グルジア・オセチア戦争問題が一向に収まらない。戦闘行為は一応終息した様でそれは何よりだが、戦後処理がもう。。。あれやこれやと提案、協議に調停とあるのだが、何せ紛争当事者ばかりでかなり利害が食い込んでいる上、対立を煽る連中がいるので纏まるモノも纏まらない。罵り合いながらグルジアを引っ張り合っている状況なのだが、言うまでもなく引っ張るのは基本的に先も述べた通り、米国とロシアだ。戦後調停案も言い合いの様な雰囲気で、挙げ句の果てには虐殺、略奪強姦行為があったとのプロパ(or デマ)合戦が両陣営で始まっている(米国側のアナウンスだと南オセチア民兵がグルジア・オセチア領内で殺害略奪強姦等、ロシア側のアナウンスだとグルジア軍がオセチア住民を虐殺)。基本的にどこだろうが戦争には付きものの闇で、こう言っては何だが歴史を観る上でも大陸系の戦争ではそれもより苛烈で禍々しい場合が多いとも感じられ(これは地続きという性格上極めて争いが発生し易く、また負の連鎖との増幅で、奪う事も可能なチャンスには刹那的に暴虐を尽くす特有の踏み倒し感覚が漂う事にある)、つまり、その存在は戦争があった以上調べてみなければ否定も肯定も出来ない。これについては、オランダはハーグの国際刑事裁判所の検察が調査を始めたらしいので、司法は司法として「公平に」やるべきで、その様にされたら良いと思う。
戦後調停には、色々あるだろうがこれは表面だけ見ていても仕方が無い。
そして今事案の前稿で述べた通り、この問題は本当に、極めて胡散臭い。マトモじゃない。
最近のメディアには変化がみられていて何だか頼もしいのだが、こういうアメリカ混じりの際どい問題になると、米国諜報に押されてしまう。
もう予想通りの米国寄りロシア非難がやいやい始まり、米国に引きずられて欧州とも(ロシアは)対立がどんどん深まる様相なのだが、ハッキリ言うが、それがこの事案の目的である。
グルジアは独立問題が燻りNATO、EUへと米国が表で引っぱり裏で潜りとやりながら、やはりEU諸国でもこれに同調していた面が間違いなくある。
すると、どんどん孤立へ追い込まれると感じるロシアも中間地域でどうにかこれを引っ張り込もうとする訳で、それが明らかに過剰に行く面がある。
南オセチアにはロシアが平和維持部隊と称して軍を駐留させているのだが
グルジアには思いきり米国部隊なり軍施設なりが在るはずで
その部分が報道ではあまりされない。こういった部分も引いて認識しないと大変偏った見方にもなる。
とにかく、、、
はっきり言って、
どんだけ対立とか紛争戦争が好きなのだと。
言うなれば対立構造依存症。いや、本当にこれも病的だ。
悪化プラス・モラトリアムのスクリプト・プログラムにおけるキー・ロジック、重要要素である。
おい、いい加減にしたらどうだ。
ロシアがとにかく悪く、現グルジア大統領は決定的な阿呆、という事にされそうな訳であるが、
幾ら世界覇権的な求心力が圧倒的に低下してきているとは言え、グルジアの様な小さな国、米軍施設から部隊から諜報員からが大量に居る様な所で、巨大な対立構造を捻出してしまいかねない懸念を本気で回避する気があるなら出来ない訳がない。胡散臭過ぎる。
米国よ
以前にも述べた通り、少なくとも、紛争地域には必ず SPY がウヨウヨいる。
実際に工作し(スクリプトを走らせて)いるのは、そういった連中だろう。
基本的にこの所の対ロシア非難、定かで無い情報でも何でもが物凄い勢いで米国側から流されていると見える。それはもう山ほど流しているので各所で見て欲しい。ちなみにこの上記記事で喋っているのは、ライスの部下。国務次官補の代理なのだがまあ、欧州担当のヒルの位置なのだろう。
とにかくこの執行部に、その背後でプログラム動作している連中。こいつらもうやり過ぎだ。
そもそも、
何と言うか、冷戦敗北という結果、レジームチェンジまでやって歩み寄り、こう言うと気の毒だが敗北感漂う中で経済に政治にと民主化途上でゴタゴタし続けているロシアは打ちひしがれていた訳である。ついこの間まで、一部富裕層が飛び抜けても大部分の一般市民は貧しく、極寒の地で「暖房費も無く、、、」とか「インフラが凍り付いて生活が困難、、」とか悲惨な状況にあったのを見聞きしたものであるし、今だってそこまで一気に改善されているとも考えにくい。西欧や米国、日本など豊かな国への東欧やロシアからの脱出、出稼ぎとか、女性のそれもそうであるし、しかもその中には実に悪質な身売り組織の様なものまで噛んで、という話すらもがよくよく聞かれる。発展しているが、まだまだ貧しいのである。そう言う状況だと治安も悪くなり倫理も低下する。
確かにソ連時代の同地域には体制的にも行いとしても問題があり過ぎて、その消滅した連邦国家の犯した罪は重いものが多々ある。
確かにそれは、(やはり歴史的にロシア地域に対する不信もあるのか)ヨーロッパがそうである様に、日本とて(第二次)大戦末期のソ連の蛮行には憤りを禁じ得ない。そうすると、日露戦争の恨みだとか言われそうだが、少なくとも日本はノーマルに則って国際法も犯してはいないはずである。これらについては将来的に必ずケジメは付けたいものであるが(どちらにせよこれらについても、産経は煽り過ぎである。最近どんどんとアメリカの主張代弁機関化しているが、それで平気なのか)、
とにかく、今案件この問題については無駄な対立構造再構築を止めねばならない。そして、これを聞きたいのだが、
何時までロシアを許さないつもりか
もうソ連じゃないよ?
曲がりなりにも民主化して、どちらかと言えば仲間に入れてくれと言ってるんじゃないか。
動因の追究は認識からの解消という地点に辿り着かねば意味が無く、しからば延々と負の連鎖が続くだけであり、
そこでまた一方に必要なのは、この負の連鎖を現実的に如何にして止めるかという事にある。以前述べた通りだ。
いや、分かっている。基本的にヨーロッパはロシアとの対立なんぞ望んでいない。
世界的にもそんなものは誰も望んじゃいない。傍迷惑な話でしかない。
ヨーロッパ方面からNATOでも(米国に)引きずられ易いのがUK(英国)やカナダ等に、援助や諜報漬けにされている東欧方面、
EUが立派なのは、それでもロシアとの対立誘導決定にそうは簡単に流されもしない事である。
基本的にEU内の協調というか、米国べったりな様で必ずしもそうでないが、それでもやっぱり流されがちなUKもそれに協調する。
こういった成熟したその他国間合議政治体制。
やはり信頼出来る。
つまり今、彼らは困っている。
EUも、基本的にはロシアも。勿論、当事者であり振り回される小国も。
日本にそこまでの力があるとも過信はしないですが、、、色々見回してもやれそうな所があんまり無い。
日本政府は、阿呆かと思われてもいいから、首相から外相から、緒方貞子氏や明石康氏とか色々、国際外交に力のある人を集めて仲介支援団でも臨時結成してEU、ロシア、当事国の折衝に当たったらどうか。UNや能力のある誠実なNGO等と協力しても勿論いい。政治問題なので本来的に筋ではないのだが、大きなキリスト教圏の問題でもあるし、ローマ法王に一言御言葉を添えて頂いても良いかも知れない。これは世界的な将来に暗雲がかかりつつある問題である。また、これについては外交利害的な見返りも何も求めなくて良い。とにかくこのロクでもない対立構造構築を阻止しなければならない。
ロシアは、取り敢えずオセチア・アブハジア外の展開部隊を引いて欲しい。
悪い事は言わない、米国はともかくEUと対立している様な状況や場合ではない。
私は、これからもロシアはむしろEUと緊密にし、NATOロシア理事会にあった様な融合的な流れで、いっその事NATO加入するくらいでも良いと思う。
世界的な安定と展望へ向けて、日本とEUはこれからも協力関係を深めるべきである。NATOも同じだ。
何せ泥沼の中東に、波及するテロリズムと混乱、しかし弾圧や虐殺があり、チャイナ問題、アフリカ飢餓に、その他紛争や問題はまだまだ多く、
それどころか人類が生存する為に必要であるハコ、地球環境そのものがどうも軽視出来ない状況になってきている。
EUとロシアが今接触しづらい、折り合いがつき辛いならば、日本がその間を取り持てば良い。
調停内容については、ロシアも分離独立派地域を併呑するつもりはないと明言しているのだし、それを盛り込んで暫定案としてサルコジが提示していたのでいいのでないかと思うが、
それより先を見越すならば、
独立派地域の南オセチア、アブハジアにおいて民主的な国民投票を行い、これにより独立問題を決する以外ない。どちらかが引けば解決するが、グルジアも独立派地域も引く気はなく、その外野席からグランドに潜り込む連中までいるのでね。
もっと言うなら、オセチア自体が南北統一独立すればいいじゃないかと、そう思ってしまうが。
それでもってEUとロシアが無駄に対立せねばこんなものは大した問題でもなくなるのであり、それが上記の世界的な展望である。
それと、グルジアのシュワルナゼ前大統領が述べている意見は概ね正しい。この人は分かってる。
それも、EU(やNATO)との対立が解消されむしろ緊密である上記の状態にもっていければMD程度気にならなくなる(が、基本的にロシアのこれについての反発も理解出来るものである。)。
とにかく、今、米国がガンガンと対ロシア対立再構築を周辺から世界に煽っているが、流されては駄目だ!!
それは、忌まわしき悪化プラス・モラトリアム仕様の対立構造プログラムだ!!!
戦後調停には、色々あるだろうがこれは表面だけ見ていても仕方が無い。
そして今事案の前稿で述べた通り、この問題は本当に、極めて胡散臭い。マトモじゃない。
最近のメディアには変化がみられていて何だか頼もしいのだが、こういうアメリカ混じりの際どい問題になると、米国諜報に押されてしまう。
もう予想通りの米国寄りロシア非難がやいやい始まり、米国に引きずられて欧州とも(ロシアは)対立がどんどん深まる様相なのだが、ハッキリ言うが、それがこの事案の目的である。
グルジアは独立問題が燻りNATO、EUへと米国が表で引っぱり裏で潜りとやりながら、やはりEU諸国でもこれに同調していた面が間違いなくある。
すると、どんどん孤立へ追い込まれると感じるロシアも中間地域でどうにかこれを引っ張り込もうとする訳で、それが明らかに過剰に行く面がある。
南オセチアにはロシアが平和維持部隊と称して軍を駐留させているのだが
グルジアには思いきり米国部隊なり軍施設なりが在るはずで
その部分が報道ではあまりされない。こういった部分も引いて認識しないと大変偏った見方にもなる。
とにかく、、、
はっきり言って、
どんだけ対立とか紛争戦争が好きなのだと。
言うなれば対立構造依存症。いや、本当にこれも病的だ。
悪化プラス・モラトリアムのスクリプト・プログラムにおけるキー・ロジック、重要要素である。
おい、いい加減にしたらどうだ。
ロシアがとにかく悪く、現グルジア大統領は決定的な阿呆、という事にされそうな訳であるが、
幾ら世界覇権的な求心力が圧倒的に低下してきているとは言え、グルジアの様な小さな国、米軍施設から部隊から諜報員からが大量に居る様な所で、巨大な対立構造を捻出してしまいかねない懸念を本気で回避する気があるなら出来ない訳がない。胡散臭過ぎる。
米国よ
以前にも述べた通り、少なくとも、紛争地域には必ず SPY がウヨウヨいる。
実際に工作し(スクリプトを走らせて)いるのは、そういった連中だろう。
住民殺害や性的暴行、米政府高官が占領地域での人権侵害に懸念
【ワシントン=黒瀬悦成】マシュー・ブライザ米国務次官補代理(欧州・ユーラシア担当)は19日、記者会見し、「グルジアに侵攻したロシア軍部隊の撤退開始を示す証拠は何もない。現地情勢は依然、極めて深刻だ」と強調した。
ブライザ氏は、南オセチア自治州などの露軍占領地域で、親露系の民兵組織による「地元住民の殺害や性的暴行などの深刻な人権侵害が横行している」と指摘、露政府・軍に人道支援団体の入域許可を求めた。
一方、ロシアが「南オセチアでグルジア軍による住民の大量虐殺が行われた」と主張している点に関し、ブライザ氏は「全くのデタラメだ」と退けた。
ロシアは、同州の州都ツヒンバリで「地元のオセット人約2000人が殺害された」と主張し、国際法廷の設置を要求している。しかし、ブライザ氏は、「国際人権団体が調査で確認できた死者数は非常に少なく、露側の主張は疑わしいとの結論だった」と反論した。
ブライザ氏はまた、南オセチア情勢が緊迫化した今月初頭以降、米政府がグルジアに対し、「戦っても勝ち目はない。衝突は絶対に回避すべきだ」と説得した、と語った。だがグルジアは露側の「挑発」に乗り、米政府の制止を振り切って南オセチアに進攻したという。
(2008年8月20日14時33分 読売新聞)
基本的にこの所の対ロシア非難、定かで無い情報でも何でもが物凄い勢いで米国側から流されていると見える。それはもう山ほど流しているので各所で見て欲しい。ちなみにこの上記記事で喋っているのは、ライスの部下。国務次官補の代理なのだがまあ、欧州担当のヒルの位置なのだろう。
とにかくこの執行部に、その背後でプログラム動作している連中。こいつらもうやり過ぎだ。
そもそも、
何と言うか、冷戦敗北という結果、レジームチェンジまでやって歩み寄り、こう言うと気の毒だが敗北感漂う中で経済に政治にと民主化途上でゴタゴタし続けているロシアは打ちひしがれていた訳である。ついこの間まで、一部富裕層が飛び抜けても大部分の一般市民は貧しく、極寒の地で「暖房費も無く、、、」とか「インフラが凍り付いて生活が困難、、」とか悲惨な状況にあったのを見聞きしたものであるし、今だってそこまで一気に改善されているとも考えにくい。西欧や米国、日本など豊かな国への東欧やロシアからの脱出、出稼ぎとか、女性のそれもそうであるし、しかもその中には実に悪質な身売り組織の様なものまで噛んで、という話すらもがよくよく聞かれる。発展しているが、まだまだ貧しいのである。そう言う状況だと治安も悪くなり倫理も低下する。
確かにソ連時代の同地域には体制的にも行いとしても問題があり過ぎて、その消滅した連邦国家の犯した罪は重いものが多々ある。
確かにそれは、(やはり歴史的にロシア地域に対する不信もあるのか)ヨーロッパがそうである様に、日本とて(第二次)大戦末期のソ連の蛮行には憤りを禁じ得ない。そうすると、日露戦争の恨みだとか言われそうだが、少なくとも日本はノーマルに則って国際法も犯してはいないはずである。これらについては将来的に必ずケジメは付けたいものであるが(どちらにせよこれらについても、産経は煽り過ぎである。最近どんどんとアメリカの主張代弁機関化しているが、それで平気なのか)、
とにかく、今案件この問題については無駄な対立構造再構築を止めねばならない。そして、これを聞きたいのだが、
何時までロシアを許さないつもりか
もうソ連じゃないよ?
曲がりなりにも民主化して、どちらかと言えば仲間に入れてくれと言ってるんじゃないか。
動因の追究は認識からの解消という地点に辿り着かねば意味が無く、しからば延々と負の連鎖が続くだけであり、
そこでまた一方に必要なのは、この負の連鎖を現実的に如何にして止めるかという事にある。以前述べた通りだ。
いや、分かっている。基本的にヨーロッパはロシアとの対立なんぞ望んでいない。
世界的にもそんなものは誰も望んじゃいない。傍迷惑な話でしかない。
ヨーロッパ方面からNATOでも(米国に)引きずられ易いのがUK(英国)やカナダ等に、援助や諜報漬けにされている東欧方面、
EUが立派なのは、それでもロシアとの対立誘導決定にそうは簡単に流されもしない事である。
基本的にEU内の協調というか、米国べったりな様で必ずしもそうでないが、それでもやっぱり流されがちなUKもそれに協調する。
こういった成熟したその他国間合議政治体制。
やはり信頼出来る。
つまり今、彼らは困っている。
EUも、基本的にはロシアも。勿論、当事者であり振り回される小国も。
日本にそこまでの力があるとも過信はしないですが、、、色々見回してもやれそうな所があんまり無い。
日本政府は、阿呆かと思われてもいいから、首相から外相から、緒方貞子氏や明石康氏とか色々、国際外交に力のある人を集めて仲介支援団でも臨時結成してEU、ロシア、当事国の折衝に当たったらどうか。UNや能力のある誠実なNGO等と協力しても勿論いい。政治問題なので本来的に筋ではないのだが、大きなキリスト教圏の問題でもあるし、ローマ法王に一言御言葉を添えて頂いても良いかも知れない。これは世界的な将来に暗雲がかかりつつある問題である。また、これについては外交利害的な見返りも何も求めなくて良い。とにかくこのロクでもない対立構造構築を阻止しなければならない。
ロシアは、取り敢えずオセチア・アブハジア外の展開部隊を引いて欲しい。
悪い事は言わない、米国はともかくEUと対立している様な状況や場合ではない。
私は、これからもロシアはむしろEUと緊密にし、NATOロシア理事会にあった様な融合的な流れで、いっその事NATO加入するくらいでも良いと思う。
世界的な安定と展望へ向けて、日本とEUはこれからも協力関係を深めるべきである。NATOも同じだ。
何せ泥沼の中東に、波及するテロリズムと混乱、しかし弾圧や虐殺があり、チャイナ問題、アフリカ飢餓に、その他紛争や問題はまだまだ多く、
それどころか人類が生存する為に必要であるハコ、地球環境そのものがどうも軽視出来ない状況になってきている。
EUとロシアが今接触しづらい、折り合いがつき辛いならば、日本がその間を取り持てば良い。
調停内容については、ロシアも分離独立派地域を併呑するつもりはないと明言しているのだし、それを盛り込んで暫定案としてサルコジが提示していたのでいいのでないかと思うが、
それより先を見越すならば、
独立派地域の南オセチア、アブハジアにおいて民主的な国民投票を行い、これにより独立問題を決する以外ない。どちらかが引けば解決するが、グルジアも独立派地域も引く気はなく、その外野席からグランドに潜り込む連中までいるのでね。
もっと言うなら、オセチア自体が南北統一独立すればいいじゃないかと、そう思ってしまうが。
それでもってEUとロシアが無駄に対立せねばこんなものは大した問題でもなくなるのであり、それが上記の世界的な展望である。
それと、グルジアのシュワルナゼ前大統領が述べている意見は概ね正しい。この人は分かってる。
それも、EU(やNATO)との対立が解消されむしろ緊密である上記の状態にもっていければMD程度気にならなくなる(が、基本的にロシアのこれについての反発も理解出来るものである。)。
とにかく、今、米国がガンガンと対ロシア対立再構築を周辺から世界に煽っているが、流されては駄目だ!!
それは、忌まわしき悪化プラス・モラトリアム仕様の対立構造プログラムだ!!!
シェワルナゼ前グルジア大統領、米露の「新冷戦」に警鐘
【トビリシ=大内佐紀、本間圭一】
グルジアのエドアルド・シェワルナゼ前大統領(80)は16日、首都トビリシの自宅で本紙と単独会見し、南オセチア自治州などを巡るロシアの軍事介入について、「米国がミサイル防衛(MD)にこだわる限り、ロシアは今回のような強硬措置を取り続けるだろう」と述べ、米国はチェコ、ポーランドへのMDシステム配備を考え直すべきだと指摘した。ロシアは米国のMD構想に反対しており、シェワルナゼ氏は、南オセチア自治州情勢にも増して、同構想の継続が、ロシアを刺激する材料になっているとして警鐘を鳴らしたと言える。
1980年代後半、旧ソ連外相として米ソ関係改善に大きな役割を果たしたシェワルナゼ氏は、現在の米露関係を「新冷戦時代」と位置づけ、「ロシアのグルジア派兵は、その一例に過ぎない」との認識を示した。
また、同氏は「(南オセチアに進攻した)グルジアの懲罰という目的を達した以上、グルジアからの撤退がロシアの国益にかなう。露軍撤退以外、今回の危機解決の道はない」とする一方で、「ロシアの意図を測るのは難しい」と述べ、事態の長期化を予測した。
(2008年8月17日03時05分 読売新聞)
関連項目:グルジア・オセチア戦争
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前述の台湾もそうだが、この朝鮮半島の南、韓国は、今や世界の中でも大変裕福な方に入る国である。しかし、今の国民(或いは世界各地域に移っていても近代的ナショナリズムと反日愛国民族主義により錯覚する偏狭な民族意識)の精神は、まるで闇に包まれた廃墟の様に荒廃している。半島の北も同じだが、残念ながらこれは体制的な問題と失政により破滅的に貧しくすらあり、民衆には人権も糞も圧倒的に無い。理由はもう散々述べて来た。
どこだってそんな完璧じゃない。
しかし、最低限やってはならない事、乗り越えるべき闇がある。
そしてどうせなら、もっと善くなれる。
朝鮮半島は、このまま汚げな真似ばかりしている三下泥棒国家を続けたいのか、それとも朝鮮半島は朝鮮半島として、誇りある独立国として歩んで行きたいのか。私は日本人なので内政干渉するなと言われれば終いだが、色々と絡んでいるし散々迷惑もあるのだし今更良いだろう?
答えは後者だ。
一連の半島問題に関しては総合的な同時解決が必要なのであり、これはやろうと思えばやれるはずなのだ。これが半島情勢に凄まじい好転をもたらす。その方法論は以前述べた通りである。
結局、前稿と同じくここに見えているのは、悪化プラス・モラトリアムに走るスクリプト。
明らかに手詰まりになって解決に近付く半島問題を、わざわざ率先し足並み乱して対立構造継続へと油を注ぎに行ったのは何処だ?
それは米国、その現主流派、或いはその背後でこそこそ動いている連中である。
拉致問題・核問題をはじめとした諸々の悪事の停止、これに伴う半島分断の解消まで、
やれ制裁解除がどうとか支援が何とかなど、そんなものはそれらが進んで行く中で必要があれば世銀にアジア銀なり周辺国など色々な形で援助が可能である体制が存在してあればよいのであり、心配しなくても、ある。そしてまた、そんなものはその先の自助努力の中でだけではどうにもならん時にあれば良い話だ。そんな事よりも、これらが進めば解決する事が他にももっと山ほどある。軍事的、政治的緊張状態の緩和解消。先の拉致問題(多数の外国人が拉致誘拐されている)、核問題、麻薬密売だの銃火器密輸だの諸々の悪事停止。民族的、勢力分断から悪魔的精神破壊の毒電波が停止可能。傀儡系、自発系の韓国方面発の悪事も停止。経済的に復興が進めば飢餓や貧しさに苦しむ北朝鮮の人々も救われる。人権問題も改善が必ず見込める。
こうして諸々に解けて来る。一つの解決は次の解決への大きな一歩二歩、三歩にでも四歩にでもなる事が往々にしてある。
想像してみたらいい。
今みたいに汚げな行いばかりで周辺から世界にまで迷惑かけて嫌がられてタカって嫌がられて、その様な汚げな誇りの無い真似をしているよりも、
朝鮮半島としての独立した立派な国。北も南も、そんな分断工作も確執も無い。共に生きて行く未来。
朝鮮半島は朝鮮半島として、韓国というべきなのか何と言えば良いのかは、その国号は南北統一時にもちろん皆で話し合って決めたらいい。
基本的に経済面でも規模に財布に鑑みて、当然、韓国が頑張らねばならないだろうが、とにかく今の様な極めて薄気味悪い構造で恨み合い(※08/8/20付記:最近も国境線付近で北朝鮮兵による韓国人旅行者銃殺事件があったが、この事案も極めて薄気味悪い。北朝鮮のアナウンスでは「全責任は韓国にある」「謝罪を要求する」だそうだが、、もう滅茶苦茶もいいところで、そもそも何で国民が射殺されてしまった方の国が一方的に悪いだのと罵られねばならない。重火器抱えて脅し近付いて来たというならまだしも、被害者は明らかに丸腰でワンピ・シャツ一枚の女性。1キロ程走り回って逃げたから射殺せざるを得なかった、威嚇射撃の後に撃った等と言う兵士の証言も事実とことごとく食い違う様で、検証によると女性は被弾時に走っておらず、証言者証言で銃声は2発、銃傷は2カ所。韓国政府はほとんど言うべき事も言えず、北朝鮮は傲岸不遜極まりない。金大中時に進めた親北傀儡的政策の一環で、北の資金源となる金剛山観光事業を韓国側が中断する事に北朝鮮がまた喚くが、そんなものは当たり前だろう。不気味な射殺事件が起こっている上、尚も理不尽に喚く当局者がいる様な所に国民をやれるか)、精神を荒廃させ方々にヒステリー起して喚いたり迷惑飛散しているより遥かに、比べ物にならないくらい良いはずだ。
今、
下らない工作なり妨害なりに屈して、ナヨナヨと言うがままに動いて油にモノや金すら与え、
悪の燃料補給をしている場合ではない。それは、そのまま分断工作の延長
悪化プラス・モラトリアム
そんなスクリプト・プログラムである。
<2008/8/13>
08/8/20追記:
ああ、所で、「分断と反目の策」工作でもある反日麻薬からくる汚げな一連のタカリ・プロパガンダ(植民地、虐げた、強制連行、慰安婦、教科書、歴史、竹島、、、etc)は基本的に上記のスクリプトを解除すれば概ね解決してくると思う。歴史も正常に、冷静に観る事が出来る様になってくるだろうから。であるから、今そこまで急いでやる事もないのだが、そこまで竹島竹島言うのなら正々堂々、公明正大に国際司法裁判所で裁判をやればいい。また日本海の名称まで泥団子の様に一緒に捏ね倒している様だが(韓国の主張→日本海が東海、黄海だか東シナ海だかが西海)、だったらそれも併せて。
裁判に余程の不公正、不正義の関与でもなければ、ほぼ100%日本が勝訴するだろう。
それが分かっているから出てこないのだろうし、また依存症からくる国民ヒステリーで引くに引けない状況もあるのだろうから、
まあ一番よい流れとしたら、この先の南北統一にまで至る半島問題大解決に併せてなら特にやり易いだろうと思う。その時さっさと(日本に)返せばいい。この問題にしてもそうだが、日韓併合にまつわるものから基本的に過去については国交樹立時に清算しているのだから、政治家なりがいつまでもババ色の性根でこれらに言うのは本来明らかにルール違反なのである。また、ついでなので言っておくが、過去の清算とかいう補償金、見舞金みたいなものも、国交樹立時に韓国が、後に自分達が施すと北朝鮮の分もせがんで日本から受け取っているのだという事実もある。北朝鮮にまつわるこのところの、ずっとフザケ続けているインチキ茶番(6カ国協議)でもそうなのだが、朝鮮半島にかかる金なりをもうこれ以上いちいち日本からせびるな。とにかくこういう鬱陶しさは日本にとっても、精神的にも相当キツい。嫌いにならないでいるのが難しい状況からくる反作用で産まれて来るのは明らかに嫌悪感である。つまりこれも分断と反目の工作からくる効果。
もうそんなインチキで情けなくて胸糞の悪くなる様な話よりも、アジアの安定と新しい、光の射す未来へ
私は、これには必ず台湾独立と南北朝鮮統一が必要であると思う。
それは、以前も述べた将来的なアジアにおけるEUの様な他国間共同体、独立から緩やかな成熟した融和へ、というプロセスにおける、まず一歩である。
そのプロセスは内容自体を見れば分かる事だが、当然そこそこの時間はかかるものである。だが何れにせよ、
誇りを持つという事は恥を知るという事でもある、という事だけは決して忘れないで欲しい。
で、
韓国は一体何がやりたくてどうなりたいのだ。またぎゃあぎゃあ喚いている様だが。
今までも散々述べて来たが全く相変わらずの乱れっぷりで、細かくは他の国地域にも多々あるのだろうが大まかに、やれチャイナだ、アメリカだ、日本だとあっちにこっちにギャーギャー喚いて回っては悪態を付き、一方にまたすり寄ってとそんな事ばかりやっている。こんな状態では、ほとんどあのラジカセ大音量で布団叩きながら喚く「騒音おばさん」ではないか。もう何度も何度も指摘している依存症状態からくるヒステリーだが、こんな事ばかりやっていては本当に朝鮮半島に明るい未来なんか無い。この章、項目で記す事は相当前から述べている事だが、もう少し冷静に引いて大きく、大局的に観る事が必要なのである。
実際、どこぞの執行部の背後で操作している連中に関与する者達は当然認識しているだろうが、この(主に反日愛国・民族主義という)薬物依存に落ち入り闇が包み込む様に覆っている状態の韓国には、政治家だろうが学者だろうが市民だろうが利用されている事に気付く者はほとんど居ないだろう。何かと言えば喚き、歴史から何から嘘塗れに弄り、実態の無い自民族優越思想や薄気味の悪いエゴイズムを世界の彼方此方に撒き散らしてみたり。こんな、自らは御し難く、しかし(反日麻薬)薬物を出し入れする連中からすれば容易く、しかし鬱陶しい状態では、いい様に利用されるか、それも用済みになったら見捨てられ、その時の事態が悪ければ迷惑を掛けて来たそこらじゅうから袋叩きに合う様なものである。薬物依存症を治療し脱却せず、そのまま浸り続ける常用者の末路と同じで、ロクな事は無い。肉体、精神、下手をすれば家族や友人その他周辺を巻き込んで疲労困憊、ストレス過多状態に落ち入り破綻する。
もう、余りに鬱陶しいので、しかしかといって見捨てるというものでもないし、どの道、あまりにも自省・自制や理解が無いのならば依存症回復への一つの方法としても距離を取るより仕方が無いのだが、
それだけ不安で不安で仕方が無くてどうしたらいいか分からないというのならば、離れずに付いて来い。
と思うくらいだ。
確かに日本も頼りないが、、そんなに日本が自分達に悪くすると思うか?
例えばそういった認識においても現状から、先述の植民地支配がどうとかいう辺りにもその影響が出て来るのであり、その歴史から何からの、反日愛国・民族主義による捏造・改ざん・意識操作が如何に多くを邪魔しているかが分かる。また、そこから脱却した台湾との異差も明らかにある(前稿の通り、最近少々問題はあるが)。この辺をよく比べられて民族的な気質だとまで言われてしまうのは、余りにもその行状が悪辣で迷惑である事もあるはずで、確かにその国地域の人々の一定の気質というものはあってこれは関与するだろうが(歴史的伝統や文化も大きく関与する)、今現在の彼らの異常状態を特性とか気質とするのは誤りであると思う。以前にも述べたが(◆関連:【民族問題 × 歴史 × 精神疾患】〜一連を)、ほとんど精神疾患や薬物依存症の様な状態であり、現代的なナショナリズムに過ぎない彼らが妄信する民族意識と共に反日愛国というキーワードが、そのコントロール、ヒステリーに極めて効果的に操られる。
つまり、例えばだが1世代2世代の帰化者でも在日者でもこれに極力関与されなければ(家庭の教育や環境、本人の意思力もそれは当然大きく関与するだろうが)、良くも悪くも同じ国民・外国人なのであり、仲良く、というか普通に過ごしている人々の存在が概ねそれを否定する。これも以前述べた通りだが、そもそもどこの国地域だろうがその民族的な系統のどうというのは過多パーセンテージの問題で、多くがそこそこ大きな範囲で共有するものである。例えば日本にしても、大和、琉球、アイヌ、ウィルタやニヴフという樺太・千島系、台湾、チャイナ、モンゴル、満州系、ブラジル系、ロシアや東南アジア系、多くはないだろうが欧米、アフリカ、中東系も含み、そして朝鮮系の系統も含む多民族国家である。要は、あんまり気にしていない(かった)だけなのだ。長い時の中で、日本にやってきた者もやがて融和し、大体がみんな日本、日本人、と思って過ごして来たのであり、私はそれでいいのだと思う。大体でいい。
しかし、現状にこの様な極めて悪質な分断・反目工作や、或いは自発的にもあるだろう、これに煽られた者達の気狂い地味た迷惑な行い、植え付けられた煽動は地勢的にも対日本分断から更に南北分断された朝鮮半島(この部分はコミュニズムの関与としても東西ドイツ分断に極めて近く、その悲しみもよく知られる)のみならず日本国内にも作用しており、それが在日系の人々に当然強烈に作用するので昨今の様な問題が頻発する。それがコンプレックスや妙なエゴイズム、欲などと集団結露すると、総連や民団の様な民族組織から、更に非常に規制の緩過ぎる宗教界に入り込み擬態すると、創価学会や統一教会に代表される様なカルト教団となる。
そして帰化しても尚、これに煽られて狂ってしまう人々もいる。
このタチの悪い電波(反日愛国・民族主義)がガンガンと発信されるので、誰しもにあるコンプレックスが、たまたまそういった出自に闇を見出してしまった場合、徐々に、あっという間にその意識を支配されてしまう。この悪質な分断工作は実に精神破壊をもたらすので、それは特定範囲だけに留まる訳でなくやがて無分別に広がり、状態が継続すればそれだけ進行や被害をもたらしながらその範囲を広げ、人が移動すればそれだけ広がる事になり、範囲は局地的でなく世界的になってくる。そういった悪辣で迷惑な行為は、被害を受ける人々にとっては反作用として怒りと憎悪、攻撃の対象にもなる。それが大きく集結してくれば嫌韓・嫌中等というムーブメントになる。
どちらにせよ、実に危険なのだ。
ここの所またわいわい騒いでいた竹島だの教科書問題だの(従軍慰安婦問題、強制連行だの)というものがその象徴の様なものだというが、ある意味よく言ったもので、その辺り一面からが嘘っぱちなのである。
表向きに統制とタカリ・カード、裏返せば実は分断工作、である麻薬の様な反日愛国・民族主義。
何れに返してもこれに依存させられる人々の精神は荒廃する。中毒者やその周辺がどうなろうがそんなものは売人の知ったこっちゃない。
これを止めなければ、症状はどんどん進行し、一方でまた関連性の強い逆差別という現代特有の差別主義など諸々に併発、複合的に悪化し続ける。
こうしてまた確認すればする程する度に、マズいなあ…と思えて来るし、実際、このままでは誰にとってもよい事などない。
であるから、
そこから脱却したいと述べた李明博にも期待したいと思ったのだが、、どうもこの人物もダメで、すっかり反日麻薬に浸り切っている様だ。本人や周辺含めて連日、竹島竹島といつまでもへばりつく、何とも情けなく腹立たしい姿である。こんな状態では朝鮮半島は何時まで経っても駄目だ。大統領就任前から、その政権運営が大変になるのは分かり切っていた事だが、実に勿体無い。
しかしねえ、
しかし、
「変わりたい」「変わろう」という胎動を、私は、感じた。
いや、今も感じている。
それは別に、李明博がどうとかでなくもっと広い範囲で。
分かってる。
だったら行こう
こんなクソみたいな現状を蹴り飛ばしてもっともっと明るい未来へ
こういった中で、
この2008年3月の総統選挙は行われた。
李登輝(国民党)〜民進党(陳水編)政権下で、民主化と共に台湾の独立性というのは揺るぎないものとなってはいる。何せ近隣世界だって本当はそう思っているし、何処から見ても台湾は台湾でチャイナではない。ただ、これにはその内包する民族問題も絡むが、決定的なのが台湾海峡問題であり、これは近隣のパワーバランスをリアルに見なければならないジレンマがある。この辺、李登輝は実にそう見る目も持っている。
とにかく、最早、(当然、台湾としてみた)売国的な国民党ですら台中一体、などとは言えなくなっているので、
この選挙ではむしろ両党が台湾人、台湾意識を競う様に主張してこれが争点にはあまりならなかった。その主張が本当なら結構な事である。
がしかし、後の行状を見ていてもやはり馬にしたってそうではない。
残念であるのが、
李さんが言われる所の、台湾独立という国・国民の悲願に胡座をかいて汚職に走ったり、これを批判もしないなどといった民進党の堕落である。
実際そういう部分は張り付いて見ていなければ分からないものなので、私にはそれは分からないが、多分そうなのだろう。また、経済の停滞なども理由にあったのだろう。その他、李さんによると、馬は汚職に走る様なところがなく正直な部分もあるそうではある(正直かどうかは、後の行状により極めて怪しい)。独善的で、しかし近代的。まあこれをもって台湾が極めて悪くなる、とはそうそう言えないのであり、悪化プラス・モラトリアムにあって何とか善い方向にもっていかねばという意味もあるだろう。
しかし、これらをもって一気に国民党体制に移ってしまうのが(立法院<台湾国会>も国民党過半数)如何に危険でもあるのかを、幾分見誤っている部分が台湾人にもあると思う。許文龍さんだったか、黄さんだったか陳さんだったかどなたが言われていたのか忘れてしまったが、「台湾人は政治的なバランス感覚に疎いのです」と言われていたが、しかしまあよくよく考えてみればそれは何処の国だってそうである。これも困った事なのだが、、、
そう言えば日本の、こないだ一年前の参院選でもどうだったか。ほとんど、思いっきりに流されてしまった訳である。別に民主党がどうというのでなく、メディアや国民の目線は。また例えば、米国にしてもどうだろう。もう、相当嫌がって上院でも下院でも今や(米国)民主党な訳であり、このまま行けば大統領もそうなりそうでもあるが、今の迷惑なブッシュや現政権執行部を8年にわたり選んだのは米国国民である。ヨーロッパを見ても、それはやっぱりどこでも問題はありユラユラ揺れていたりする。
まあ、民主主義政治とはそういうめんどくさくて、時に馬鹿みたいな姿をしょっちゅうさらすのだが、やっぱり現状としてはそれでも better ではあるとは思う。日本における大変革期の幕末から明治、その明治の先人達が選んだ民主主義という選択、西洋ヨーロッパから輸入したこれは、やっぱり間違っていなかったとは今でも思う。ただ、もうちょっと善うならんかなあと、、それは常にそう思うのだが(苦笑)。
何だったか、
ああそうだ、民主主義の悪い面はポピュリズムに極めて落ち入り易いという弱点だが、
やはり懐具合というのは誰にでも大切な事で、経済、(目先の)減税、減税、という様な安い文句にすぐ走ってしまったりするものである。
しかし、何だってそうだが、決して忘れてはならない、人として譲ってはならないというか、売り渡すべきでない魂というか、そういうものがある。
私が言いたいのはそういう事で、これは台湾に対してだけ言っているのでもなく、日本にも世界にも同じ事が言えるのである。
それは国益という捉え方ばかりでなく、何よりも人として最低限守るべき一線、尊厳、人権というものでもあるのだろう。
とにかく、これらの事象と以下の事象が関与して結果が紡ぎ出される。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事である。
つまり台湾を本当に思う人ならば必ず、或いはパワーバランスとして台湾がチャイナに侵略吸収される事を決して座視出来るはずがない人々は、
その危険性があるならば絶対にこれを阻止するはずだからだ。
ブッシュなりライスなりの(その背後で筋書きを立てている)米国現主流派が極めて内政干渉であるコミットや何やで、如何に国民党をプッシュしていたかは明らだ。「台湾独立を支持しない」(その人達のアナウンス)。明らかに非道な行いがあり、歴史的にも明らかに台湾はチャイナでなく、台湾は台湾であればいい、そうであるのにこの様な姿勢や態度で干渉して掻き混ぜる。民進党が与党で独立を主張すればチャイナが侵略する?有り得ない。こんな目と鼻の先に五輪を控えて、チベット、東トルキスタンに内モンゴルの現在進行形侵略、国内宗教(キリストから仏教から法輪功まで)や思想弾圧からそういった人権侵害問題で国際的に問題視されて、自業自得の弱り目に祟り目でこれをどうにか誤摩化しながらでも済ませてやってしまいたいと目論んでいるチャイナが、そんな馬鹿な行動を起すはずがない。まあ決めつけるのは良くないとは前から述べている事だが、チャイナがそこまで馬鹿だとするのは間違いだろう。それでは確実に世界中から叩かれ攻撃されるし、どちらにせよそんなものは誰も望んでいない。チャイナは表向き、台湾はチャイナのものだ、中台一体だとか言うが、彼らも馬鹿じゃない、台湾がチャイナじゃない事は分かっている。領土欲だとか覇権狙いとか、或いは外交工作やカードに使いたいだけなのだ。だからまあ、五輪なり万博なり、これからの成長なりはチャイナが極悪非道でなければ誰だって歓迎して応援も出来るのだと、何度も言うのである。
汚い真似をして握りしめているものを、その手から放せ。
そうすれば誰も怒りはしない。それだけの話なのだ。
やや悪化プラス・モラトリアム。
とにかく、
馬プッシュには米国現主流派の思惑とチャイナとの取引き地味たものがあるはずである。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事だ。
本省人とか外省人とか、その問題、一連の問題に油を注いで確執を深め続けているのは、本人を含めたこういう連中の行状。
もう出自なんかどうでもいいだろう
馬よ、お前は台湾人じゃないのか!!
<08/8/5〜8>
この2008年3月の総統選挙は行われた。
李登輝(国民党)〜民進党(陳水編)政権下で、民主化と共に台湾の独立性というのは揺るぎないものとなってはいる。何せ近隣世界だって本当はそう思っているし、何処から見ても台湾は台湾でチャイナではない。ただ、これにはその内包する民族問題も絡むが、決定的なのが台湾海峡問題であり、これは近隣のパワーバランスをリアルに見なければならないジレンマがある。この辺、李登輝は実にそう見る目も持っている。
とにかく、最早、(当然、台湾としてみた)売国的な国民党ですら台中一体、などとは言えなくなっているので、
この選挙ではむしろ両党が台湾人、台湾意識を競う様に主張してこれが争点にはあまりならなかった。その主張が本当なら結構な事である。
がしかし、後の行状を見ていてもやはり馬にしたってそうではない。
残念であるのが、
李さんが言われる所の、台湾独立という国・国民の悲願に胡座をかいて汚職に走ったり、これを批判もしないなどといった民進党の堕落である。
実際そういう部分は張り付いて見ていなければ分からないものなので、私にはそれは分からないが、多分そうなのだろう。また、経済の停滞なども理由にあったのだろう。その他、李さんによると、馬は汚職に走る様なところがなく正直な部分もあるそうではある(正直かどうかは、後の行状により極めて怪しい)。独善的で、しかし近代的。まあこれをもって台湾が極めて悪くなる、とはそうそう言えないのであり、悪化プラス・モラトリアムにあって何とか善い方向にもっていかねばという意味もあるだろう。
しかし、これらをもって一気に国民党体制に移ってしまうのが(立法院<台湾国会>も国民党過半数)如何に危険でもあるのかを、幾分見誤っている部分が台湾人にもあると思う。許文龍さんだったか、黄さんだったか陳さんだったかどなたが言われていたのか忘れてしまったが、「台湾人は政治的なバランス感覚に疎いのです」と言われていたが、しかしまあよくよく考えてみればそれは何処の国だってそうである。これも困った事なのだが、、、
そう言えば日本の、こないだ一年前の参院選でもどうだったか。ほとんど、思いっきりに流されてしまった訳である。別に民主党がどうというのでなく、メディアや国民の目線は。また例えば、米国にしてもどうだろう。もう、相当嫌がって上院でも下院でも今や(米国)民主党な訳であり、このまま行けば大統領もそうなりそうでもあるが、今の迷惑なブッシュや現政権執行部を8年にわたり選んだのは米国国民である。ヨーロッパを見ても、それはやっぱりどこでも問題はありユラユラ揺れていたりする。
まあ、民主主義政治とはそういうめんどくさくて、時に馬鹿みたいな姿をしょっちゅうさらすのだが、やっぱり現状としてはそれでも better ではあるとは思う。日本における大変革期の幕末から明治、その明治の先人達が選んだ民主主義という選択、西洋ヨーロッパから輸入したこれは、やっぱり間違っていなかったとは今でも思う。ただ、もうちょっと善うならんかなあと、、それは常にそう思うのだが(苦笑)。
何だったか、
ああそうだ、民主主義の悪い面はポピュリズムに極めて落ち入り易いという弱点だが、
やはり懐具合というのは誰にでも大切な事で、経済、(目先の)減税、減税、という様な安い文句にすぐ走ってしまったりするものである。
しかし、何だってそうだが、決して忘れてはならない、人として譲ってはならないというか、売り渡すべきでない魂というか、そういうものがある。
私が言いたいのはそういう事で、これは台湾に対してだけ言っているのでもなく、日本にも世界にも同じ事が言えるのである。
それは国益という捉え方ばかりでなく、何よりも人として最低限守るべき一線、尊厳、人権というものでもあるのだろう。
とにかく、これらの事象と以下の事象が関与して結果が紡ぎ出される。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事である。
つまり台湾を本当に思う人ならば必ず、或いはパワーバランスとして台湾がチャイナに侵略吸収される事を決して座視出来るはずがない人々は、
その危険性があるならば絶対にこれを阻止するはずだからだ。
ブッシュなりライスなりの(その背後で筋書きを立てている)米国現主流派が極めて内政干渉であるコミットや何やで、如何に国民党をプッシュしていたかは明らだ。「台湾独立を支持しない」(その人達のアナウンス)。明らかに非道な行いがあり、歴史的にも明らかに台湾はチャイナでなく、台湾は台湾であればいい、そうであるのにこの様な姿勢や態度で干渉して掻き混ぜる。民進党が与党で独立を主張すればチャイナが侵略する?有り得ない。こんな目と鼻の先に五輪を控えて、チベット、東トルキスタンに内モンゴルの現在進行形侵略、国内宗教(キリストから仏教から法輪功まで)や思想弾圧からそういった人権侵害問題で国際的に問題視されて、自業自得の弱り目に祟り目でこれをどうにか誤摩化しながらでも済ませてやってしまいたいと目論んでいるチャイナが、そんな馬鹿な行動を起すはずがない。まあ決めつけるのは良くないとは前から述べている事だが、チャイナがそこまで馬鹿だとするのは間違いだろう。それでは確実に世界中から叩かれ攻撃されるし、どちらにせよそんなものは誰も望んでいない。チャイナは表向き、台湾はチャイナのものだ、中台一体だとか言うが、彼らも馬鹿じゃない、台湾がチャイナじゃない事は分かっている。領土欲だとか覇権狙いとか、或いは外交工作やカードに使いたいだけなのだ。だからまあ、五輪なり万博なり、これからの成長なりはチャイナが極悪非道でなければ誰だって歓迎して応援も出来るのだと、何度も言うのである。
汚い真似をして握りしめているものを、その手から放せ。
そうすれば誰も怒りはしない。それだけの話なのだ。
やや悪化プラス・モラトリアム。
とにかく、
馬プッシュには米国現主流派の思惑とチャイナとの取引き地味たものがあるはずである。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
要はそういう事だ。
本省人とか外省人とか、その問題、一連の問題に油を注いで確執を深め続けているのは、本人を含めたこういう連中の行状。
もう出自なんかどうでもいいだろう
馬よ、お前は台湾人じゃないのか!!
<08/8/5〜8>
今年2008年3月は下旬の22日(ついこの間だね)、台湾で総統選挙が行われ、国民党の馬英九が民進党の謝長廷を下し当選、総統席に着いた。これを早く書かねばと思いつつ今になったのだが、まあ丁度分かり易い時期でもあるからいい。
元々そう見ていたのであるし、かと言って、確か当時は他の事情で薄ら耳に入るくらいだったしやはり不明な点もあるので、本当にそんな事をやるだろうかとか、とにかく胡散臭い思いだったものだ。台湾の内部事情というか、取り敢えず李登輝さんはどう見ているのだろうと気になってはいた。それでもって、成る程やはりそうかと合点がいく。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
初期中期の国民党というのが極めて反日的であったというのは折に触れて述べているが、この頃の国民党というのはチャイナ内部での国共内戦の尾を引いて当然、北京共産党とは犬猿の仲だった。(※補足:大戦期チャイナの勢力・主導支援相関/共産党=ソ連、国民党=米国、南京国民党=日本)
本当に気の毒なのが台湾で、大東亜戦で日本が敗戦してしまった事により帰属がどうなるのだろうかという折りにそのチャイナ国共内戦で敗れたチャイニーズ国民党がこの地に雪崩れ込んできたのだ。特に当時世代の台湾人の方がそう言われる通り、もう本当にこれ程迷惑な事はない。そしてこの問題が今でも、根本的に台湾海峡問題と絡み尾を引いて燻っている。台湾に雪崩れ込んだ国民党チャイニーズは、政治的にも国民党一党独裁軍事体制でもう本当にやりたい放題だったという。蒋一家の国の私物化、圧政、白色テロ等に見られる弾圧も酷く、特に親日・愛日的である人は弾圧の対象にされて苦しんだと言われる。風紀や倫理も乱れ、賄賂社会の横行、教員が生徒の成績をワイロで操作するというという様な事が当たり前になってしまったと、ある翁が嘆いておられる。流石に今はそんな事はあまり無いのだろうが、そういった悪しき習慣に染まったチャイニーズの感覚だと、教師や警官、役人になったら豪邸が建つ、そうだ。これはある知り合いの、以前日本語学校の教師をしていた人に聞いた話だが、チャイニーズ(コリアンもだったかな、、はっきり覚えていない)の生徒は単位や成績がヤバくなるとモノや金を持って来たり、泣いてどうにかしてくれと平気でゴね、そんな事は出来ないと断られこれが駄目だと分かるとそれはそれで諦めて、次に見るとケロッとしているそうだ。大陸特有の踏み倒し文化、賄賂文化か。んん、、、文化と言うべきなのだろうか、悪弊だろうな。
とにかく台湾も韓国朝鮮もケースとしてそれは相違点はあるが、何れも周辺大国や何かの思惑に振り回されて彼らも辛い時代を歩んで来た事は間違いない。
まあ、レイシズムと帝国主義が吹き荒れたあの時代、草狩り場の様に権益支配されたチャイナにしたってそうで、基本的に植民地支配、すなわちレイシズムとエンペラリズムの大きなパワーが及び差し迫った国地域で苦難の無かった所など無かっただろう。ただその中で、もう何度も述べたかもしれないが言っておきたいのが、日本の政策についてこれをエンペラリズムだったと言われたり、それは悪い面もあっただろう事は認めこれは甘んじて受けても、レイシズムだとか植民地支配がどうとかで、とにかく何が何でも日本が一等悪い、等と理不尽に言われるのは我慢ならない。ある程度でも歴史を観ていれば、そうでない事は分かるはずだ。主張していた事や、例えばその治世を鑑みても明らかに日本のそれの方がどちらかと言えば better である(※例えば台湾や朝鮮が植民地だったと言う人がいるが、その認識は明らかに違う。日本は朝鮮、台湾を内地と同じく日本として遇していたのであり、そのインフラにしろ医療だろうが教育だろうがその人的、資本的投資は桁違いである。欧米と同じの植民地主義だというなら、それなら宗主国が植民地に膨大な投資をしていた様な事例があるのかと。そんな話はまず聞いた事が無い。つまり簡単に言えば日本は台湾や朝鮮を同じ仲間として共に歩もうとしていたに違いない。でなければこんな政策は決して採れない。)。列強の衝突経緯についても触れだすと長くなるので端折るが、結局の所、概ね支配利害の対立から発生したものであり、やはりその中でも日本が主張していた事は少なからず間違っていない。例えば、レイシズムも何も、そもそも列強の中でも日本は唯一差別される側である有色人種国家である。差別主義(レイシズム)反対と植民地支配されているアジア(やアフリカ)の開放と(民族)独立。この主張のどこが間違っているだろうか。間違っていなかったから、曲がりなりにも今のこの時代、そうなって来たのだろう。
とにかく北東アジアについて見れば、
まだ分断されている朝鮮半島も、台湾も本当に辛い時代だったと、ほんの少し歴史を観ていてもそう感じられる。
だからとかしかしとか言う訳ではないが、昨今の余りに理不尽に寄せられる日本への痛みについても少しは分かって欲しいなあと本当に思いもするが、それでもその総体的な行いや態度というか雰囲気というかと現状、世界の仕打ちを見て台湾ほど気の毒に思う国もそうそう無く、むしろどうにか助けてあげられないかと、思い出す度に思う。まだ今に至ってもこの国は、(主にチャイナ北京共産党が邪魔するので)世界的な色々な機関(UNなんかでも)でも国家として認められておらず、チャイナ北京共産党はともかく米国にも、そして非常に親日的である国なのに日本にですら国家として承認されていない。世界中どこの人だってみんな、大概が台湾はチャイナじゃない、既に独立した国家だと分かっているはずなのにである。本当に申し訳なくなってくるというか、この国を必ず救ってあげなければならないと思う。日本一国でどうという話でもない世界レベルの問題でもあり、中東を始めとした多くの問題から、どうも地球そのものの人が存在する為の環境、ハコが保守出来るかという懸念すらもが現実化している現状。これらを解決して行く為に、一つ一つ、同時進行にでも紐解いて、ジリジリ悪化する今を変えて行かなければならない。その為にもまた、まずテメー(日本)もしっかりしないと駄目なんだ。
さて脱線した。戻って、
国民党とチャイナ北京共産党の対立両岸構造がある中、時が経て台湾にある英雄が現れた。
それが李登輝である。
彼はその軍事一党独裁体制にあった国民党の中から総統に着き、これを変革して現在の民主体制へと台湾を導いた。
この変遷期に前政権与党である民進党も産まれ、これが選挙により政権を獲得しこの間まで陳水編の元で台湾は進んで来ていた。
ただここで困った事に、国民党は野党となった事で、北京共産党との敵対意識よりも、何だかチャイニーズ(中国人)意識を優先させていつの間にかこれ(北京共産党)にすり寄る様になったのである。対中融和・宥和というか、北京共産党と共謀して台湾や、或いは日本、日台関係に悪さするのは、大概表向きはここら辺。その表面としても、表向きは台湾の顔をして偽装を謀るのだが、意識的に極めてチャイナなのである。
こういった複雑な変遷があるのだが、何が問題といってつまり、チャイニーズ国民党が流れて来た事により台湾にはタイワニーズ(台湾人)とチャイニーズ(中国人/大陸系)が存在してあまり融和せず確執が残っている。これが、尾を引いているという部分だ。
補足すると、これを本省人(タイワニーズ)と外省人(チャイニーズ)といい(人口比では確か前者が約90%、後者が10%程度)、基本的に融和するつもりがそもそも無い様であるのが、これまで述べてきた様に外省人と言われるチャイニーズなのである。何しろその国民党リーダーだった蒋介石は、自分はチャイニーズなのだから棺は何時か必ずチャイナ本土に葬る様に、と生きて来た台湾を尻目に死してまでチャイナ意識を残し、その棺を台湾の土地から数センチ浮かせて今も葬られているというのだから。これは文化の違いと捉える事も可能なのかも知れないが、本当にそうなのだろうかと信じられない気持ちになる様な行動だ。
何度か折りに触れてきた、あの明石元二郎という台湾総督府総督をも務めた人物などは、つくづく台湾を思いこれに尽くし、そして死しても尚、「余は死して護国の鬼になり、台民の鎮護たらざるべからず」と言い残し台湾の土になった。その(日本時代と初中期国民党の)治世から何からが余りにも異差に激しく、非常にコントラストとして明確に見えるので、台湾海峡・台中両岸問題と相まって余計に、日本時代が良かった、と台湾人に思わせる部分もあると言われる。多分そういう面も強いのだろう。ただ、台湾の人々に気持ちが通じ、これが消えてしまわないで今も残っているのは、こういう人達が居たからだと思う。そして、李登輝という英雄が出現し、おかしくなりかけていた台湾を引き戻した。明石、後藤(新平)、新渡戸ら、その後輩がまた李登輝や、例えば他にも金美齢さんや蔡焜燦さんの様な人でもあり、その後輩がまた我々でもあるのだと。本当にそう思う。
またこういう背景から、台湾は非常に世代間ギャップもある様であり、つまり爺ちゃん婆ちゃんの世代と、初中期国民党の反日教育を受けている世代、そして李登輝以後の若い世代に、例えばその対日感情でも結構異差もあるそうである。ただ、何れにしても燻っている本・外省人問題は結構はっきりしている。
余り知られてはいないかも知れないがつまり、台湾も(ケースとしてちょっと珍しいが、こういう)民族問題を抱えている。
元々そう見ていたのであるし、かと言って、確か当時は他の事情で薄ら耳に入るくらいだったしやはり不明な点もあるので、本当にそんな事をやるだろうかとか、とにかく胡散臭い思いだったものだ。台湾の内部事情というか、取り敢えず李登輝さんはどう見ているのだろうと気になってはいた。それでもって、成る程やはりそうかと合点がいく。
馬は外省人だが、極めて米国寄り。
初期中期の国民党というのが極めて反日的であったというのは折に触れて述べているが、この頃の国民党というのはチャイナ内部での国共内戦の尾を引いて当然、北京共産党とは犬猿の仲だった。(※補足:大戦期チャイナの勢力・主導支援相関/共産党=ソ連、国民党=米国、南京国民党=日本)
本当に気の毒なのが台湾で、大東亜戦で日本が敗戦してしまった事により帰属がどうなるのだろうかという折りにそのチャイナ国共内戦で敗れたチャイニーズ国民党がこの地に雪崩れ込んできたのだ。特に当時世代の台湾人の方がそう言われる通り、もう本当にこれ程迷惑な事はない。そしてこの問題が今でも、根本的に台湾海峡問題と絡み尾を引いて燻っている。台湾に雪崩れ込んだ国民党チャイニーズは、政治的にも国民党一党独裁軍事体制でもう本当にやりたい放題だったという。蒋一家の国の私物化、圧政、白色テロ等に見られる弾圧も酷く、特に親日・愛日的である人は弾圧の対象にされて苦しんだと言われる。風紀や倫理も乱れ、賄賂社会の横行、教員が生徒の成績をワイロで操作するというという様な事が当たり前になってしまったと、ある翁が嘆いておられる。流石に今はそんな事はあまり無いのだろうが、そういった悪しき習慣に染まったチャイニーズの感覚だと、教師や警官、役人になったら豪邸が建つ、そうだ。これはある知り合いの、以前日本語学校の教師をしていた人に聞いた話だが、チャイニーズ(コリアンもだったかな、、はっきり覚えていない)の生徒は単位や成績がヤバくなるとモノや金を持って来たり、泣いてどうにかしてくれと平気でゴね、そんな事は出来ないと断られこれが駄目だと分かるとそれはそれで諦めて、次に見るとケロッとしているそうだ。大陸特有の踏み倒し文化、賄賂文化か。んん、、、文化と言うべきなのだろうか、悪弊だろうな。
とにかく台湾も韓国朝鮮もケースとしてそれは相違点はあるが、何れも周辺大国や何かの思惑に振り回されて彼らも辛い時代を歩んで来た事は間違いない。
まあ、レイシズムと帝国主義が吹き荒れたあの時代、草狩り場の様に権益支配されたチャイナにしたってそうで、基本的に植民地支配、すなわちレイシズムとエンペラリズムの大きなパワーが及び差し迫った国地域で苦難の無かった所など無かっただろう。ただその中で、もう何度も述べたかもしれないが言っておきたいのが、日本の政策についてこれをエンペラリズムだったと言われたり、それは悪い面もあっただろう事は認めこれは甘んじて受けても、レイシズムだとか植民地支配がどうとかで、とにかく何が何でも日本が一等悪い、等と理不尽に言われるのは我慢ならない。ある程度でも歴史を観ていれば、そうでない事は分かるはずだ。主張していた事や、例えばその治世を鑑みても明らかに日本のそれの方がどちらかと言えば better である(※例えば台湾や朝鮮が植民地だったと言う人がいるが、その認識は明らかに違う。日本は朝鮮、台湾を内地と同じく日本として遇していたのであり、そのインフラにしろ医療だろうが教育だろうがその人的、資本的投資は桁違いである。欧米と同じの植民地主義だというなら、それなら宗主国が植民地に膨大な投資をしていた様な事例があるのかと。そんな話はまず聞いた事が無い。つまり簡単に言えば日本は台湾や朝鮮を同じ仲間として共に歩もうとしていたに違いない。でなければこんな政策は決して採れない。)。列強の衝突経緯についても触れだすと長くなるので端折るが、結局の所、概ね支配利害の対立から発生したものであり、やはりその中でも日本が主張していた事は少なからず間違っていない。例えば、レイシズムも何も、そもそも列強の中でも日本は唯一差別される側である有色人種国家である。差別主義(レイシズム)反対と植民地支配されているアジア(やアフリカ)の開放と(民族)独立。この主張のどこが間違っているだろうか。間違っていなかったから、曲がりなりにも今のこの時代、そうなって来たのだろう。
とにかく北東アジアについて見れば、
まだ分断されている朝鮮半島も、台湾も本当に辛い時代だったと、ほんの少し歴史を観ていてもそう感じられる。
だからとかしかしとか言う訳ではないが、昨今の余りに理不尽に寄せられる日本への痛みについても少しは分かって欲しいなあと本当に思いもするが、それでもその総体的な行いや態度というか雰囲気というかと現状、世界の仕打ちを見て台湾ほど気の毒に思う国もそうそう無く、むしろどうにか助けてあげられないかと、思い出す度に思う。まだ今に至ってもこの国は、(主にチャイナ北京共産党が邪魔するので)世界的な色々な機関(UNなんかでも)でも国家として認められておらず、チャイナ北京共産党はともかく米国にも、そして非常に親日的である国なのに日本にですら国家として承認されていない。世界中どこの人だってみんな、大概が台湾はチャイナじゃない、既に独立した国家だと分かっているはずなのにである。本当に申し訳なくなってくるというか、この国を必ず救ってあげなければならないと思う。日本一国でどうという話でもない世界レベルの問題でもあり、中東を始めとした多くの問題から、どうも地球そのものの人が存在する為の環境、ハコが保守出来るかという懸念すらもが現実化している現状。これらを解決して行く為に、一つ一つ、同時進行にでも紐解いて、ジリジリ悪化する今を変えて行かなければならない。その為にもまた、まずテメー(日本)もしっかりしないと駄目なんだ。
さて脱線した。戻って、
国民党とチャイナ北京共産党の対立両岸構造がある中、時が経て台湾にある英雄が現れた。
それが李登輝である。
彼はその軍事一党独裁体制にあった国民党の中から総統に着き、これを変革して現在の民主体制へと台湾を導いた。
この変遷期に前政権与党である民進党も産まれ、これが選挙により政権を獲得しこの間まで陳水編の元で台湾は進んで来ていた。
ただここで困った事に、国民党は野党となった事で、北京共産党との敵対意識よりも、何だかチャイニーズ(中国人)意識を優先させていつの間にかこれ(北京共産党)にすり寄る様になったのである。対中融和・宥和というか、北京共産党と共謀して台湾や、或いは日本、日台関係に悪さするのは、大概表向きはここら辺。その表面としても、表向きは台湾の顔をして偽装を謀るのだが、意識的に極めてチャイナなのである。
こういった複雑な変遷があるのだが、何が問題といってつまり、チャイニーズ国民党が流れて来た事により台湾にはタイワニーズ(台湾人)とチャイニーズ(中国人/大陸系)が存在してあまり融和せず確執が残っている。これが、尾を引いているという部分だ。
補足すると、これを本省人(タイワニーズ)と外省人(チャイニーズ)といい(人口比では確か前者が約90%、後者が10%程度)、基本的に融和するつもりがそもそも無い様であるのが、これまで述べてきた様に外省人と言われるチャイニーズなのである。何しろその国民党リーダーだった蒋介石は、自分はチャイニーズなのだから棺は何時か必ずチャイナ本土に葬る様に、と生きて来た台湾を尻目に死してまでチャイナ意識を残し、その棺を台湾の土地から数センチ浮かせて今も葬られているというのだから。これは文化の違いと捉える事も可能なのかも知れないが、本当にそうなのだろうかと信じられない気持ちになる様な行動だ。
何度か折りに触れてきた、あの明石元二郎という台湾総督府総督をも務めた人物などは、つくづく台湾を思いこれに尽くし、そして死しても尚、「余は死して護国の鬼になり、台民の鎮護たらざるべからず」と言い残し台湾の土になった。その(日本時代と初中期国民党の)治世から何からが余りにも異差に激しく、非常にコントラストとして明確に見えるので、台湾海峡・台中両岸問題と相まって余計に、日本時代が良かった、と台湾人に思わせる部分もあると言われる。多分そういう面も強いのだろう。ただ、台湾の人々に気持ちが通じ、これが消えてしまわないで今も残っているのは、こういう人達が居たからだと思う。そして、李登輝という英雄が出現し、おかしくなりかけていた台湾を引き戻した。明石、後藤(新平)、新渡戸ら、その後輩がまた李登輝や、例えば他にも金美齢さんや蔡焜燦さんの様な人でもあり、その後輩がまた我々でもあるのだと。本当にそう思う。
またこういう背景から、台湾は非常に世代間ギャップもある様であり、つまり爺ちゃん婆ちゃんの世代と、初中期国民党の反日教育を受けている世代、そして李登輝以後の若い世代に、例えばその対日感情でも結構異差もあるそうである。ただ、何れにしても燻っている本・外省人問題は結構はっきりしている。
余り知られてはいないかも知れないがつまり、台湾も(ケースとしてちょっと珍しいが、こういう)民族問題を抱えている。
2008.3.26 08:47李登輝インタビュー
【馬英九新総統】
彼のいいところは、正直なところだ。汚職をやったという人もいるが、僕は信じない。孤立的で独り善がりの面もあるが、近代的でもある。父親は彼を総統にしようと、厳しく教育してきた。ただ、「中国人」(外省系=中国大陸籍)でもあり、公に尽くすかはわからない。彼が来たら私の本を読ませよう。「奥の細道」もね。20年後の台湾は新総統の努力次第で大きく変わる。何をすればこの総統の時代に台湾が飛躍できるのか? 私も今、考えているところだ。
【対日関係】
台湾経済を伸ばすには日本の技術が必要だ。どう提携するか。日台関係をよくしていく必要がある。私は国民党を除名された立場ではあるが、相手が頼みに来るなら、知恵と経験は大いに生かしたい。駐日代表をやるには年をとりすぎたが、フリーランサーという形なら何かできると思う。
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馬氏は尖閣諸島の帰属問題などで厳しい対日姿勢もとってきたが、李氏は「総統になった以上、(対日関係で)謙虚になる必要がある」と指摘。「台湾は(中国より高度な)技術力が必要で、そのためにも技術提携など日本との関係をよくすべきだ」と対日関係の前進を強く促した。
(産経)
町村氏「極めて遺憾」 台湾船の領海侵犯
2008.6.16 11:45(産経)
町村信孝官房長官は16日午前の記者会見で、台湾の抗議船「全家福6号」と巡視船3隻が同日朝に日本の領海内に侵入し、尖閣諸島・魚釣島周辺を航行したことについて、「再三警告したにもかかわらず、領海侵犯が発生したことは誠に遺憾だ」と述べ、不快感を示した。
町村氏は「尖閣諸島は、わが国固有の領土だ。今回の事態で地域の平和が乱されてはいけない。冷静に対応することが必要だ」と述べ、台湾側に冷静な対応を求めた。領海侵入の要因となった日本の巡視船と台湾遊漁船の衝突事故については、「(遊漁船が)沈んだのは双方に問題があったという認識だ」と述べた。