。ただ、台湾の人々に気持ちが通じ、これが消えてしまわないで今も残っているのは、こういう人達が居たからだと思う。そして、李登輝という英雄が出現し、おかしくなりかけていた台湾を引き戻した。明石、後藤(新平)、新渡戸ら、その後輩がまた李登輝や、例えば他にも金美齢さんや蔡焜燦さんの様な人でもあり、その後輩がまた我々でもあるのだと。本当にそう思う。
またこういう背景から、台湾は非常に世代間ギャップもある様であり、つまり爺ちゃん婆ちゃんの世代と、初中期国民党の反日教育を受けている世代、そして李登輝以後の若い世代に、例えばその対日感情でも結構異差もあるそうである。ただ、何れにしても燻っている本・外省人問題は結構はっきりしている。
余り知られてはいないかも知れないがつまり、台湾も(ケースとしてちょっと珍しいが、こういう)民族問題を抱えている。
元々そう見ていたのであるし、かと言って、確か当時は他の事情で薄ら耳に入るくらいだったしやはり不明な点もあるので、本当にそんな事をやるだろうかとか、とにかく胡散臭い思いだったものだ。台湾の内部事情というか、取り敢えず李登輝さんはどう見ているのだろうと気になってはいた。それでもって、成る程やはりそうかと合点がいく。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
初期中期の国民党というのが極めて反日的であったというのは折に触れて述べているが、この頃の国民党というのはチャイナ内部での国共内戦の尾を引いて当然、北京共産党とは犬猿の仲だった。(※補足:大戦期チャイナの勢力・主導支援相関/共産党=ソ連、国民党=米国、南京国民党=日本)
本当に気の毒なのが台湾で、大東亜戦で日本が敗戦してしまった事により帰属がどうなるのだろうかという折りにそのチャイナ国共内戦で敗れたチャイニーズ国民党がこの地に雪崩れ込んできたのだ。特に当時世代の台湾人の方がそう言われる通り、もう本当にこれ程迷惑な事はない。そしてこの問題が今でも、根本的に台湾海峡問題と絡み尾を引いて燻っている。台湾に雪崩れ込んだ国民党チャイニーズは、政治的にも国民党一党独裁軍事体制でもう本当にやりたい放題だったという。蒋一家の国の私物化、圧政、白色テロ等に見られる弾圧も酷く、特に親日・愛日的である人は弾圧の対象にされて苦しんだと言われる。風紀や倫理も乱れ、賄賂社会の横行、教員が生徒の成績をワイロで操作するというという様な事が当たり前になってしまったと、ある翁が嘆いておられる。流石に今はそんな事はあまり無いのだろうが、そういった悪しき習慣に染まったチャイニーズの感覚だと、教師や警官、役人になったら豪邸が建つ、そうだ。これはある知り合いの、以前日本語学校の教師をしていた人に聞いた話だが、チャイニーズ(コリアンもだったかな、、はっきり覚えていない)の生徒は単位や成績がヤバくなるとモノや金を持って来たり、泣いてどうにかしてくれと平気でゴね、そんな事は出来ないと断られこれが駄目だと分かるとそれはそれで諦めて、次に見るとケロッとしているそうだ。大陸特有の踏み倒し文化、賄賂文化か。んん、、、文化と言うべきなのだろうか、悪弊だろうな。
とにかく台湾も韓国朝鮮もケースとしてそれは相違点はあるが、何れも周辺大国や何かの思惑に振り回されて彼らも辛い時代を歩んで来た事は間違いない。
まあ、レイシズムと帝国主義が吹き荒れたあの時代、草狩り場の様に権益支配されたチャイナにしたってそうで、基本的に植民地支配、すなわちレイシズムとエンペラリズムの大きなパワーが及び差し迫った国地域で苦難の無かった所など無かっただろう。ただその中で、もう何度も述べたかもしれないが言っておきたいのが、日本の政策についてこれをエンペラリズムだったと言われたり、それは悪い面もあっただろう事は認めこれは甘んじて受けても、レイシズムだとか植民地支配がどうとかで、とにかく何が何でも日本が一等悪い、等と理不尽に言われるのは我慢ならない。ある程度でも歴史を観ていれば、そうでない事は分かるはずだ。主張していた事や、例えばその治世を鑑みても明らかに日本のそれの方がどちらかと言えば better である(※例えば台湾や朝鮮が植民地だったと言う人がいるが、その認識は明らかに違う。日本は朝鮮、台湾を内地と同じく日本として遇していたのであり、そのインフラにしろ医療だろうが教育だろうがその人的、資本的投資は桁違いである。欧米と同じの植民地主義だというなら、それなら宗主国が植民地に膨大な投資をしていた様な事例があるのかと。そんな話はまず聞いた事が無い。つまり簡単に言えば日本は台湾や朝鮮を同じ仲間として共に歩もうとしていたに違いない。でなければこんな政策は決して採れない。)。列強の衝突経緯についても触れだすと長くなるので端折るが、結局の所、概ね支配利害の対立から発生したものであり、やはりその中でも日本が主張していた事は少なからず間違っていない。例えば、レイシズムも何も、そもそも列強の中でも日本は唯一差別される側である有色人種国家である。差別主義(レイシズム)反対と植民地支配されているアジア(やアフリカ)の開放と(民族)独立。この主張のどこが間違っているだろうか。間違っていなかったから、曲がりなりにも今のこの時代、そうなって来たのだろう。
とにかく北東アジアについて見れば、
まだ分断されている朝鮮半島も、台湾も本当に辛い時代だったと、ほんの少し歴史を観ていてもそう感じられる。
だからとかしかしとか言う訳ではないが、昨今の余りに理不尽に寄せられる日本への痛みについても少しは分かって欲しいなあと本当に思いもするが、それでもその総体的な行いや態度というか雰囲気というかと現状、世界の仕打ちを見て台湾ほど気の毒に思う国もそうそう無く、むしろどうにか助けてあげられないかと、思い出す度に思う。まだ今に至ってもこの国は、(主にチャイナ北京共産党が邪魔するので)世界的な色々な機関(UNなんかでも)でも国家として認められておらず、チャイナ北京共産党はともかく米国にも、そして非常に親日的である国なのに日本にですら国家として承認されていない。世界中どこの人だってみんな、大概が台湾はチャイナじゃない、既に独立した国家だと分かっているはずなのにである。本当に申し訳なくなってくるというか、この国を必ず救ってあげなければならないと思う。日本一国でどうという話でもない世界レベルの問題でもあり、中東を始めとした多くの問題から、どうも地球そのものの人が存在する為の環境、ハコが保守出来るかという懸念すらもが現実化している現状。これらを解決して行く為に、一つ一つ、同時進行にでも紐解いて、ジリジリ悪化する今を変えて行かなければならない。その為にもまた、まずテメー(日本)もしっかりしないと駄目なんだ。
さて脱線した。戻って、
国民党とチャイナ北京共産党の対立両岸構造がある中、時が経て台湾にある英雄が現れた。
それが李登輝である。
彼はその軍事一党独裁体制にあった国民党の中から総統に着き、これを変革して現在の民主体制へと台湾を導いた。
この変遷期に前政権与党である民進党も産まれ、これが選挙により政権を獲得しこの間まで陳水編の元で台湾は進んで来ていた。
ただここで困った事に、国民党は野党となった事で、北京共産党との敵対意識よりも、何だかチャイニーズ(中国人)意識を優先させていつの間にかこれ(北京共産党)にすり寄る様になったのである。対中融和・宥和というか、北京共産党と共謀して台湾や、或いは日本、日台関係に悪さするのは、大概表向きはここら辺。その表面としても、表向きは台湾の顔をして偽装を謀るのだが、意識的に極めてチャイナなのである。
こういった複雑な変遷があるのだが、何が問題といってつまり、チャイニーズ国民党が流れて来た事により台湾にはタイワニーズ(台湾人)とチャイニーズ(中国人/大陸系)が存在してあまり融和せず確執が残っている。これが、尾を引いているという部分だ。
補足すると、これを本省人(タイワニーズ)と外省人(チャイニーズ)といい(人口比では確か前者が約90%、後者が10%程度)、基本的に融和するつもりがそもそも無い様であるのが、これまで述べてきた様に外省人と言われるチャイニーズなのである。何しろその国民党リーダーだった蒋介石は、自分はチャイニーズなのだから棺は何時か必ずチャイナ本土に葬る様に、と生きて来た台湾を尻目に死してまでチャイナ意識を残し、その棺を台湾の土地から数センチ浮かせて今も葬られているというのだから。これは文化の違いと捉える事も可能なのかも知れないが、本当にそうなのだろうかと信じられない気持ちになる様な行動だ。
何度か折りに触れてきた、あの明石元二郎という台湾総督府総督をも務めた人物などは、つくづく台湾を思いこれに尽くし、そして死しても尚、「余は死して護国の鬼になり、台民の鎮護たらざるべからず」と言い残し台湾の土になった。その(日本時代と初中期国民党の)治世から何からが余りにも異差に激しく、非常にコントラストとして明確に見えるので、台湾海峡・台中両岸問題と相まって余計に、日本時代が良かった、と台湾人に思わせる部分もあると言われる。多分そういう面も強いのだろう。ただ、台湾の人々に気持ちが通じ、これが消えてしまわないで今も残っているのは、こういう人達が居たからだと思う。そして、李登輝という英雄が出現し、おかしくなりかけていた台湾を引き戻した。明石、後藤(新平)、新渡戸ら、その後輩がまた李登輝や、例えば他にも金美齢さんや蔡焜燦さんの様な人でもあり、その後輩がまた我々でもあるのだと。本当にそう思う。
またこういう背景から、台湾は非常に世代間ギャップもある様であり、つまり爺ちゃん婆ちゃんの世代と、初中期国民党の反日教育を受けている世代、そして李登輝以後の若い世代に、例えばその対日感情でも結構異差もあるそうである。ただ、何れにしても燻っている本・外省人問題は結構はっきりしている。
余り知られてはいないかも知れないがつまり、台湾も(ケースとしてちょっと珍しいが、こういう)民族問題を抱えている。
2008.3.26 08:47李登輝インタビュー
【馬英九新総統】
彼のいいところは、正直なところだ。汚職をやったという人もいるが、僕は信じない。孤立的で独り善がりの面もあるが、近代的でもある。父親は彼を総統にしようと、厳しく教育してきた。ただ、「中国人」(外省系=中国大陸籍)でもあり、公に尽くすかはわからない。彼が来たら私の本を読ませよう。「奥の細道」もね。20年後の台湾は新総統の努力次第で大きく変わる。何をすればこの総統の時代に台湾が飛躍できるのか? 私も今、考えているところだ。
【対日関係】
台湾経済を伸ばすには日本の技術が必要だ。どう提携するか。日台関係をよくしていく必要がある。私は国民党を除名された立場ではあるが、相手が頼みに来るなら、知恵と経験は大いに生かしたい。駐日代表をやるには年をとりすぎたが、フリーランサーという形なら何かできると思う。
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馬氏は尖閣諸島の帰属問題などで厳しい対日姿勢もとってきたが、李氏は「総統になった以上、(対日関係で)謙虚になる必要がある」と指摘。「台湾は(中国より高度な)技術力が必要で、そのためにも技術提携など日本との関係をよくすべきだ」と対日関係の前進を強く促した。
(産経)
町村氏「極めて遺憾」 台湾船の領海侵犯
2008.6.16 11:45(産経)
町村信孝官房長官は16日午前の記者会見で、台湾の抗議船「全家福6号」と巡視船3隻が同日朝に日本の領海内に侵入し、尖閣諸島・魚釣島周辺を航行したことについて、「再三警告したにもかかわらず、領海侵犯が発生したことは誠に遺憾だ」と述べ、不快感を示した。
町村氏は「尖閣諸島は、わが国固有の領土だ。今回の事態で地域の平和が乱されてはいけない。冷静に対応することが必要だ」と述べ、台湾側に冷静な対応を求めた。領海侵入の要因となった日本の巡視船と台湾遊漁船の衝突事故については、「(遊漁船が)沈んだのは双方に問題があったという認識だ」と述べた。
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