世界の金融資産は、2007年度で170兆ドル規模と推定されるという。
円換算して約1京7000兆円という天文学的数字。(これはその資産をドル換算してという事なのだろう)
この数字は結構見るのだが、これも金融資産である。不動産や現物が見えていないのだが、そう言えば昨今の市場原理方向でこれらあらゆるものが、債権ですらが証券化しているので無意味ではなく確かに目安にはなるか。
市場原理主義という一種のギミック、原始社会への回帰方向であるこれらから忌々しい手段を労してまで手に入れようとしたもの。
一体そのコンプレックスと覇権願望が世界の(金融)資産もどのくらいえげつなく貪ったのだろう。
これは個人資産についてだが、
6月にメリルリンチが出したレポートでは、世界の富裕層個人の保有資産残高が40.7兆ドルに達したと報告している。
4100兆円くらいか。それにしたってどえらい数字だ。
私は、何度も言うがある程度の競争があって、富裕層があって別に構わないと思う。しかし、限度を越したやり方、モラルハザード、忌々しい手段にまで訴え、そして踏み付けられるのは世の中の貧しい人々、女子供、老人、特に弱い立場の人々で、その悲しみや苦しみや、命すらもが余りにも無体に扱われるその様を、一体何とも思わないのだろうか。
少しでも世の中が良くなったらいい
その為にやっている。
本当に、何も報われやしないが、それでも、少しでもこの世の中が、世界が良くなるのならば
それで報われる。
マネタリーベース(ハイパワードマネー/現金通貨+中央銀行預け金<日銀当座預金残高>)
マネーサプライ:M1(現金通貨+預金通貨)、M2(M1+準通貨<定期/外貨預金>)// M2+CD(certificate of deposit/譲渡性預金)/最も一般的)、M3(+郵貯、農協、信組等預貯金。金銭信託)、M3+CD(+譲渡性預金)、広義流動性(+投資信託、債権、CP等)
しかし、よくあるデータM2だけの数字では明らかに実体を顕せていない。
金融の複雑化が諸々の事象を見え辛くしている。つまり広義流動性
前述でも問題にしている(米国)サプライについては、
M2だけでも(02〜06まででさえ)2兆ドルオーバー
各国の総資産、国民総資産の様なストック統計も意図的なのか分からないが数字が全然無い
金融資産についても中々分かり辛いのだが、日銀データによると(あくまで2001時点だが)個人金融資産残高総額が円換算で、米4300兆円、日1500兆円、英550兆円、独430兆円、仏370兆円といった感じ。これはあくまでも個人残高である。
GDPはフロー。ストックとあわせて見なければ全体像が見えない気がする。
いや、何となくというか見えてはいるので余計に見て確認したいのだが。
取り敢えずGDPでは米ドルで(何れも約)、世界全体54兆ドル、
米13.8兆ドル、日4.3兆ドル、独3.3、中3.2、英2.7、仏2.5、伊2.1、、、
(第四位の所に中…チャイナというのがまた笑えないでしょう?13億からいる国民のほとんどが貧農だ。)
何度も述べて来たがGDPを見ても分かるし、エネルギー消費量を見ても米国の数字は莫大である。
よく見る一次エネルギー依存度・構成比%ではその総量は見えない。何れもブッチギってべらぼうに米国消費量が多い。
(エネルギーについては、人的大国要素、低コスト・低技術要素からチャイナの化石燃料でも石炭依存<石油も相対的には大きい>が異常な程でありこれも大変問題がある。)
ミリタリーバランス。諜報SPY濫用、依存症。
投資と消費の熱狂には何度も言及してきた。
ドル基軸通貨構造。振り回す市場原理主義とそのトリック
世界最大の対外債務残高、対外純債務残高を持つ純債務国はこう言う。
「借金なんて永遠にし(借換)続ければ大丈夫」(※借金雪達磨方式)
それはルールとして可能ならばだが、そんな無茶苦茶が通る訳が無い。一体誰が貸してくれる?つまり信用してくれる人が居なければ借金は出来ない、不可能なのだ。その財務状態を隠し、舌先三寸、ハリボテを労し、安全安全、大丈夫、、
更に悪質な者は借金を積み重ねながら買い漁った資産、手に入れた金、証券を売り抜けて資産移動、隠蔽を計り、、、
そういうのを詐欺という。
(※対外「純」債務残高約3兆ドル。財政単年収支で5000億ドルの赤字。累積債務は10兆ドルをゆうに超える。イラクアフガン戦費約8500億ドル、一説では3兆ドル。公的資金投入、投入とじゃぶじゃぶ垂れ流すこれらは年度収支と被る部分もあるが既述の部分で既に約5000億ドル)
これが世界の数字的側面を加味した姿だ。
ここまであった米国のそのサブ・プライムショックにみる異常な投資と消費の狂騒は、その裏で、借金債務雪達磨方式を(そこそこ)巧妙に隠すギミックがあり、これで世界中の資本やエネルギーを集中させ自分達のみの大盤振る舞いをしていた現実、この瓦解の調べである。
アングロネット覇権主義によるモラトリアムを望み、対立構造を工作利用、禍々しい手段にすら手を染める。
末端の苦しみなど、自分達の手下ですら、命すら意にも介さない。
この無茶苦茶な米国覇権主義世界構造を、のぼせ上がった連中は維持、現状維持したくしがみつく。
そんな腐り切り伸び切った鼻は、何度でも叩き切ってやる
今、明らかに世界はこのふざけた状態から脱却する為に揺れている。
今、世界は変わろうとしている。
みんな頑張れ、負けるな、自分に負けるな
心の中にある、誰かの為、自分の為でもあるこの世は、その光と勇気にかかっている。
変えよう
もっと明るい、新たな未来の為に
円換算して約1京7000兆円という天文学的数字。(これはその資産をドル換算してという事なのだろう)
この数字は結構見るのだが、これも金融資産である。不動産や現物が見えていないのだが、そう言えば昨今の市場原理方向でこれらあらゆるものが、債権ですらが証券化しているので無意味ではなく確かに目安にはなるか。
市場原理主義という一種のギミック、原始社会への回帰方向であるこれらから忌々しい手段を労してまで手に入れようとしたもの。
一体そのコンプレックスと覇権願望が世界の(金融)資産もどのくらいえげつなく貪ったのだろう。
これは個人資産についてだが、
6月にメリルリンチが出したレポートでは、世界の富裕層個人の保有資産残高が40.7兆ドルに達したと報告している。
4100兆円くらいか。それにしたってどえらい数字だ。
私は、何度も言うがある程度の競争があって、富裕層があって別に構わないと思う。しかし、限度を越したやり方、モラルハザード、忌々しい手段にまで訴え、そして踏み付けられるのは世の中の貧しい人々、女子供、老人、特に弱い立場の人々で、その悲しみや苦しみや、命すらもが余りにも無体に扱われるその様を、一体何とも思わないのだろうか。
少しでも世の中が良くなったらいい
その為にやっている。
本当に、何も報われやしないが、それでも、少しでもこの世の中が、世界が良くなるのならば
それで報われる。
マネタリーベース(ハイパワードマネー/現金通貨+中央銀行預け金<日銀当座預金残高>)
マネーサプライ:M1(現金通貨+預金通貨)、M2(M1+準通貨<定期/外貨預金>)// M2+CD(certificate of deposit/譲渡性預金)/最も一般的)、M3(+郵貯、農協、信組等預貯金。金銭信託)、M3+CD(+譲渡性預金)、広義流動性(+投資信託、債権、CP
しかし、よくあるデータM2だけの数字では明らかに実体を顕せていない。
金融の複雑化が諸々の事象を見え辛くしている。つまり広義流動性
前述でも問題にしている(米国)サプライについては、
M2だけでも(02〜06まででさえ)2兆ドルオーバー
各国の総資産、国民総資産の様なストック統計も意図的なのか分からないが数字が全然無い
金融資産についても中々分かり辛いのだが、日銀データによると(あくまで2001時点だが)個人金融資産残高総額が円換算で、米4300兆円、日1500兆円、英550兆円、独430兆円、仏370兆円といった感じ。これはあくまでも個人残高である。
GDPはフロー。ストックとあわせて見なければ全体像が見えない気がする。
いや、何となくというか見えてはいるので余計に見て確認したいのだが。
取り敢えずGDPでは米ドルで(何れも約)、世界全体54兆ドル、
米13.8兆ドル、日4.3兆ドル、独3.3、中3.2、英2.7、仏2.5、伊2.1、、、
(第四位の所に中…チャイナというのがまた笑えないでしょう?13億からいる国民のほとんどが貧農だ。)
何度も述べて来たがGDPを見ても分かるし、エネルギー消費量を見ても米国の数字は莫大である。
よく見る一次エネルギー依存度・構成比%ではその総量は見えない。何れもブッチギってべらぼうに米国消費量が多い。
(エネルギーについては、人的大国要素、低コスト・低技術要素からチャイナの化石燃料でも石炭依存<石油も相対的には大きい>が異常な程でありこれも大変問題がある。)
ミリタリーバランス。諜報SPY濫用、依存症。
投資と消費の熱狂には何度も言及してきた。
ドル基軸通貨構造。振り回す市場原理主義とそのトリック
世界最大の対外債務残高、対外純債務残高を持つ純債務国はこう言う。
「借金なんて永遠にし(借換)続ければ大丈夫」(※借金雪達磨方式)
それはルールとして可能ならばだが、そんな無茶苦茶が通る訳が無い。一体誰が貸してくれる?つまり信用してくれる人が居なければ借金は出来ない、不可能なのだ。その財務状態を隠し、舌先三寸、ハリボテを労し、安全安全、大丈夫、、
更に悪質な者は借金を積み重ねながら買い漁った資産、手に入れた金、証券を売り抜けて資産移動、隠蔽を計り、、、
そういうのを詐欺という。
(※対外「純」債務残高約3兆ドル。財政単年収支で5000億ドルの赤字。累積債務は10兆ドルをゆうに超える。イラクアフガン戦費約8500億ドル、一説では3兆ドル。公的資金投入、投入とじゃぶじゃぶ垂れ流すこれらは年度収支と被る部分もあるが既述の部分で既に約5000億ドル)
これが世界の数字的側面を加味した姿だ。
ここまであった米国のそのサブ・プライムショックにみる異常な投資と消費の狂騒は、その裏で、借金債務雪達磨方式を(そこそこ)巧妙に隠すギミックがあり、これで世界中の資本やエネルギーを集中させ自分達のみの大盤振る舞いをしていた現実、この瓦解の調べである。
アングロネット覇権主義によるモラトリアムを望み、対立構造を工作利用、禍々しい手段にすら手を染める。
末端の苦しみなど、自分達の手下ですら、命すら意にも介さない。
この無茶苦茶な米国覇権主義世界構造を、のぼせ上がった連中は維持、現状維持したくしがみつく。
そんな腐り切り伸び切った鼻は、何度でも叩き切ってやる
今、明らかに世界はこのふざけた状態から脱却する為に揺れている。
今、世界は変わろうとしている。
みんな頑張れ、負けるな、自分に負けるな
心の中にある、誰かの為、自分の為でもあるこの世は、その光と勇気にかかっている。
変えよう
もっと明るい、新たな未来の為に
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<基軸通貨というもの。ドル基軸の終焉>
米ドルの基軸通貨というポジションについてはもう何度か述べたが、基軸通貨にあるという事は世界的な決済や、外貨準備や資産ストックとして極めて多く保有されるという事であり、つまりこれまで述べて来た状況や欲望からドル価値を無理矢理高止まりに繋ぎ止めたいという事、その一心で彼等は嘘ばかり言い、卑怯に落ちて行く。
国債増発、シニョレッジで野方図にいじりドルを撒き散らすマネーサプライ、無理矢理ドルを高止まりさせる事で債務の穴埋めを謀ろうとしている様なものであり、これはとてつもない背信行為というかモラルハザードである。無茶苦茶な借金放題で浪費しまくって、好き放題金刷って済むなら誰だってそうする。
あの国家ファンドについて述べた時の様なギミック、トリックもまた然りである。
米国独裁的世界構造の終焉と共に、ドル基軸通貨もその終焉を迎える。
「次の基軸通貨は何になるのだろうか?」
等という声も聞くが、それは、世界多極自立と安定へ向かうという方向であるから、幾つかの通貨が中心となる、ドル一極からの脱却というそのままの姿を現す様になるのではなかろうか。つまり基軸通貨というものが「通貨的覇権」をもし意味するならば、そういった存在は無くなり、リスク分散の意味でも幾つかの通貨が中心になって為していくだろう。多極自立と安定、新しい未来への姿そのものとして。実際それがどの通貨なのかと言えば、それはまあ当然ユーロや、円もそうだろう。
グローバル系統、市場原理主義系統のエゲツなさがつくづく嫌になって来るのだが、実際欧州や日本、アジアにしろ米国以外にも染まっている勢力はいる。基本的にその系統なのだろうが、正直思っていたより欧州はこのサブ・プライムの含み損を抱えている様である。故に欧州はそこそこ混乱、米国サブ・プライムウェーブ、津波もまだ波及するかも知れない。ただ、私は基本的に欧州は信頼出来ると思っている。そのエゲツない市場原理主義の系統も居ようが、当たり前だがそうでない人々もいて、私が感じた感覚だとむしろその方が多い。濃度で言えば米国が真っ赤(敢えて赤)ならば(ただしオバマ支持の民主党系はそうでもないと思う)、欧州は全然、ピンクでも淡い薄い桃色程度だろう、総体的に言えば。また、日本にもそういう系統は間違いなくいるが、それは是正していくべきだろう事でまあおいといて、通貨についても経済と同じで、経済規模や実質力から比すると明らかに割安であり円高と中心通貨の一つに位置する事になるのは自然な流れだろうかと思う。また、貿易関連で円高がいやだいやだと言う方々も居ようが、それはもう世界構造的な改善においては仕方が無い事であるし、日本の製造業の底力は多少の円高ではそう簡単に揺らがない、乗り越える力があるものであると思うし、その準備期間も既に経験して来ている。また、多少円が高くなろうがそれは別の意味で、保有や投資も見込めるのだから悪い事でもない。
ドルについては、今現在のドル基軸通貨は米国独裁的世界構造の崩壊と共に崩れ、無茶苦茶やってきただけに大きく持ち崩しても仕方が無いだろう。収縮局面、世界から貪ったストックを償還して自らの債務を果たすべきで、これが終わり、完全なる過剰供給であるワールド・ドルサプライも消化すれば、実質経済力に沿った形で当然下落した価値も戻すだろう。小判にじゃんじゃん混ぜ込んだものを取り除いて鋳直すという事。多極自立安定において、ドルも余程その処理が酷くなければ中心の一つをなすだろう。ただし、現米国執行部が卑怯な真似ばかりして弱者イジメばかりするなら徹底的に崩壊しろと思うが。
その他の通貨については、どうだろう。微妙というか、直近についてはやはり先の通貨なのだろうが、多極自立安定にあっては色々な通貨が保有されれば別に構わないのだと思う。ポンドや、BRICsでもルーブル、ブラジル・レアル等もそうなるかも知れない。人民元は、微妙だ。政治体制的にこれも無茶苦茶なのもあるし、経済や諸々の脆弱さもやはり途上であるのは明らかで、固定相場という状況、そういった意味でも時々耳にする様な声の様に一気に伸びるとは思えない。大きな変革や、例えばチベットや東トルキスタン等への侵略、弾圧など少なくともこれらを止めれば大きく違ってくると思うが。
米ドルの基軸通貨というポジションについてはもう何度か述べたが、基軸通貨にあるという事は世界的な決済や、外貨準備や資産ストックとして極めて多く保有されるという事であり、つまりこれまで述べて来た状況や欲望からドル価値を無理矢理高止まりに繋ぎ止めたいという事、その一心で彼等は嘘ばかり言い、卑怯に落ちて行く。
国債増発、シニョレッジで野方図にいじりドルを撒き散らすマネーサプライ、無理矢理ドルを高止まりさせる事で債務の穴埋めを謀ろうとしている様なものであり、これはとてつもない背信行為というかモラルハザードである。無茶苦茶な借金放題で浪費しまくって、好き放題金刷って済むなら誰だってそうする。
あの国家ファンドについて述べた時の様なギミック、トリックもまた然りである。
米国独裁的世界構造の終焉と共に、ドル基軸通貨もその終焉を迎える。
「次の基軸通貨は何になるのだろうか?」
等という声も聞くが、それは、世界多極自立と安定へ向かうという方向であるから、幾つかの通貨が中心となる、ドル一極からの脱却というそのままの姿を現す様になるのではなかろうか。つまり基軸通貨というものが「通貨的覇権」をもし意味するならば、そういった存在は無くなり、リスク分散の意味でも幾つかの通貨が中心になって為していくだろう。多極自立と安定、新しい未来への姿そのものとして。実際それがどの通貨なのかと言えば、それはまあ当然ユーロや、円もそうだろう。
グローバル系統、市場原理主義系統のエゲツなさがつくづく嫌になって来るのだが、実際欧州や日本、アジアにしろ米国以外にも染まっている勢力はいる。基本的にその系統なのだろうが、正直思っていたより欧州はこのサブ・プライムの含み損を抱えている様である。故に欧州はそこそこ混乱、米国サブ・プライムウェーブ、津波もまだ波及するかも知れない。ただ、私は基本的に欧州は信頼出来ると思っている。そのエゲツない市場原理主義の系統も居ようが、当たり前だがそうでない人々もいて、私が感じた感覚だとむしろその方が多い。濃度で言えば米国が真っ赤(敢えて赤)ならば(ただしオバマ支持の民主党系はそうでもないと思う)、欧州は全然、ピンクでも淡い薄い桃色程度だろう、総体的に言えば。また、日本にもそういう系統は間違いなくいるが、それは是正していくべきだろう事でまあおいといて、通貨についても経済と同じで、経済規模や実質力から比すると明らかに割安であり円高と中心通貨の一つに位置する事になるのは自然な流れだろうかと思う。また、貿易関連で円高がいやだいやだと言う方々も居ようが、それはもう世界構造的な改善においては仕方が無い事であるし、日本の製造業の底力は多少の円高ではそう簡単に揺らがない、乗り越える力があるものであると思うし、その準備期間も既に経験して来ている。また、多少円が高くなろうがそれは別の意味で、保有や投資も見込めるのだから悪い事でもない。
ドルについては、今現在のドル基軸通貨は米国独裁的世界構造の崩壊と共に崩れ、無茶苦茶やってきただけに大きく持ち崩しても仕方が無いだろう。収縮局面、世界から貪ったストックを償還して自らの債務を果たすべきで、これが終わり、完全なる過剰供給であるワールド・ドルサプライも消化すれば、実質経済力に沿った形で当然下落した価値も戻すだろう。小判にじゃんじゃん混ぜ込んだものを取り除いて鋳直すという事。多極自立安定において、ドルも余程その処理が酷くなければ中心の一つをなすだろう。ただし、現米国執行部が卑怯な真似ばかりして弱者イジメばかりするなら徹底的に崩壊しろと思うが。
その他の通貨については、どうだろう。微妙というか、直近についてはやはり先の通貨なのだろうが、多極自立安定にあっては色々な通貨が保有されれば別に構わないのだと思う。ポンドや、BRICsでもルーブル、ブラジル・レアル等もそうなるかも知れない。人民元は、微妙だ。政治体制的にこれも無茶苦茶なのもあるし、経済や諸々の脆弱さもやはり途上であるのは明らかで、固定相場という状況、そういった意味でも時々耳にする様な声の様に一気に伸びるとは思えない。大きな変革や、例えばチベットや東トルキスタン等への侵略、弾圧など少なくともこれらを止めれば大きく違ってくると思うが。
<マネーサプライ:通貨の質と量>
所で、これら通貨(紙幣)供給をサプライ、マネーサプライと呼ぶ。
通貨供給量といったもの。
シニョレッジだろうが赤字国債だろうが、このサプライの過多はそのまま通貨価値の下落、市場の金余りを意味し、物価価値上昇、インフレをもたらす。
過剰なサプライを続ければ、最悪ハイパーインフレの様な状態まで起こり得、当然だが経済破綻をもたらす。ただしこの場合(ハイパーインフレ)、債務は相対的な大幅下落を意味するので、債務はほとんどチャラになる。ただし、これは債務がそうである様に同時に、債権、資産の価値も相対的に大幅に落とす事になる。第一、ハイパーインフレ状態ではほとんど経済は破綻しており、国民は大変困る。
まあそこまでいかなくても、例えばつまり名目成長率上昇で債務財政状況、プライマリーバランスの黒字化を計ろうというのは、苦肉の策として理解出来るが、余り上等な政策であるとは言えない。
ただ、
状況として経済規模が拡大しているのにマネーサプライが足りていない場合、実体経済に見合わない少ないマネーサプライ、つまり必要な場合、これは政府通貨発行権(シニョレッジ)は多いにあって良いものと判断する。
緩やかなインフレは、
プラスの経済成長(実質成長率)と共にあればまずそれほど問題はない。
問題なのは、今の世界状況、特に米国の(何せここから起こっているのだから)完全なるスタグフレーション状況である。
景気・経済金融後退しているのにインフレ状態が存在する。米国は官民財政が滅茶苦茶なので、窮した政府はもう安易に安易に軽々しくマネーサプライ、中でも国債もそうだがシニョレッジに頼り紙幣を刷りまくり、借換償還や減税財政出動としてジャブジャブ市場に流そうとする。本質的な不良債権処理もせずに、GSE(ファニーメイ/フレディマック)やAIGにジャブジャブ投入している公的資金もまったくそういった性質で、
これら一連の状況にあって、米国現執行部・共和党やその背後が、もうのべつまくなしFRBで金を刷らせまくっているのは間違いなかろうかと思う。
実体経済に見合わないマネーサプライ、過剰供給は、完全にその「金」「小判」に別の金属を混入し鋳直してバラ撒いている様なものであると断言しておく。
狂騒的な米国市場から信用収縮を起して資金が逃げ出しているだけであり、基本的に世界は既に金余り状況、つまり、ドルは既に超過剰供給されているのだという事である。かなり歴史的な、継続的なものであり、歴代であろうが、現ブッシュ執行部はもう他(軍産、諜報SPY)も含めて経済も財政も無茶苦茶やっている。本当に破滅的だ
数稿前、甘い考えで適当に、国債増発やシニョレッジでじゃぶじゃぶサプライをやりたければまあやればいいさと述べたのは、もう徹底的に信用を失ってボロボロになりたきゃすればいいという皮肉なのだが、、彼等は一向に分からない様で
例えば、一方で債権も多いが国債債務もかなり多い日本の財政状況にあって、私は、財政再建は必ず素早く進めなければならないと考えている。故に、何かと言えば直ぐに財政出動だ赤字国債、公債だとまた言いたがる辺りの意見も、それは駄目だと言い続けている。まあ別の方法があり後に色々それなりに詳しく述べるが、日本には日本の状況に合わせての処方が必要なのであるから、日本のそれと米国のそれをゴチャ混ぜにするものでもないが、昨今の市場原理主義系統の財政規律軽視と胡散臭い論理(まあ、ギミックなのだけど。多分、本質的に分かってる人はそれを承知でトリックを吹聴している)と厚かましさには辟易とするものである。そりゃあそうだろう、
「借金なんか永遠にし続ければ大丈夫」
って…阿呆だろ!
つまり、
今、米現執行部がやっている事は、
懐具合が悪いからとマネーサプライでじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ垂れ流しカネの価値を落とし、更に財政や、つまり国債等の債券の信用をも連鎖下落させ、ドルの価値を落とし、信用を落とし、経済を落とし、株価を落とし、サブ・プライム関連モノの証券を落とし、住宅価格を落とし、投資した証券会社や銀行、投資家の不良債権を膨らませ落とし、株価を落とし、経済を落とし、じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ…
そこで、「頼むから買い支えて」「ドル買って」と欧日加やその他アジアや産油国等にも
保有資産の目減りや経済の混乱を訴えたり頼んだり或いは圧力を掛けたりSPY工作したりしている訳である。
結局、モラトリアム。
しかも
人を人とも見ない傲慢な覇権願望と忌々しい手段にすら手を染める
連中はもう最悪だ。
そんな世の人々、特に弱い者を苦しめ続ける歪んだ欲望やコンプレックスを買い支える必要など何もない。
所で、これら通貨(紙幣)供給をサプライ、マネーサプライと呼ぶ。
通貨供給量といったもの。
シニョレッジだろうが赤字国債だろうが、このサプライの過多はそのまま通貨価値の下落、市場の金余りを意味し、物価価値上昇、インフレをもたらす。
過剰なサプライを続ければ、最悪ハイパーインフレの様な状態まで起こり得、当然だが経済破綻をもたらす。ただしこの場合(ハイパーインフレ)、債務は相対的な大幅下落を意味するので、債務はほとんどチャラになる。ただし、これは債務がそうである様に同時に、債権、資産の価値も相対的に大幅に落とす事になる。第一、ハイパーインフレ状態ではほとんど経済は破綻しており、国民は大変困る。
まあそこまでいかなくても、例えばつまり名目成長率上昇で債務財政状況、プライマリーバランスの黒字化を計ろうというのは、苦肉の策として理解出来るが、余り上等な政策であるとは言えない。
ただ、
状況として経済規模が拡大しているのにマネーサプライが足りていない場合、実体経済に見合わない少ないマネーサプライ、つまり必要な場合、これは政府通貨発行権(シニョレッジ)は多いにあって良いものと判断する。
緩やかなインフレは、
プラスの経済成長(実質成長率)と共にあればまずそれほど問題はない。
問題なのは、今の世界状況、特に米国の(何せここから起こっているのだから)完全なるスタグフレーション状況である。
景気・経済金融後退しているのにインフレ状態が存在する。米国は官民財政が滅茶苦茶なので、窮した政府はもう安易に安易に軽々しくマネーサプライ、中でも国債もそうだがシニョレッジに頼り紙幣を刷りまくり、借換償還や減税財政出動としてジャブジャブ市場に流そうとする。本質的な不良債権処理もせずに、GSE(ファニーメイ/フレディマック)やAIGにジャブジャブ投入している公的資金もまったくそういった性質で、
これら一連の状況にあって、米国現執行部・共和党やその背後が、もうのべつまくなしFRBで金を刷らせまくっているのは間違いなかろうかと思う。
実体経済に見合わないマネーサプライ、過剰供給は、完全にその「金」「小判」に別の金属を混入し鋳直してバラ撒いている様なものであると断言しておく。
狂騒的な米国市場から信用収縮を起して資金が逃げ出しているだけであり、基本的に世界は既に金余り状況、つまり、ドルは既に超過剰供給されているのだという事である。かなり歴史的な、継続的なものであり、歴代であろうが、現ブッシュ執行部はもう他(軍産、諜報SPY)も含めて経済も財政も無茶苦茶やっている。本当に破滅的だ
数稿前、甘い考えで適当に、国債増発やシニョレッジでじゃぶじゃぶサプライをやりたければまあやればいいさと述べたのは、もう徹底的に信用を失ってボロボロになりたきゃすればいいという皮肉なのだが、、彼等は一向に分からない様で
例えば、一方で債権も多いが国債債務もかなり多い日本の財政状況にあって、私は、財政再建は必ず素早く進めなければならないと考えている。故に、何かと言えば直ぐに財政出動だ赤字国債、公債だとまた言いたがる辺りの意見も、それは駄目だと言い続けている。まあ別の方法があり後に色々それなりに詳しく述べるが、日本には日本の状況に合わせての処方が必要なのであるから、日本のそれと米国のそれをゴチャ混ぜにするものでもないが、昨今の市場原理主義系統の財政規律軽視と胡散臭い論理(まあ、ギミックなのだけど。多分、本質的に分かってる人はそれを承知でトリックを吹聴している)と厚かましさには辟易とするものである。そりゃあそうだろう、
「借金なんか永遠にし続ければ大丈夫」
って…阿呆だろ!
つまり、
今、米現執行部がやっている事は、
懐具合が悪いからとマネーサプライでじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ垂れ流しカネの価値を落とし、更に財政や、つまり国債等の債券の信用をも連鎖下落させ、ドルの価値を落とし、信用を落とし、経済を落とし、株価を落とし、サブ・プライム関連モノの証券を落とし、住宅価格を落とし、投資した証券会社や銀行、投資家の不良債権を膨らませ落とし、株価を落とし、経済を落とし、じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ…
そこで、「頼むから買い支えて」「ドル買って」と欧日加やその他アジアや産油国等にも
保有資産の目減りや経済の混乱を訴えたり頼んだり或いは圧力を掛けたりSPY工作したりしている訳である。
結局、モラトリアム。
しかも
人を人とも見ない傲慢な覇権願望と忌々しい手段にすら手を染める
連中はもう最悪だ。
そんな世の人々、特に弱い者を苦しめ続ける歪んだ欲望やコンプレックスを買い支える必要など何もない。
<マネーサプライ:赤字国債とシニョレッジ>
さて、その海外から多くの融資を受け続け多重債務状態にある米国だが、
これまで何度も述べている様に、基本的にはこれも本質なのだが経済・金融から政府財政まで滅茶苦茶の真っ赤っかである。(しかし借金を繰り返しながら無駄遣いはしまくり、車を買ったり家を買ったり博打に行く)
その財政赤字部分、
年度予算や、また減税減税と彼等も言う(まあどこでもよくある話だが)財政出動の財源、彼等米国の場合はイラク・アフガン等に対する対外軍事介入(テクニカル侵略)の莫大な戦費、今現在では不良債権処理もせずに投入される国税(公的資金投入)部分、等など、、
またその外貨準備で述べた部分の国際収支の経常収支赤字部分の払い分ドル、
財政規律を基本的に重視した上での、総体的健全な財政状態での話ならまだ分からんでもないが、
こんな真っ赤っかな状態(故にインチキを更に労して資本収支等で工面しようとする)で一体その金(かね)、ドルをどこから都合するのだろうか。という事に気付かれるはずである。
それがまた、(米)国債でもある。
財務省債券なり何なりの新発赤字国債を発行しFRB(米国の中央銀行)が金を刷って、償還や市場供給する訳だ。この債券が市場でまた取引きされる。この累積債務が米国のこの場合だともう膨大に膨らむのは目に見えており、既に10兆ドルをゆうに超える。
しかし、それにしてもこれだけではとても金が工面出来ないはずである。
一体どうやって都合をつけているのか?
そこでもう一つある方法が、大まかな2大手法のもう一方、政府通貨発行権。俗にシニョレッジとも呼ばれる。私も、この政府通貨発行権とか、シニョレッジとか、シニョレッジ通貨発行権とかまちまちに記述すると思うが、細かい事は気にしないで欲しい。
このシニョレッジ。新発赤字国債と何が違うかと言えば、政府が償還の義務を負わない。
簡単に例えると、
◆借用書を書いて、中央銀行(FRB)から金を受け取り後に返さなければならないのが赤字国債。
◆借りるのでなく(つまり厳密な借用担保、返済義務無し)、政府の権利権限として新たな紙幣、金を発行し、中央銀行(FRB)がその金を刷るのが政府通貨発行権(シニョレッジ)。
これ、国債とてそうだが、財政的には一種麻薬の様な魅力があるのは即座に理解してもらえるのでなかろうか。
《追付記:かといって、米国は借金なんか借り続ければ大丈夫、とか寝惚けているので国債すらこのままでは伸び続け破綻しかねないのだが。(つまり、何度も述べるが諸々の横暴を踏まえ、これらを止めさせ、世界的な構造と人類の将来と一般人の平穏を考え、これら国債だろうが証券、ドル、金融経済から実体通り収縮させ、世界から貪ったストックを吐き出しこれらを償還し、これをもって影響力の収縮、一極覇権主義の終焉と世界多極自立と安定を目指すべきであると述べる。経済もその後に、実質実体に相応の規模で落ち着く)》
財政的に赤字が出て困ったり、何か特別予算を組みたいとした時にこれ程、楽で安易な方法は無い。
ただし、これを濫用する事は通貨の過剰供給をもたらし、これは通貨価値の下落をもたらす。
江戸時代の小判に、銅や錫の様なものを混ぜて質を落とし、量数を増やすといった話と似た様なものである。
通貨価値の下落は、物価価値の上昇を意味し、つまりインフレを起す。
さて、その海外から多くの融資を受け続け多重債務状態にある米国だが、
これまで何度も述べている様に、基本的にはこれも本質なのだが経済・金融から政府財政まで滅茶苦茶の真っ赤っかである。(しかし借金を繰り返しながら無駄遣いはしまくり、車を買ったり家を買ったり博打に行く)
その財政赤字部分、
年度予算や、また減税減税と彼等も言う(まあどこでもよくある話だが)財政出動の財源、彼等米国の場合はイラク・アフガン等に対する対外軍事介入(テクニカル侵略)の莫大な戦費、今現在では不良債権処理もせずに投入される国税(公的資金投入)部分、等など、、
またその外貨準備で述べた部分の国際収支の経常収支赤字部分の払い分ドル、
財政規律を基本的に重視した上での、総体的健全な財政状態での話ならまだ分からんでもないが、
こんな真っ赤っかな状態(故にインチキを更に労して資本収支等で工面しようとする)で一体その金(かね)、ドルをどこから都合するのだろうか。という事に気付かれるはずである。
それがまた、(米)国債でもある。
財務省債券なり何なりの新発赤字国債を発行しFRB(米国の中央銀行)が金を刷って、償還や市場供給する訳だ。この債券が市場でまた取引きされる。この累積債務が米国のこの場合だともう膨大に膨らむのは目に見えており、既に10兆ドルをゆうに超える。
しかし、それにしてもこれだけではとても金が工面出来ないはずである。
一体どうやって都合をつけているのか?
そこでもう一つある方法が、大まかな2大手法のもう一方、政府通貨発行権。俗にシニョレッジとも呼ばれる。私も、この政府通貨発行権とか、シニョレッジとか、シニョレッジ通貨発行権とかまちまちに記述すると思うが、細かい事は気にしないで欲しい。
このシニョレッジ。新発赤字国債と何が違うかと言えば、政府が償還の義務を負わない。
簡単に例えると、
◆借用書を書いて、中央銀行(FRB)から金を受け取り後に返さなければならないのが赤字国債。
◆借りるのでなく(つまり厳密な借用担保、返済義務無し)、政府の権利権限として新たな紙幣、金を発行し、中央銀行(FRB)がその金を刷るのが政府通貨発行権(シニョレッジ)。
これ、国債とてそうだが、財政的には一種麻薬の様な魅力があるのは即座に理解してもらえるのでなかろうか。
《追付記:かといって、米国は借金なんか借り続ければ大丈夫、とか寝惚けているので国債すらこのままでは伸び続け破綻しかねないのだが。(つまり、何度も述べるが諸々の横暴を踏まえ、これらを止めさせ、世界的な構造と人類の将来と一般人の平穏を考え、これら国債だろうが証券、ドル、金融経済から実体通り収縮させ、世界から貪ったストックを吐き出しこれらを償還し、これをもって影響力の収縮、一極覇権主義の終焉と世界多極自立と安定を目指すべきであると述べる。経済もその後に、実質実体に相応の規模で落ち着く)》
財政的に赤字が出て困ったり、何か特別予算を組みたいとした時にこれ程、楽で安易な方法は無い。
ただし、これを濫用する事は通貨の過剰供給をもたらし、これは通貨価値の下落をもたらす。
江戸時代の小判に、銅や錫の様なものを混ぜて質を落とし、量数を増やすといった話と似た様なものである。
通貨価値の下落は、物価価値の上昇を意味し、つまりインフレを起す。
<ストックとフロー>
さて、
家計の所で、赤字を都合するのにまず「貯金」を使おうとするだろうとしたが、(また家や大きな買い物をする時に、貯金だけで足りないので借金しない為に、例えば車や、株や土地を売ったりする事もあるだろう)これを「ストック」とする。
国(この例では民間は含めず政府とするが)のストックはそれこそ土地、建物に公共財など現物ものでも色々あるが、これも資産財産、ストックであるが、こんなものは大抵売る訳にはいかないのでまあ頭の片隅に置いておく程度でいい。そうでなくて、例えば年度予算でも黒字ならばここで余剰金、つまりストックが出来る訳である、消化主義でなければ。また、一般会計でなくても特別会計でも黒字ならば当然ストックが出来る。
(※くれぐれも述べて置きたいのが、現在の状態で財政再建、改革無しに特会ストックを一般会計に放り込んで焼却する、等というものは下策も下策。絶対に駄目だ。そんなパフォーマンスの低い使い方では諭吉が泣く。それならば一挙に国債償還する方がまだマシである。それも一手なのだが、他にも良い方法は考えられる。)。
例えば、公庫や基金、ストックの運用益等もまたストックである。例えば他にも、日本はハイテクを始め製造業が得意な国で、海外との貿易で大きな利益もあげる。これが貿易収支であり、その他サービス収支、所得収支を併せた経常収支、そして資本収支を含めた国際的なフロー(資本の出入り)をよく国際収支という。これの経常収支側黒字が多い場合、また為替変動相場制である場合、例えば日本の貿易収支が対米国で黒字である時、まあ現実的にそうなのだが、これによって円が高く(ドルが安く)なるので政府が為替介入し、ドルを買い、為替をドル高に向ける事がある。この時買ったドルをどうするのか。それが、例えば外貨準備として特会にストックされたり、またそのドル運用で米国債を(ドル建てで)購入したりしていた訳である。
さあ、見えてくる。
これまで述べて来た物事を含め、直近に述べて来ている米国金融経済の野方図というか無茶苦茶。これが大きく関与してくるのだ。米国は、US政府も市場も併せて何度も述べた、借金雪達磨方式を続け、その資金融通の為に更に利率の高いリスキーな投資対象を捻出し、消費・投資に熱狂し、その借金を返す為(借り換えする為)にまた更に新たな高利率リスキー投資対象を作り、という債務雪達磨をやっていた。
その投資を海外から呼込む為に、利率は高い方がいい。バブル状態も相まって余計に政策金利も上がる。その市場の錯綜や、ややこしいデリバティブ証券、クレジット・デリバティブ等は既述や他の原稿に譲るが、債務は累積、借換でべらぼうに伸び、一方で同時に資産ストックもやたらと増えた。しかしこれは債務と資産の収支でみて明らかなるマイナス、債務超過である。(※債務雪達磨式)
とにかくこうして、
例えばその外貨準備のドル、ストックやその運用の米国債は、これらの連続によってどんどんと増えていく。
日本の場合、これらほか世界貿易など国際経常収支黒字により対外「純」資産残高は2007年末で約250兆円という巨額規模にまでなった。十…何年だったか、、17年程連続で世界第一位の数字であり、世界第一位の債権国である。
基本的に、世界最大の大消費国である米国、対米に関しては他の製造業が得意な国や産油国等でも同様であり、アジアにしろ中東や欧州でもそのストック運用に米国債から市場債券・証券をもう大変多く保有している。つまり、借金雪達磨の多重債務者に金をわざわざ回している様なものである。
国内一般会計・財政において日本の場合、将来設計の甘い、これも適当なガバナンス(かポピュリズム)で何かと言えば財政出動、財政出動と続けた事により、(上記の様に債権も多いが)財政赤字、累積債務を大きく増やしてしまっているというのに。これはしかも金融政策との連携も悪く、効果もあまり見られず、つまりコストパフォーマンスが非常に悪く、結局過剰な財政政策により公共事業などの対象建設業等を非効率に肥大化させ、業界自体をダブつかせてしまい、経済の活性すら損なわれている(つまり、それでは公共事業が無ければ成り立たない様な業界になってしまう)。(※クラウディングアウト)
一般会計の歳出におけるおおまかな数字は以前述べた通り、約20兆円もの国債費が借換で計上され、無駄な債務を増やしている。
これらを含めた国内政策のものは別稿に譲るとして、、
さて、
家計の所で、赤字を都合するのにまず「貯金」を使おうとするだろうとしたが、(また家や大きな買い物をする時に、貯金だけで足りないので借金しない為に、例えば車や、株や土地を売ったりする事もあるだろう)これを「ストック」とする。
国(この例では民間は含めず政府とするが)のストックはそれこそ土地、建物に公共財など現物ものでも色々あるが、これも資産財産、ストックであるが、こんなものは大抵売る訳にはいかないのでまあ頭の片隅に置いておく程度でいい。そうでなくて、例えば年度予算でも黒字ならばここで余剰金、つまりストックが出来る訳である、消化主義でなければ。また、一般会計でなくても特別会計でも黒字ならば当然ストックが出来る。
(※くれぐれも述べて置きたいのが、現在の状態で財政再建、改革無しに特会ストックを一般会計に放り込んで焼却する、等というものは下策も下策。絶対に駄目だ。そんなパフォーマンスの低い使い方では諭吉が泣く。それならば一挙に国債償還する方がまだマシである。それも一手なのだが、他にも良い方法は考えられる。)。
例えば、公庫や基金、ストックの運用益等もまたストックである。例えば他にも、日本はハイテクを始め製造業が得意な国で、海外との貿易で大きな利益もあげる。これが貿易収支であり、その他サービス収支、所得収支を併せた経常収支、そして資本収支を含めた国際的なフロー(資本の出入り)をよく国際収支という。これの経常収支側黒字が多い場合、また為替変動相場制である場合、例えば日本の貿易収支が対米国で黒字である時、まあ現実的にそうなのだが、これによって円が高く(ドルが安く)なるので政府が為替介入し、ドルを買い、為替をドル高に向ける事がある。この時買ったドルをどうするのか。それが、例えば外貨準備として特会にストックされたり、またそのドル運用で米国債を(ドル建てで)購入したりしていた訳である。
さあ、見えてくる。
これまで述べて来た物事を含め、直近に述べて来ている米国金融経済の野方図というか無茶苦茶。これが大きく関与してくるのだ。米国は、US政府も市場も併せて何度も述べた、借金雪達磨方式を続け、その資金融通の為に更に利率の高いリスキーな投資対象を捻出し、消費・投資に熱狂し、その借金を返す為(借り換えする為)にまた更に新たな高利率リスキー投資対象を作り、という債務雪達磨をやっていた。
その投資を海外から呼込む為に、利率は高い方がいい。バブル状態も相まって余計に政策金利も上がる。その市場の錯綜や、ややこしいデリバティブ証券、クレジット・デリバティブ等は既述や他の原稿に譲るが、債務は累積、借換でべらぼうに伸び、一方で同時に資産ストックもやたらと増えた。しかしこれは債務と資産の収支でみて明らかなるマイナス、債務超過である。(※債務雪達磨式)
とにかくこうして、
例えばその外貨準備のドル、ストックやその運用の米国債は、これらの連続によってどんどんと増えていく。
日本の場合、これらほか世界貿易など国際経常収支黒字により対外「純」資産残高は2007年末で約250兆円という巨額規模にまでなった。十…何年だったか、、17年程連続で世界第一位の数字であり、世界第一位の債権国である。
基本的に、世界最大の大消費国である米国、対米に関しては他の製造業が得意な国や産油国等でも同様であり、アジアにしろ中東や欧州でもそのストック運用に米国債から市場債券・証券をもう大変多く保有している。つまり、借金雪達磨の多重債務者に金をわざわざ回している様なものである。
国内一般会計・財政において日本の場合、将来設計の甘い、これも適当なガバナンス(かポピュリズム)で何かと言えば財政出動、財政出動と続けた事により、(上記の様に債権も多いが)財政赤字、累積債務を大きく増やしてしまっているというのに。これはしかも金融政策との連携も悪く、効果もあまり見られず、つまりコストパフォーマンスが非常に悪く、結局過剰な財政政策により公共事業などの対象建設業等を非効率に肥大化させ、業界自体をダブつかせてしまい、経済の活性すら損なわれている(つまり、それでは公共事業が無ければ成り立たない様な業界になってしまう)。(※クラウディングアウト)
一般会計の歳出におけるおおまかな数字は以前述べた通り、約20兆円もの国債費が借換で計上され、無駄な債務を増やしている。
これらを含めた国内政策のものは別稿に譲るとして、、