本稿は【民族問題 × 歴史 × 精神疾患】の後に続く一連のもの。何項目か飛ばしている状態/※注:この項目における出来事、事象、また執筆は更新日時現在のものではありません。お取違えなされませぬよう詳細は右に。<07/12/8〜12/14辺り>
運用
で、
運用資金については多分、だいたい外貨準備という事なのだろうが、私もその辺りが順当な線だと思う。間違っても、年金だとか政府系金融機関、政府保有不動産だとかのそういったものに(まずは)手を出すべきでない。
例えば政府系金融機関がどの程度の歳出歳入歳出収支なのか良く知らないし、面倒臭いのでこの際は置いておくが、それらにしても使って良いとするならば収支がプラスのものであり、対象はその純益に限るべきだと思う。
要は、もし下手をうって損を出し、元本を大きく割り込んだり、もっと言うならばその金が無くなってしまったとしても出来るだけ会計に響かないものでなければならない。
もっと砕いて言うなら、「もしスッても生活(家計)に響かない金(余剰金)で博打は打て」という事だ。
生活費で博打を打つのは阿呆のやる事である。それでもって、『借金して博打を打つのは、ド阿呆のする事』である。これは、やむを得ず借金して起業し、実のある経済活動を興すのとはまた根本的に違う。ほとんど、「破滅したい」と言っている様なものだ。だから、やるならそういった特別会計のプラスのものの純益、それよりも外貨準備、更に、その運用益。といった様に、リターン云々以前の拠出金の性質を制限して総体的なリスクを下げてゆくのが賢いやり方なのではないだろうか。そこまでやってやっと、実際の運用においてハイリスク・ハイリターンの投資も選択肢に入り得るべきだと考える。
そうして、その設立した政府系ファンドが見事に上げた収益を、折りを見てガツリと国債などの債務に対する償還に充てるなど、財政の更なる健全化に繋げて行ければこれ程良い事はない。その運用の為に、優秀な投資家などの人材を起用してみるのも、例えば昨今「ハゲタカファンド」と忌み嫌われる様な怪しげな連中が跋扈するが為に、「たかが株式投資」へと成り下げてしまっている業界自体の認識、意味というものも再びされるかもしれない。その能力と、「いっちょう皆(日本)の為にもやってやろうじゃねえか」という気概を持っている人物である。取り敢えず金さえ作ってくれば、何でもいいや、という感覚だとあと後ロクな事にならないと思うので、その辺もちゃんと考慮した方がいいだろう。それと、責任の取り方である。背任ならぶち込んだらいいが、そうでなく、純粋に運用に失敗した場合にどの様な責任を「何処が」取るのかという事も決めなければならない。一回損を出したら即クビ、といったような無茶を言ってもいけないし、まあある程度の期間は見ながら四半期、年度ごとに評価していくしかないのだろうが。
あと残りのポイントと言えば、外貨準備だとかのその運用、投資が極めてドルに偏ってしまっているという事である。この辺り、以前にも書いた事とかなり重複する事もあるだろうが、その部分だけ抜いて書く訳にもいかないので気にせずゆく。
【ちょっと寄り道。日米の財政状態と過剰なもたれ合い。問題点】
運用
で、
運用資金については多分、だいたい外貨準備という事なのだろうが、私もその辺りが順当な線だと思う。間違っても、年金だとか政府系金融機関、政府保有不動産だとかのそういったものに(まずは)手を出すべきでない。
例えば政府系金融機関がどの程度の歳出歳入歳出収支なのか良く知らないし、面倒臭いのでこの際は置いておくが、それらにしても使って良いとするならば収支がプラスのものであり、対象はその純益に限るべきだと思う。
要は、もし下手をうって損を出し、元本を大きく割り込んだり、もっと言うならばその金が無くなってしまったとしても出来るだけ会計に響かないものでなければならない。
もっと砕いて言うなら、「もしスッても生活(家計)に響かない金(余剰金)で博打は打て」という事だ。
生活費で博打を打つのは阿呆のやる事である。それでもって、『借金して博打を打つのは、ド阿呆のする事』である。これは、やむを得ず借金して起業し、実のある経済活動を興すのとはまた根本的に違う。ほとんど、「破滅したい」と言っている様なものだ。だから、やるならそういった特別会計のプラスのものの純益、それよりも外貨準備、更に、その運用益。といった様に、リターン云々以前の拠出金の性質を制限して総体的なリスクを下げてゆくのが賢いやり方なのではないだろうか。そこまでやってやっと、実際の運用においてハイリスク・ハイリターンの投資も選択肢に入り得るべきだと考える。
そうして、その設立した政府系ファンドが見事に上げた収益を、折りを見てガツリと国債などの債務に対する償還に充てるなど、財政の更なる健全化に繋げて行ければこれ程良い事はない。その運用の為に、優秀な投資家などの人材を起用してみるのも、例えば昨今「ハゲタカファンド」と忌み嫌われる様な怪しげな連中が跋扈するが為に、「たかが株式投資」へと成り下げてしまっている業界自体の認識、意味というものも再びされるかもしれない。その能力と、「いっちょう皆(日本)の為にもやってやろうじゃねえか」という気概を持っている人物である。取り敢えず金さえ作ってくれば、何でもいいや、という感覚だとあと後ロクな事にならないと思うので、その辺もちゃんと考慮した方がいいだろう。それと、責任の取り方である。背任ならぶち込んだらいいが、そうでなく、純粋に運用に失敗した場合にどの様な責任を「何処が」取るのかという事も決めなければならない。一回損を出したら即クビ、といったような無茶を言ってもいけないし、まあある程度の期間は見ながら四半期、年度ごとに評価していくしかないのだろうが。
あと残りのポイントと言えば、外貨準備だとかのその運用、投資が極めてドルに偏ってしまっているという事である。この辺り、以前にも書いた事とかなり重複する事もあるだろうが、その部分だけ抜いて書く訳にもいかないので気にせずゆく。
【ちょっと寄り道。日米の財政状態と過剰なもたれ合い。問題点】
典型例が米国債などである。日本はその米国債全体の約40%強という凄まじい額を保有している(という)。更に言うなら、何でドル建てなのだ、という事(ここにまたインチキ紛いの詐術がある)。米国について、貿易収支などを中心とした経常収支が大赤字、そしてまた膨大な財政赤字、対外軍事介入(戦争)での莫大な戦費(多数の利権獲得の思惑もまた当然ある)、それ故に資本収支の収益性を上げようと躍起になって世界各国に何らかの自国優位な条件や参入を押し付ける為の画策をあれやこれや、やるのである。実際それで資本収支はかなりの黒字、超が付く程を出している様だが、基本、前述の真っ赤っかの収支を埋める為に、そう、借金をするのである。それが米国債だ。
言っておくが、米国は貿易収支をはじめ前述の通り極めて赤字体質なのである。その為の借金、(米)国債や株投資として、例えば他国の外貨準備(経常収支での黒字かな)がその投資に流れるのだが、それが何故かといえば、例えばその貿易収支などにおける取引き(黒字)が反映して(例えば)円高ドル安が急速に進むのを止める為に(日本など外国)政府がドル買いの介入を行うのでまた増えるのと、或いはその投資による配当利率が高く設定されている事等にもある。
こうして見るとまた分かるのが、より簡単に表現にすると、米国とは赤字を重ねながらその赤字分を捻出する為に高い利率で借金をして、また投資、消費を重ねて行くのである。収支は基本(大)赤字体質なのだ。それでは毎年借金が増えても減る事はない。であるのに、(というよりも、であるからというべきか)利息の高い借金をして、また投資、また消費を続けるのだ。利息がある借金はまた新たな借金を産む。なのに、国民は消費に熱狂している。余りに消費が冷え込んで金が全然回らないというのも当然よろしくないが、あの国の状態はちょっと尋常じゃない。例えば国民貯蓄率などは一体どのくらいの数字なのだろう。ちょっと、怖いなあと。だから以前もその通りに、ちょっと異常だ、おかしいと書いた(※link)。ローンの焦げ付きだとかいったあのサブプライム問題も、「それ見た事か」という様なもので、あんなものは出るべくして出てるんだろうし「正直それどころじゃないだろう?」と思うのだが。。
取り敢えず、危ない危ないと言い回るだけでなく、それなりの提言も書き添えては置きたい。別に、「アメリカなんぞ潰れっちまえ」とガキ臭い事を言う訳でもなし、実際あの米国債などの保有額にしてもそうである様に、現状の日米のもたれ合い具合とは、現状は一蓮托生の部類なのである。その一点だけでなく、連鎖的に、もし米国が一気にへたり込んで破綻したら、その場合米国債は紙切れ、米国株は暴落、ドル暴落、そうなると世界中あちこちで大損が噴出し、そういった債権を保有していた各国政府にしろ企業にしろが軒並み株価を下げて、世界同時株暴落、果ては世界恐慌、なんて事にもなりかねない。その果ての最悪は、、、戦争??まさかねえ、、、、
ともかくまず、今の米国の財政状況とは極めて危険な状態であるという事。ほとんど自転車操業に近い。自転車だとか、サメだかマグロの様なもので、「止まったら死ぬ」となってしまいそうだ。そりゃあそうだ。毎月赤字出してる状態で、赤字を埋める為に高金利の借金をして、それでも浪費しながら、博打うってその儲けで借金返そう、などと言っているに程近い(※消費者金融で金借りて、パチンコして儲けて金返そう、なんて馬鹿な事を考えてそれを行動に移してしまう人が案外少なくない。断言するが、その先には多重債務、自己破産だとかいったロクでもない道しか待っていない。そんな阿呆な道は絶対に避けるべし)。だから、その希望の収入源(と見えてしまっている)である博打にジャブジャブ金を突っ込みながら、色んな賭場に赴いてはより有利に儲けられる様に、インチキ紛いや、場合によってはイカサマをやる訳である。もういい加減こんな馬鹿な事は止めさせないと、株どころか米国債、いや米国自体が焦げ付いて日本も共倒れだ。
どこだったか忘れたが、日経だったかな、
「アメリカが好景気だと、日本の貿易黒字が増える」なんて言っていたが、それは本当に一面の事実のピックアップであり全体像ではない。この状態が良いのだと言いたいのならばそれはミスリードだろう。ともすれば、「そのアメリカの差し金?」とかも思ってしまえない事もない。
つまり、日本(日本に限らない)はせっかく頑張って物作って、商売で稼いだ金を、ジャブジャブ米国へ貸し名目で回しているのだ。米国はそのお金で贅沢三昧、消費消費で使った金や借金を融通する為、消費先の金を引き戻す為に高利回りの投資先(借金)を産みつつその集めた金で何かと言えばまた投資、それで儲けようだとかそんな馬鹿な話を本当にやっているのだ。もういい加減にするべきだろう。焦げ付くに決まっている。
言っておくが、米国は貿易収支をはじめ前述の通り極めて赤字体質なのである。その為の借金、(米)国債や株投資として、例えば他国の外貨準備(経常収支での黒字かな)がその投資に流れるのだが、それが何故かといえば、例えばその貿易収支などにおける取引き(黒字)が反映して(例えば)円高ドル安が急速に進むのを止める為に(日本など外国)政府がドル買いの介入を行うのでまた増えるのと、或いはその投資による配当利率が高く設定されている事等にもある。
こうして見るとまた分かるのが、より簡単に表現にすると、米国とは赤字を重ねながらその赤字分を捻出する為に高い利率で借金をして、また投資、消費を重ねて行くのである。収支は基本(大)赤字体質なのだ。それでは毎年借金が増えても減る事はない。であるのに、(というよりも、であるからというべきか)利息の高い借金をして、また投資、また消費を続けるのだ。利息がある借金はまた新たな借金を産む。なのに、国民は消費に熱狂している。余りに消費が冷え込んで金が全然回らないというのも当然よろしくないが、あの国の状態はちょっと尋常じゃない。例えば国民貯蓄率などは一体どのくらいの数字なのだろう。ちょっと、怖いなあと。だから以前もその通りに、ちょっと異常だ、おかしいと書いた(※link)。ローンの焦げ付きだとかいったあのサブプライム問題も、「それ見た事か」という様なもので、あんなものは出るべくして出てるんだろうし「正直それどころじゃないだろう?」と思うのだが。。
取り敢えず、危ない危ないと言い回るだけでなく、それなりの提言も書き添えては置きたい。別に、「アメリカなんぞ潰れっちまえ」とガキ臭い事を言う訳でもなし、実際あの米国債などの保有額にしてもそうである様に、現状の日米のもたれ合い具合とは、現状は一蓮托生の部類なのである。その一点だけでなく、連鎖的に、もし米国が一気にへたり込んで破綻したら、その場合米国債は紙切れ、米国株は暴落、ドル暴落、そうなると世界中あちこちで大損が噴出し、そういった債権を保有していた各国政府にしろ企業にしろが軒並み株価を下げて、世界同時株暴落、果ては世界恐慌、なんて事にもなりかねない。その果ての最悪は、、、戦争??まさかねえ、、、、
ともかくまず、今の米国の財政状況とは極めて危険な状態であるという事。ほとんど自転車操業に近い。自転車だとか、サメだかマグロの様なもので、「止まったら死ぬ」となってしまいそうだ。そりゃあそうだ。毎月赤字出してる状態で、赤字を埋める為に高金利の借金をして、それでも浪費しながら、博打うってその儲けで借金返そう、などと言っているに程近い(※消費者金融で金借りて、パチンコして儲けて金返そう、なんて馬鹿な事を考えてそれを行動に移してしまう人が案外少なくない。断言するが、その先には多重債務、自己破産だとかいったロクでもない道しか待っていない。そんな阿呆な道は絶対に避けるべし)。だから、その希望の収入源(と見えてしまっている)である博打にジャブジャブ金を突っ込みながら、色んな賭場に赴いてはより有利に儲けられる様に、インチキ紛いや、場合によってはイカサマをやる訳である。もういい加減こんな馬鹿な事は止めさせないと、株どころか米国債、いや米国自体が焦げ付いて日本も共倒れだ。
どこだったか忘れたが、日経だったかな、
「アメリカが好景気だと、日本の貿易黒字が増える」なんて言っていたが、それは本当に一面の事実のピックアップであり全体像ではない。この状態が良いのだと言いたいのならばそれはミスリードだろう。ともすれば、「そのアメリカの差し金?」とかも思ってしまえない事もない。
つまり、日本(日本に限らない)はせっかく頑張って物作って、商売で稼いだ金を、ジャブジャブ米国へ貸し名目で回しているのだ。米国はそのお金で贅沢三昧、消費消費で使った金や借金を融通する為、消費先の金を引き戻す為に高利回りの投資先(借金)を産みつつその集めた金で何かと言えばまた投資、それで儲けようだとかそんな馬鹿な話を本当にやっているのだ。もういい加減にするべきだろう。焦げ付くに決まっている。
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