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書き綴っていたもの、某所にて公開していた随筆を(幾らか整理して)新たに開設公開。こちらの方は時事や政治、歴史や文化カルチャー等の話が多くなっております。(気分一新大規模改築。ほぼ整ってきたかな。ただ、過去原稿移植は進まず…)全エントリ一覧はまだ設置されていないので、ご不便をお掛けしますがカレンダー及び時系列アーカイブ等から飛んで頂くようお願い致します。製作は大変だねぇ…
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やれやれ…自民党は何がやりたいんだか。政治やれよ政治。
安倍晋三元首相と同じ様な時期に電撃辞任がどうとか、、、

全然違うな。

こんなもんは完全に選挙対策だろう。
「福田では衆院選が戦えない」、完璧に党の意向(引っ付いてる公明・新興宗教団体も)だ。
これをもってほとんど誠実な政治への態度を放棄していると看做されても仕方が無い動きだが、分かっとらんのだろうか。やる事は山ほどあろうに。

と言うか、だったら内閣改造なんぞよりそもそもサミット終了後に一段落で総裁選をやっておけば良かったのだ。私はどれか(続投のみ、続投改造、総裁選、解散)やるならそれが一番だとも思っていたが、もう何なのだろう、このみっともない一幕は。この糸を引いている辺りは、何とも…浅慮だ。




所で、

あの苦闘し続けた悲壮感漂う安倍前首相の辞任とは(多分)違い、何とも白けた劇だった様で、TVニュースを見る限りでは思いのほかボロクソに言われている様でもない様な、まあええか、の様なユルい雰囲気。私などは疲れて寝ていた(笑)。安倍さんの時は腹が立ってしょうがなかったが。悪いが福田さんは、左程どうとも思わん。多分、世間も政界もそう思っているのだろう。

大体、元々の来歴というか実績というか内容(売国的)が悪過ぎた上、人気も無い。
という点を鑑みると、サミット時にもそう述べたが思いのほか頑張ったんじゃなかろうかとも、冷静に見てそう思う。よう、あんまり売国発言なり行動なりをせず抑えたものだと。ただし、端々で危うく見え見えたものだが。(そう言えば、また農水省で爆発している様だが、元々あの忌まわしき人権擁護法案<という名の人権侵害助長・悪法案>なりを思い切り中心になって煽りに煽っていた太田誠一だけに、誰も守る気もしないのだろうか…/苦笑)


この内閣での成果としては、
何と言っても公務員制度改革だろう。渡辺喜美・前行革担当大臣、彼が男泣きしながらよく頑張ったのが記憶にも残る。

後は、社会保障改革の先鞭、まあ本当に先鞭だがそういった道の一歩は行ったかという感じだが、そもそも折角あれほど政界きっての経済・財政・金融政策通を固めた(与謝野・伊吹・谷垣・舛添大臣等)人事はまたおじゃんか?冗談じゃない、勿体無い。
その他、消費者庁設置、道路特定財源の一般財源化。といった辺りか。



で、

この総裁選で選んだ総理は、もう完全にワンポイントリリーフで政治するつもりはないのだろうか。臨時国会で補正だけ組んで、しかもバラ撒き(財政出動)で国民の歓心を得て衆院選に向かいたいだとか、選対にポピュリズム、そういう汚れた打算だけが透けて見えるのだが、

もう与党・自民党は死んでしまったのだろうか(政教分離原則違反の公明は論外)?

嗚呼、、何たる始末



いや、自民党にはまだ本物の政治家もいるはずだ。
民主党にもいるはずだ。その他にも。あと、、

基本的に多くが勘違いしているのが、カルトの解散、の後にその個人個人は死ぬのか?
違う。完全にその考えの筋が、執着固執、マインドコントロール故の錯覚なのだ。例えば政治でも、本当に能力(と心)のある人物は評価されて違法(憲法違反)でもなくなり、足枷の取れた能力が発揮される未来が待っている。全てが同じである。私が今まで述べてきている事は。


とにかく、

なあ「日本丸で行こうぜ」一丸となって。と思うのだが、
無理なのか?じゃあ何がやりたいんだ、どうしたいんだ

それは、選挙は選挙で、これは勝負だからその時はその時で、いざ尋常にされれば善い。

日本は、こんなしょうもない事をしている時じゃないと思うのだが、



そう、単純な様で分かり辛い。





日本ほどその政治内面の動き、要素が見通し辛い国もそうそうないのかも知れない。
福田の辞任の意味ではない。その裏に隠れているもの。
自民・民主じゃない。入り乱れている。

その水面下で蠢いているもの。

一見平和で平穏な表面の奥で、渦巻いている混沌。



混沌の中で蠢いている存在は、多く、闇に魅入られている。

ただし、そうでない存在がいるのも間違いない。

ただ、それも含めて彼等は自分達の存在を一方で貶め、魂を汚し、一方で他を見下し貶める。
敵か味方かという観点の麻痺。他の存在などその辺に転がっている石ころの様に感じる麻痺。抜けられない闇の網。
彼等は魔物でも妖怪でもない。しかし魅入られている。
そして踏み外し続ける限り、そこから抜けられない。
そして何時しか自分達を本当に「そんな存在」だと、諦める様に錯覚してしまう。


それは錯覚だ。


完全に闇である存在など人において有り得はしない。それは概念だ。
必ずその心にはまた光の存在がある。これもパーフェクトなど無いが



人間だ。



人の世界は、人が真にそう思い、考え、行動すれば変える事が必ず出来る。

こんな状況は、世界へと繋がっている。

俺は、故に変えたい。



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お前はもっと上に行け、そう言う人達がいる

それはどういう事を言っているのだろう?

もっともっと先へ行け、その責任がある。そう言う人達がいて

また一方で非難囂々。あの手この手で、口を極めて罵られる。
何かを変えようと願う事、考える事、するという事とは、そういう事なのだろうか。

難儀なものだ









今世界に覆う闇

大なり小なり、意識しようがしまいがこれに多大な影響を受けて人々は生きている。
アングロ・アメリカン覇権主義(付随する一部の過激なシオニズム)。対立構造プログラム。
実は負の連鎖からくるものでしかない、病んだ優越願望と覇権願望を満たすものでしかないこれらによって、一体どれくらいの人々が傷付き命すらを失って来たか。反作用として発生する激烈な抵抗。対立軸としてまたある赤い影。覇権にすり寄る汚れた影。
これらがどんどんと、互いに踏み越えてはならない一線を越える度に、対立意識は増し、憎悪は増し、人は傷付き、時に安々と命すらが消えてゆく。
公平、尊厳、自由。その何かが失われて行く

覇権主義に取り憑かれている者達は明らかに病んでいる。
これを本当にソフトに導けたらと願った。

しかし彼等は、プログラムはもう暴走している。


激烈な、いやそこまでいかなくてもその抵抗勢力は病んでいなかろうか。

やはりこれも病んでいる。

それは作用と反作用の姿そのままだ。

ダウンスパイラル

負の螺旋階段


底知れぬ闇








病んだ覇権主義者は、今、また大きな対立構造すらを捻出して自らの欲望を満たそうと、プログラムを走らせている。

下郎


末端が幾ら犠牲になろうが、どれだけ人の精神すらもが荒廃しようと、そんなものは彼らにとって知った事ではないらしい。

EUの背後から操作工作、暗に恫喝(加圧)してこれをロシアとの対立へとわざわざ向ける米国
混沌そのものの中東。アフリカ。アジア。中南米。どこもここも

これだけ踏み付けにされて、まだこの対立構造プログラムに踊らされて苦しめられるのか。
もうウンザリだ。無駄な戦争、紛争、対立、確執。




アメリカはヒーローではない。

ヒーローだと喧伝(けんでん)してきた国だ。

自らの様々な悪、卑怯をすり替え、英雄と宣伝するプロパガンダが比較的、姑息に上手かっただけの話。資本収支と軍産、インテリジェンスと言う名のSPYが要の国。良い所は他にあるのだが、それを覆い隠す様な肥大した傲慢さとエゴイズム。
今や衰退する事を怖れそれにしがみつきながら、手下を使いまだも不幸を振りまく

最早、迷惑国家の親玉だ。


 彼等はもしこのまま覇権を失い力を失した時、今まで踏み付けて来た国や地域、人々に、例え何もかもを粉微塵に砕かれ踏み付けられたとしても、本来文句を言える立場にない。原始社会への回帰方向を促すトリック策も、これで自らの力を増す事により現状維持を計ったが、しかしそれは同時に力を失したが最後、増幅した反作用の力は猛り狂うハリケーンや炎、荒波、稲妻の様に彼等を襲う事を呼ぶ、諸刃の剣でもあったのだから。

いいかい。今はもう時代が違う。
人が存在する為のハコ、地球環境を鑑みる上でもこれ以上無益な紛争や戦争など必要無い。
もう人々はウンザリしている、これらに。だから、

諸策により彼等が力と覇権を失った時、
何もかもを粉々に砕かれはせず、尊厳すらをも奪われなかった時、

降らせたミサイルの雨、誤爆で済ませた中東の民の様に、アフリカだろうが中南米、アジア、ヨーロッパ、ロシアだろうが各国地域へ、挙げるなら枚挙に暇無い程に犯した罪、数多の苦しめてきた人々に、
許しを請う事がまだ歪んだコンプレックスにより出来ないのならば、空を仰ぎ、神に跪いて痛恨し、生きる事が出来る感謝をすればいい。

覇権、力を失い、幾らそんなのぼせ上がった優越願望、覇権願望を口から溢れさせようとも、それが何とも虚しいものとして空空と響き枯れ果て、
言えば言う程に嫌われる当たり前の現実があるだけだから。


だから負の連鎖を止めなけらばならい。

そして断言する。

人種系列は人の優劣ではない。
育ちとか環境だとかはそれは確かにあるがこれはまた別問題で、生物としての上等だの品質だのでなく、単なる特徴だ。

それを人の闇に付け込み利用したり、テメーを種別として上等だと優越願望を垂れてみたり、

それは即ちその人物の内面、程度の低さ、下品さを物語っている。
例え表面を上品に装ってみても、隠し切れない。

自分の心に聞いてみろ。
その闇が産むまた闇が、他の人の心の闇に宿る。

負の連鎖なんだ。








そして抵抗勢力。

例えば一線をこれも踏み越えてしまっている過激な組織。言うなればこれもカルトだが、諸々の派生カルトも(前者もそうだが、後者一部の爛れ過ぎたもの<三下系など>には特にこれまで散々に指摘し出尽くした感はあるが)。

このプログラム解除、ひいてはアングロ・アメリカン覇権主義(+一部の過激なシオニズム)の終焉。

そして多極自立安定、世界協調構造、新たな目標へと向けて、

これらを成し遂げる事にその存在を掛けられないだろうか

一方でその手に染めて来た罪を、その存在に。

何の為に抵抗してきたのか?

本来の目的を忘れた手段の目的化ではないだろう


迎えられる新たな未来は、そんなものが必要となくなる世界である。

そしてその人々も、新たなスタートを切る。
政治ならばリーガルにやればいい。商売ならばリーガルにやればいい。ボランティア、NGO・NPO、宗教、芸、学問、スポーツ、武道、何でも同じだ。


何れも妙な意図やエゴを隠した、画策したものはその新たなる未来に、一方の反作用の残存した繰り返しともなってしまう。


その抵抗は、全てはこのプログラム解除、その覇権主義の終焉にあるのでないのか。









無血開城への道に向けたものとして、

米国現執行部系列がその(対立構造プログラム)温床である以上、米国内のオバマ民主党勢力は比して大きく better であろうかと思われる。
例えば、無血開城への道に向けての米国覇権の解体において、総体的に収縮する事は彼等にとっても難題とはなろうが、しかし彼等の祖国が振りまいて来た苦しみや迷惑、エゴ、罪、混沌の種である、それは甘んじて受けるべきであり、どの道その結果の多極自立安定に世界協調構造、新たなる目標、に向けての中での米国でも、やはり彼等が better であるのは間違いがなかろう。現状を鑑みると。





その手段においてはこれまで示して来た通り。

金融経済の収縮を促す事での多角的な、非戦闘的覇権解体策。各国外交協力は当然にリンクする。また紛争や戦争を起さない、助長させない事がこの対立構造プログラムを阻止、解除する上で重要な点である。本当に将来的な地球環境を鑑みても、こういったものは実に益を為さない。各抵抗勢力やカルト系もその存在を掛ける事でこの目的を為せば悲願は叶う。

無血開城への道である。

これこそが誰にとっても救いがあるはずだ。

それは以前述べた超ソフト路線からすればハードであるが、根本的にこれは現在の世界構造、その変化からするとソフトランディングでもあり、総体的に本当に多くの人々が救われ、血も流れないスマートで優しい方策でもある。



とにかく、日欧に産油国やロシア、アジアも中南米もどこだって、これに協力が出来る事を願いたい。

特にこれを潰しに掛かった、連中のグルジア戦争は許し難い。
とにかく、ヨーロッパとロシアはこれに流されては駄目だ。一体それで世の中がどう善くなるというのか?
気付いて欲しい。ちっとも良くならないどころか再び巨大対立構造の再構築で、これにより人々はまた苦しむ。

この闇を乗り越える為にはロシアとて、ましてヨーロッパの力も大変重要なのだ。で、日本は何をやっているのか。これを仲介せねばならない。侍の国はまだ寝惚けているのか、我が国は?(私が言うのも何だが。)

あのなあ、
経済関連は与謝野、伊吹、谷垣など実力と定評のある底堅い辺りが固めている。
麻生、舛添、中山、閣僚から外れたが渡辺喜美だって居ようし、
細かい事をぐちゃぐちゃ言っていないでこの大局での大事を見よと提言したい。

だいたい会期がどうとか、そんなもんはこの変革期においては通年国会ですら良いのだ。通年国会で。

政府としても仲介に動くべきだ。
中東に関してもそうだが、日本には日本独特の文化背景や、歴史的な友好関係、該当紛争・係争地のしがらみがほとんど無いという良さというか強みというか、立場がある。特に幕末明治からの、非欧米国として突出し近代民主化を果たした成熟度や経済規模や技術、そういった面からも日本には本来もっとやれる事がある。全く呆れる程に呑気で(私が言えた義理じゃないが)、まあスパイ防止法カルト規制法すら未制定の状態であるからそういった事にもなるのだが、この期に及んでまだ(タワケた九条論や)バラ撒き財政について論じているのがホトホト嫌になってくる。減税というのはつまり財政出動だ。財源を鑑みて政策を講じろ、と。そんな事ばかり軽々に言いたがる辺りには言っておきたい。これも後に述べるが、現状において新発赤字国債はほぼ最終手段と位置して良い。つまり、無い。特会ストック焼却も経済活性・成長を鑑みて出来る限り避けたい。あるのだ、他にも方法は。大体、これだけ行政の無駄をカットカット言われるのだから、近将来的な税制抜本改革における消費税等増税部分(これは社会保障に対する中・高福祉、中・高負担の部分)の国民理解を得る為にも、その努力は最大限するべきである。抜本改革時にその成果を数字でも(誇らしげに/笑)示せる様に。官僚というのは本来頭のいい者達が沢山いる、宝の山でもあるのだ。要は、心の持ちようなんだなあ…これも。無論日本に限った話ではなく、


世界の才能よ、貴方だ、目を覚ましてくれ

新しい未来は、もうそこまで来ている




掴み取れ!!

今、世界は暗闇の中から、錆び付いた扉をこじ開ける様に、光の射す向こうへ

皆で掴み取れ!!!




民主主義国家が国会でやっている様な世界的合議体制。力を失っていつつもそれ(覇権指向)に固執する事で現状悪化モラトリアムに走る米国を結果としてこの中に引き込む事。その中でやはり経済やテクノロジー、政治体制的成熟度というものもあるので、それは力のある国がリードして行く面は必要であるかと思う。つまり、それが欧米日トライアングルでもあるが、現状の米国突出型では常にそうであったように機能を為さない。この変化を米国に促すもので、これを行う米国を何時でも受け入れる。しかし、いつまでも現状に固執するならば、それまで各国の協調である程度米国を引きずり落とす行動が必要。それが、現状の軍事先行から中東の混乱、紛争地域、波及するテロリズム、原油食料等異常高騰など金融システムのから経済に至る野方図な混乱を治めてゆく方向。地球という人類が存在する為に現状必要不可欠であるハコの保守保全。





 そうするとここで、やはりヨーロッパと日本の存在・プレゼンスというものが非常に、大変重要になってくる。そうすると、やはり安倍晋三は良い布石をしていたものであると感じられる。坊ちゃんだ軟弱だとなじられた彼であるが、その坊ちゃんが為した事が、大きな変化の大きな一歩であった事に後の世は気付くかも知れない。彼があれ程までに執拗に、政権を揺さぶる工作に晒され続けた理由も併せて。

 とにかくこれらには無論他の国地域、アジア、アフリカ、中南米、オセアニアにロシアから中東までだって、出来るだけ協力したいものである。基本的に人類の存亡そのものを念頭におくべき状態、地球というそのハコが破損しかかっている事自体への対策を講じていかねばならない現状において、紛争や戦争などというものは極めて邪魔なのだ。そもそも、宗教間、民族間の確執だとかも併せてそういった無用な争いが、ダウンスパイラルに激化しては憎悪に触れ、守るべき一線を越える度に、一体どれくらい人が生きる喜びや、そもそも生きる事自体を阻害され奪われているのだろうか。気付いて欲しいのがつまり、無用な紛争・戦争を起さない、といった事自体がその為の協力でもある。


 そして、外交における協力。特に日欧は緊密にしたい。先進諸国として世界をリードしてゆくのに、経済的にも技術的にも政治体制的成熟度等としても、やはりそれくらいの大きなプレゼンスを持った地域である。特に、今のヨーロッパというのは大変魅力的でもあるものだ。イスラムとユダヤ、キリスト宗教の確執で人種的なそれとしても影を落としている部分は確かに、それは勿論ある。だが、古からついこの間まで、もう年がら年中戦争ばかりしていた苦い経験を乗り越えて、それはまだプロセス段階にもあるが、EUの様な非常に成熟した他国間共同体を構築して概ねに安定させている事は政治的功績として極めて大きい。元々そういう意図もあった訳だが、これらをもって経済規模から政治的プレゼンスまで底上げした。日本も頑張らねば、と感じさせられるし、とにかくお互いに善い影響を波及できる存在であると確信する訳である。
故に、お互い決して安易な妨害工作に乗ってはいけないし、よくよく理解して協力したいものだ。いや、しなければならないと思う。
こういった諸々の精神に共鳴するのは、何も米国内にはちっとも居ないのでなく、(多分)沢山いるのだという事も重要である。これらの先の結果、非常に近い未来に、現実的には日欧…米に、勿論力のある新興国も含めた健全なるリーダシップが望まれるものである。

 また、軍事面に関してもその備えは当然必要になってくる。武は鍛え、備えるが使わないのが最上。日本に関して言えば、こういった精神を心と憲法に刻み、自衛軍の存在もはっきりとその行使範疇を定め制限し、無限の拡大解釈を産む現在の様ないい加減で、軍人を馬鹿にした様な状態を改善する事である。そして、国際協調の構造を共に構築してゆく事。EUに併せ、当然NATOとの関係もより緊密に計るべきだろう。そうして、世界レベルで核不拡散に併せて核軍縮まで計りたいものである(まあその辺も米国とロシアをどうにか動かさねばならない訳だが)。

 そして経済。これもまた大変に諸々へ深くリンクしてくる。この後、総体的に海外から国内政としてもまた細かく幾分に触れるが、これが中東危機から現在の原油・食料価格の異常高騰、経済・金融不安にまで様々にリンクしている事が分かる。そして如何に米国が傲慢にこれらを振り回してきたか、皮肉にも(特に)現在の金融経済における信用収縮が、米国の姿そのものなのである。

さあ、何時までいい加減に何もかもを誤摩化して、「虚栄のかがり火」を焚き続けるのか。負の加速度に乗って。

もう、日欧、産油国、アジアもその他諸々、やや悪化プラスのモラトリアムを促してしまう無用な買い支えなどはせず、ある程度の覚悟をして米国債・証券なんかも売っちまえと思う。混乱する米国市場はリアルが見えて来るまで下がればいい。ダブついたドルは価値を下げて市場も収縮するが、つまりはそれが無茶や覇権指向の迷惑をやらせない事の原動力にもなってゆく。例えば、極々単的に言うならば、「金が無ければ戦争など出来ない」のだ。

 軍事に詳しい方や歴史に詳しい方ならば分かっておられるだろうが(私はあんまり詳しく無いのでこう言うのもなんなのだが)、軍事力というのは経済や内政と完全に分離してあるのではない。軍事力を常に左右し支える大きなポイントが、財力、経済力であり、これを支えるのが内政である。兵站の最も内側として捉えられる。金の掛かる近代戦力となればなる程、そのウェイトは大きくなって来る。ハイ・テクノロジー仕様のミサイル一本作って飛ばし、戦闘機一機、巡洋艦一隻、空母一隻、それらを乗数にして同じくするのに一体どの位の膨大な金が掛かるか、皆分かっているはずだ。凄まじい戦費である。幾ら戦争やりたくても、財政が逼迫し、経済が混乱している状態では、「兵糧資金が無ければ戦なぞ出来ない」のだ。故に、今はむしろこれでいいのだろうと思う。

 自国への利権やエゴをも当然含みながら、超イスラエル主義でアラブを撃滅せんと盲進し自らその泥沼にどんどんとハマっていってしまっている。中東危機。これに引き金を引くその超イスラエル主義の対アラブ「撃滅用」・米国軍事オプションをまず取り外してしまう事。余りに強力なテクノロジーと物量、これらをもって嬲り、報復の応酬、お互いが憎悪する事でどんどんと越えるべからざる一線を越え続ける。宗教と民族と利権が巨大に絡みあう規模において、まるで生存権を掛けてしまったかの様な敵意と憎悪のダウンスパイラルは、戦場におけるゲリラ戦術から遂にその越えるべからざる一線を越え、無制限のテロリズムにまで発展し染まってしまっている。最早、戦争のルールすらも無い。もう、何時までも鳴り止まない中東の悲鳴だ。

 ここで、中東の互いに奪い合う聖地において敵に囲まれているとイスラエルが抱いている恐怖や、そのお互いの差別・逆差別的な部分を紐解いていかねばならないだろう。具体的には以前述べた通りだが、

(ユダヤ社会の差別とも逆差別とも言えるこれを融き、シンクロするキリスト社会のこれを融き、イスラム社会のそれも三者に融かねばならない。起源的に兄弟の様なそれらの宗教も、それは民族と同じく、何が上でも下でもなく。パレスチナの独立を認め、聖地はこれは彼ら皆全ての聖地なのだから、これを認め共有し誰もが巡礼出来る様にすべきでなかろうか。歴史と、この血で血を洗う無益な殺戮がそれを示していないだろうか。歴史的、宗教的に検証し冷静に分析確認する事も一方のアプローチとして必要であり、その歴史的なアナライズは認識による解消をも目指すべきでもある。そしてまた現実的なパワーバランスと、その衝突を避ける方針、それはこれら両面から集約されると思う。

 ユダヤ・キリスト圏がアラブを叩きのめそうとすれば、アラブ圏は反作用としてこれまでと同じ様に過激な反撃に必ず出る。もう既に踏み外して互いに螺旋階段を転げ落ちているのだから。独立から、やがて緩やかな融和へ。例えばそれは、キリスト教圏におけるモデルだが、EUが出した一つの近代的な政治手法、知恵、答えでもある。それは永く時間もかかるかも知れない。しかし、一面、過激な行動に出ていたユダヤ・イスラエル<+サテライト・キリスト圏>がその矛を収めれば、反作用で過激な行動に出ていたアラブ圏の反撃の矛はどう考えても収められるものだ<現実面として重要なのは攻撃的諜報も抑える事が必要>。これは逆に表現しても同じである。過激な反撃によるイスラエル攻撃もなされない様に、NATOやUN軍によるパワー面での保護も必要と思われるが、これは過激な対アラブ攻撃がもうなされない事が同時に必要なのだ。パレスチナの独立を認める事は、イスラエルにとっても最大の安全保障となる。そしてその安定は須らく、イスラエルも含んだ中東における多くの、普通に生きたい人々の幸福になるのでないか。国際社会は、これを仲介し安定へと向け見守らねばならない。その為にも、国際協調構造を更に進展させなけらばならないだろう。例えば、UNは今のままの構造ではそれを為し得ない。ここで述べて来た世界的な構造変化と併せてこれも進めるべきだろう。)


また、UK(英国)・アイルランド、セルビア・コソボ、南ア共、インドネシア・アチェといった様な前項で挙げた紛争を乗り越えてきた地域の経験ある人材や、そもそも欧州という大きな規模でそれをやってきているEUヨーロッパや、出来る事があるならば勿論日本も、いや、世界各国がこの和平に出来る事を少しずつでも協力していくべきなのではないだろうか。




多極自立安定      世界協調構造      新たな目標へ




偉いものだ。市場経済という、今、彼らが原理主義的な域にまで無茶に漬け込んだせいでおかしくなってのたうち回るこれが、何かを変える強烈な一手ともなりそうだ。

そう、これまで述べて来た様に手は幾つもある。

進むべきだ。

まず無血開城の道へ

これら全てを活かし生かして、世界を救う為に





時は来れり

進め、新しい光射す未来へ







<08/7/31〜08/8/8:08/8/27僅かに改訂>
 今月初旬(7月の事)に北海道は洞爺湖で執り行なわれたG8サミット(プラス新興国拡大会合)。それはまあ、確かに色々足りな部分や物足りない面もあるかも知れない。しかしまあまあ、福田首相にしちゃ頑張った方じゃなかろうか。当時の各国の感想や評価でも概ねそこそこの高評価であった様だが、一方で拡大側の新興国では(確かインドなどかな)非常に不満を漏らしている所もあった様ではある。ただ、我々日本からしてみれば取り仕切るのが、多くの論者、政治家、国民が相当不安視していた、あの福田首相である。ライヤー・デビル福田化せずに最低限纏めただけでも、これについては過去の行状からみても評価してあげていいのではないか、と思うがどうか。どうせだったらもっと食い下がって名誉回復すれば善いし、やれる所、やるべき所はまだまだあった。私からすれば大変に懸念している点が実に残ったのであるが、それでもまあ彼にすれば頑張ったのだろうとは感じたのである。これは余談だが、世界で最も有名なサミット研究機関であるらしいトロント(カナダ)大のG8研究グループの代表、ジョン・カートン氏などは、100点中78点の高い評価、福田のリーダシップには手放しで褒め上げてA評価だそうだ。よかったねえ、福田さんよ。しかし、それでも注文を付ける点は流石に長年研究している人物らしく的を得ており正しい。世界経済とエネルギー問題についてはC-、対テロ等はC+。その通りだ。そこなのである。

 基本的に、このサミットという先進諸国が一同に会合するという影響力の強いものを含めて諸々の世界機関において、利害や思惑があっちこっち向く問題意識を纏め上げるのは至難の業である。だが、そこにおいて例年非常に顕著である明確なポイントがある。それが何かと言えば、米国だ。大戦後の一人勝ちを謳歌した(今や衰退する)問題ジャイアン国家であるこの国が、何がしの会合や機関、協定で自国利益固執、エゴ丸出しで揉め倒し反対して、だいたい纏まった試しがない。つい先日決裂したWTO協議でも露呈したのは、米国とチャイナ・インドという、サミットでも同じだったここの所見えている構図である。地球という人類存在の為のハコが破損しかかっているという根源的な問題である(温暖化等)環境問題についても、先進諸国で唯一後ろ向きである(あった?)米国と共に、別次元で成長第一の近視眼に落ち入っている新興国チャイナやインドだ。新興国に対する働き掛けがやや柔らか過ぎたかなと感じもするが(何しろ「2050年までに先進諸国が率先して80〜95%の削減をするべき」「技術移転してくれ」などと言いたい放題だ。)、基本的に意図したのは紛争や貿易・金融・経済等あらゆる事案で自国利益のみに、エゴ剥き出しに世界を掻き回す米国を引きずり込む事であった。

 実際相当衰退化してもいるし、そこで嘘と虚栄ばかり張って更なる悪化を呼び込みながら硬直化し、引くに引けなくなってきている彼らを引き込むのは、結局、必ず彼らの為にもなるはずだからだ。しかし、彼らはまだそれを改める気がないのか、分かってないのか、まだそんな事ばかり言っている。そんな事ばかりやっている。実にここの所、何が腹が立つと言って一番頭にくるのは米国だ。何だか最近またギャーギャー喚いているらしい韓国なんぞ可愛く思えてくる(いや、、あんまりこないが)程だ。毎度お馴染みであるし、それに対して採るべき対処などは散々っぱら言い尽くして来たし、もういい加減、鬱陶しい。一応、後に記すが基本的に言える事は、瑣末をほじくり返してまた(反日愛国民族主義という麻薬)薬物をわざわざ与えた外道がいるという事だ。それにまた簡単に踊らされて依存する様では韓国、朝鮮半島に明るい未来などないだろう。(せっかくそこから脱却しようとしていた訳だが、このまま、また、何を語るにも日本、日本と喚きながら悪意を撒き散らし、その実こういった汚い政策自体が国民にストレスを与えヒステリーを起させる、冷静な頭脳や判断、諸々の可能性という明るい未来を闇で覆う様に奪い去っている反日麻薬に依存するならば、一体その何処に光を見出せるだろうか。依存状態に落ち入った状態から脱却するのはそれは辛いだろう事は分かるし、そうなる事は分かってもいた。しかし、利用した他の存在もあるが、基本的に国内統制やタカリ・カードにせんとババ色の性根でこれに耽ったのは他ならない韓国ら自身なのだ。自助努力が絶対的に必要である。)

 とにかく米国については以前から相当、政治的な意味では嫌いな国であるとは言ってきたものだが、ここの所はまたとみに酷い。余程焦っていると見える訳だが、とにかくそういった小狡く傲慢なやり口というのは常に見えているのである。政治、外交、軍事、経済、金融、工作、メディア。外交姿勢(foreign policy)から御用学者、一般市民にまで結構頻繁に滲み出る傲慢さ。言うなればスーパーエゴで、何が頭にくると言えば、それで世界中の人々を苦しめようとも自らを省みず、いつまでもそれを改めずに続けようとする事にある。そこそこ巧妙に隠し、誤摩化しながら相変わらず正そうとしないその不誠実さである。そしてとにかくそれを、中東、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中南米、ロシア、どこに対してでも振り回す様(さま)、


アメリカ人の利益と思想、命、人権のみが、必ず世界中のどの国の人々のそれよりも超越し優先されると思っているのか?

一体、何様のつもりだ?




 それらを改め、世界各国と協調して諸々を解決していく為にどちらかと言えば入り易い様にオブラートに包んで(どこがオブラートだと言われるかも知れないが、語気のみでなく内容である)これに引き込んだ意図があるのだから、その契機に素直に乗ってりゃいいのである。
人の善意とか、善悪の判断などというものも分からなくなっているんじゃないかとすら思えてくる。米国は、やはりどんどん馬鹿になってきている。

ただ、やはりその米国の中にも、世界中でアチコチにコミットしては何もかもを掻き混ぜて上手く行かない、バブルまで弾けて原油ベースのインフレまで起して実生活に直撃し、現実として感じる事で自信喪失もそれはするだろう。その中で多くの米国人が、アメリカも変わりたいと間違いなく思っている。実はその各国へのコミットが相当部分で欺瞞であるのは、この際は別に知らなくてもよいかとも思う(がどうだろう、間違っているだろうか。。)。とにかく、そのずり落ちる覇権(指向)にしがみいては他国地域も掻き混ぜて蔑ろにし、疎まれる、中東に埋没する、そういった姿勢を含め、変わりたいと願っているアメリカ人も沢山いる。そこは間違いない。反して、


米国の現政権主流派は、その背後で筋書きを立てている連中は、明らかに間違っている。


それらが、例えばミスリードされているにせよブッシュだろうがライスだろうが、それらが分からないんだったらハードランディングの道を進めばいい。基本的に私はどこかの国を徹底的に叩きのめすとか撃滅するだとか、そういう事がもし可能だったとしてもそれは望まない。だからより多くが救われる道を模索したい。
しかし何時まで経ってもその不埒な行いを正そうとしないのならば、それが出来なくなる様に柔らかく締め上げてあげたいものだと、もし可能ならば思うのである。

それは戦争やテロリズム等に訴えるのでなく、人が出来るだけ傷付かずに改善をもたらす。言うなれば「無血開城への道」、の様なものか。

これは彼らが変わるならば何時でも歓迎されるものである事に変わりはないが、今は、もうこの世界構造におけるこの国のポジションというのを変えてしまわねばならないと思うに至った。まるで、

王様、世界の主人の様な顔をして横柄に歩き回っては各国を困らせ苦しめるこの国を、

本来あるべく皆と同じ位置にまで引きずり降ろしてやらねばなるまいか。





 彼らの幻想とは前回述べたデフォルメの様に、自国が世界で一等の優越国民種別であるかの様な、実は何とも子供地味たもので、これを現実的影響力に併せて振り回す精神性である。いつまでも世界的覇権国家、そんな欲望と、現実と幻想。それはそういった権力欲に取り憑かれた連中だとか、そういった子供じみたエゴイズムに取り憑かれた連中が発信するものであって、人としての分別や尊厳というものを心得ている人は当然沢山いるのである。しかし、残念な事にかの国の現執行部には前者のタワケ者が多く張り付いている様であるからそんな真似ばかりする。

いつまでもそんなものにしがみついては、それ故により状況を悪化させる。
今やそんな虚栄の虚しく恥ずかしいポジションより、同じ人間として皆と協力してこの世を改善して行く方が、余程も肩の力も抜けて楽になるだろうし、結果的にも必ず良いだろう。言っておくが、少なくとも私はどこの国だろうと王者だとか王様で一等エライだとかそんな風には決して思わない。陳腐な言い草かも知れないが、所詮皆同じ人間なのだ。腹へって眠くなって(だいたい)異性に惹かれて、飯喰って、時に馬鹿やって騒いで、勉強や仕事せにゃと反省して、頑張って、泣いて、喜んで怒って悲しんで、何だか色々やって、、、よく生きて80年。覇権がどうとか支配が何だとか、権力欲に塗れた事象は大概しょーもない。ただ時代というものもあって、歴史は歴史としてそれは非常に興味深く、そこからは何かを、多くを感じ得られるものだ。しかし、せっかっくの現代や未来に何時までそんなものを弄った不幸を量産するつもりなのだと。そう思う。とにかくそれらに、レイシズム(差別・逆差別主義)やリリジョン(宗教)ミックスして掻き混ぜるのは、混沌と不安と悲しみと憎悪、不幸を撒き散らす様なものである。

(※ああ。前述の王様とかの部分だが、いやそれは、他国の王室を否定するという意味でなく。
例えば私は日本の天皇陛下、皇室はとても大切な存在だと思うし、それ故に他国の王室にも敬意を払う<王室というのとは少し違うが、ローマ法王なども>。非常に不遜な国ならば別かも知れないが。そういう永い歴史的な伝統や重みというものは、それは合理主義では量れない趣きがある。)



イスラエル、パレスチナ、シリア、ヨルダン、レバノン、イラン、イラク、アフガン、、、、パキスタン、インド、トルコ、タイ、チャイナ、インドネシア、ロシア、アフリカにまで、、、無論米国や欧州にまでも、、、、


 ユダヤ(の人々)は太古に失った地を宗教的な口伝で民族の記憶に刻み続け、そこには確執を産んだ選民思想が生き続けてしまった。立場の逆転から迫害の苦難を乗り越えていく為には、それが励みになった事もあるかも知れない。しかし、それらが確執の根源的原因の一つである事に変わりはない。イスラムはどうなのか。そこに同じく排他排除的な宗教的思想がないか。何れもがダウンスパイラルな負の連鎖によりヒステリックな憎悪をほとばしらせているのではないか。こういった状況を見るにつけ、ユダヤ、キリスト、イスラムという源流を同じくする兄弟の様な宗教の、悲しき面が、憎悪に増幅される、一神教的な排他性が争いを何時までも終わらせない。
以前に思い巡らせてみた通りに、負の連鎖というものの発端を探れば幾らでも遡る事が可能である気がして、そこで誰かどこか一方のみに責任を押し付けるべきものでもないと、大変にだが引いて俯瞰して見ればそう思えてくる。そうするとそこで必要なのは、そのアナライズ、認識であり、相当無意味に思えもするこれが或る意味を為す事に気付く。どこか、誰か一方のみにその責任を押し付けるべきものでもないと。

 その上で、現状を改善してゆくために、その負の連鎖を止める事を誰かが、皆が、考えていかなければならないのだ。そうでなければ、千年の争いは延々と続いていく。その悪意と恐怖と悲しみの坩堝においては、人の命が余りにも粗末に扱われ、時が経る度にその小さな命と夢は露と消えてゆく。あまりにも軽く、そして儚く。ユダヤ人でもアラブ人でも、何人でも。

 太古に失った地へ、イスラエルは性急に入植を進め、同じくかの土地を聖地とするアラブは怒り、今度はまた逆にアラブ人が弾き出されるパレスチナ難民が発生し、そして攻撃し合い、互いの憎悪は深まり紛争は混迷を極めてゆく。アラブ諸国で囲まれたかの地において、小さなイスラエルという国はこの諸々の経緯と状態で常に攻撃対象と目されもし、当国が一番それを警戒して恐れている。優れた科学技術と、彼らが言う苦難の時期に世界で成功した一部のユダヤ勢力が各国でロビー活動を行いこれを懸命に、間違った方向でサポートしてしまう。アラブ諸国に囲まれたかの地で、イスラエルはアルマジロと言うよりハリネズミの様に鋭利に武装して、特にキリスト教勢力を(ずっと指摘してきた意味の)逆差別と併せて驚く程に操り、サテライトさせる。その最たるものが、また、米国である。

 米国はそのアラブ諸国を、宗教的な観点や油という利権も併せて、自らのエゴとサテライトでこの地にのめり込んで、まるで重戦車の様に相当部分を無視して何もかもを薙ぎ倒してゆこうとする。物量と科学において敵うべくもないアラブは、ベトナム辺りから特に顕著になってくる対抗策としてゲリラ戦術の多用で対抗する。この恐ろしい千年の紛争は、常にお互いの生存権を掛けてしまったかの様な、完全なる潰し合いの構図へと進んでゆき、、、物量と科学で到底敵わない方のゲリラ戦術は、文明の存亡と捉える事で、あらゆるルールがその前提に無意味となってくる事で、おぞましい程に過激化してゆく。宗教、民族的なアジテートをもって、テロリズムに発展。もう、戦争と日常の垣根が壊されてしまったかのような、波及する憎悪と恐怖、怒り、悲しみである。こうなると、重戦車・米国の傲慢で高圧的な軍事至上のやり方では制圧不可能となってくる。中東の地は液状化を起こし泥沼となってゆく事で、重戦車は沈んでゆく。それどころかこのままでは、みんな沈んでゆく。




本末転倒





 以前にも記したが、世に言うユダヤ陰謀論なるものは、私は幻想であると思う。イスラエル国、ユダヤ系民族全体でそんな事を行っているなどというものは。
各地域にいるユダヤ系の人々で、普通に暮らしている、皆と平和に暮らしたいと願っている人は確実に多く存在しているのであり、それは逆差別を利用した悪辣な利得行為、圧力行為を行う不埒な連中が存在して、そういった行いを続ける事によって多くが無用な疑いや被害を同じく被っている。
例えばだが、以前も触れたあのジョージ・ソロスという人も、明らかにこういった行為や過激なシオニズムに反対している人である。と私はそう思う。


何故この様な確執が産まれてくるかといえば、それはこれまで述べて来た通りである。
差別が産んだ逆差別が、再び差別を産む。繰り返す負の連鎖。





本当の自由って何だろう

人が生きる上で誰もが、互いに最低限侵されるべからざる尊厳。人権。

これが守られる大地に駆け、海をかき分け、空を望む人の、一時の夢の様な生。

ある無限の可能性に怖れ、喜びに打ち震える瞬間。

まるで自然、時に人がそう捉える神への畏怖と感謝の様に。






その尊厳が踏みにじられ、余りにも惨めに、その生すらもが毎日危うい状態の人々がこの世にいる。

豊かな国、平和な国、強い国、あんまり関係が無い国で、日々にあるその幸福を享受する事は罪じゃない。

楽しく、いや、普通に生きればいい。何も、生きる事に罪悪感を感じなくていい。

誰だって生きていいのだ。だから簡単に死ぬな。人を殺すな。






そして、

本当の自由を人類がその手に掴む為には、今そこにある、あそこにあるその尊厳の蹂躙を、闇を、見て見ぬ振りをしないことだ。

何をどう言い換えてみても、どっちだろうと、

誰かを踏み付け、その尊厳を踏みにじって叫んでいる自由や正義などまやかしのエゴである。


そう叫ぶもの、騙すもの、諦めてしまうもの、見て見ぬ振りをするもの

この世の闇に打ち勝つ為には、きっと自分の中に潜む闇に対峙して、

これにこそ克たなければならない。



その先にきっと、本物の自由がある。

多くの人々に降り注がれる光が、その闇の向こうに待っている




あまりに闇が大き過ぎても、

人にはこれを助ける知があり、色んな力があり、そしてその力を合わせるまた、人が居る。


その全てを司るのが、心である。





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