もう、何から筆を付ければ良いか悩む
正直に言って(安倍総理)辞任には私も大変驚いた。
参院選大敗を受けても「まだ『やるべき事』が私にはある」と続投を表明し、相当に評価すべき改造内閣及び党役人事を済ませ、
「さあ、これから」という時である。所信演説を済ませた直後に総理の辞任などあると思うほうがおかしい。
その様に誰にとっても「青天の霹靂」であり、与党内のごく一部を除いて、誰もがニュース速報によりその事実を知らされ呆気(あっけ)にとられた。情報は錯綜し、原因の様々な憶測が飛んでいる。無理も無い。そのくらいの出来事だ
安倍首相の声明の概要はこう
『戦後レジームからの脱却という方向性は変えてはならない。その決意で続投した』
「【テロとの戦い】で国際社会から期待され、高い評価をされている活動(つまりはインド洋での海自による給油支援活動)を中断する事はあってはならない」
「国際貢献は、【主張する外交】に必要不可欠。アレは【国際公約】である」=(やる事もやらないで主張など出来ない)
「その為に職を賭してあたるとした」
「小沢民主党首に党首会談を申し入れたが、残念ながら断られた。この上は、私が残る事が障害となるならば辞任し、新たな首相の元で局面を打開するのが良いと判断した」「自分がいる事が(テロ特措法)成立にマイナスになっていくと判断した」
『(戦後脱却など様々な)改革を進める決意で続投したが、現状では国民の支持・理解の下、力強く政策を進めてゆく事が困難であると判断した』「それについては幾らか成果も上げてきた。しかし現状では新たなエネルギーで進めねば、更なる実現も難しいと判断」
与謝野官房長官の会見概要の一つ
「総理は自分の口からはおっしゃらないのですが一つ、健康状態が非常に悪化されていたのが要因として大きく、それでも尚、精神力だけで職務に当たられていたのだという事は、これだけは皆様には分かって頂きたい」
安倍首相が元々(胃腸等)あまり健康面で強い方ではないというのはよく知られた事でもある。実際に直近の外遊でも非常に厳しく、外ではともかく部屋に戻れば倒れ込む程の状態であり、最後の方では食事も咽を通らずお粥と点滴で凌いでいた。と、側近筋が語っているという。
まだ錯綜している現在の状態では中々どういった真相であるのかは分かり辛い。
だが、今まで幾分ではあるが見て来た事から幾つかの推測は出来る。
その前に一つ。
総理辞任の報を受けた各人の反応はキレイに分かれた様に見えた。
与党内でも親主流かそうでないかとしてしまえばそれまでの話だが、真っ当である人物達は驚きと共に首相の無念を思う様な言葉が出、
そうでない人物達からは驚きと共に直ぐに「責任論」がこぼれる。
ざらっと見ていただけでも、加藤、山拓、古賀、谷垣。二階、はどうだったかな。そして武部ら。公明はどうだったか。まあ、印象に残っていないから控えめな発言だったのだろうが、似た様なもんだろう。
そして、当然と言えば当然だが鳩山兄ら民主党の面々、そして福島ら社民党、そして、志位ら共産党、が口汚く罵り倒す。福島によると、「僕ちゃんの投げ出し内閣なんですぅ」だそうだ。阿呆らしい
責任、責任、責任、責任、責任、、、
ああそうだ
確かに続投表明をし、改造人事まで済ませて、所信表明をした首相が突然辞任、なんてのは額面通り受け取ればその通り無責任でもある。
だが、
日本の国会議員でありながら日本の事などそっちのけで、
常に党利党略に走り、
卑しくも海外勢力の介入を呼び込んだり、
呼び込まずもその介入に安々と乗っかり掻き回し、
散々に足を引っ張ってばかりいた連中が「責任」を語るなどチャンチャラおかしい
安倍さんは、こんな連中と戦っていたのだ。
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いや、産經ウェブ・新聞さん、連日官房長官の発言を詳しく伝えて頂いて有り難い。
この人は「本当に頼りになる」のを改めて確認する次第だ。
テロ特措法あたりから特に、これからの氏の働きは重要になってくる。その覚悟も口にされていた。
ところで、
その与謝野氏は、この以前に少々体を壊されている。
中にはそれを取り上げる某議員に、「与謝野さんは病気されたからなあ、心配だ。○○さんで良かったんじゃないか」とか言いながら単に挙党態勢なる派閥分配を喜んでいる人もいたが、あんた本当に心配してるのかと言いたくなったものであるが、、
とは言え、
完治されたとは言えども健康を害されたのは事実。
氏を支える方々には、これからの氏の健康にも本当に気を使って頂きたいと、既にそうされているでしょうし、余計なおせっかいですがお願い致したい限りです。「病は気から」という言葉もあり、余りに言い過ぎるのもよろしく無いとも思うので、さり気ないサポートを。と思います。
与謝野さんは、
これからのキー・パーソンである。
この人は「本当に頼りになる」のを改めて確認する次第だ。
テロ特措法あたりから特に、これからの氏の働きは重要になってくる。その覚悟も口にされていた。
ところで、
その与謝野氏は、この以前に少々体を壊されている。
中にはそれを取り上げる某議員に、「与謝野さんは病気されたからなあ、心配だ。○○さんで良かったんじゃないか」とか言いながら単に挙党態勢なる派閥分配を喜んでいる人もいたが、あんた本当に心配してるのかと言いたくなったものであるが、、
とは言え、
完治されたとは言えども健康を害されたのは事実。
氏を支える方々には、これからの氏の健康にも本当に気を使って頂きたいと、既にそうされているでしょうし、余計なおせっかいですがお願い致したい限りです。「病は気から」という言葉もあり、余りに言い過ぎるのもよろしく無いとも思うので、さり気ないサポートを。と思います。
与謝野さんは、
これからのキー・パーソンである。
そういえば忘れていたが以前、手前事のイタリア滞在時よもやま話で、欧州での日本文化の受け入れられ方は相当に評価が高く、例えば至る所でその片鱗やそのものを目にして来たのだが、それが特にアニメ、漫画、ホラー映画、J-RockはVisual系などであると投げかけた。そこで書き洩らしていたのだが、それは北野監督(ビートたけし)に申し訳ない事をしたか。そう、彼はよく「世界のたけし」と言われるが、欧州でも本当に認知度も高く、評価も高い。
ところで欧州というのは、EU(欧州連合)となってからは各国の結び付きが非常に強く、経済や安全保障面だけにでなく人的な移動も活発かつ容易となっている。であるから、本当に色々な国の人がいる。私が出会った人達だけでも、イタリアは勿論、スペイン、フランス、ドイツ、スイス、ポルトガル、オランダ、イギリス、アメリカ、アフリカ諸国やメキシコからブラジル、チャイナからフィリピンまで本当に多様だった。
そこで、道端でやちょっと立ち話した人にまで一々聞いたりはしないが、文化カルチャー系の話をする時にはやはり映画や音楽などの話になる。そうすると、必ずと言って良いほど彼らの口からは、坂本龍一、そして、この北野武の名が出て来たものだ。イタリアでは特に、お国の誇る映画祭、ベネツィアの関係もあるので北野監督の名は本当に親しみがあるようだった。世代的にそこまでその氏の若い頃を良くは知らないのだが、私も彼は歳を重ねるごとに「いいかんじ(笑)」なっていく様に感じている。非常に突飛な事を思いついたり、言ったりやったり、それこそコメディから羽ばたいた奇才であるのだが、例えばその氏の冠番組であるTVタックルで見せるその視点は、独特ではあるが相当に真っ当、かつ時に鋭い。
あの、時に「テロ朝」とまで揶揄される事もある同局朝日内の番組でありながら、かなり良質な政治バラエティで有り得るのは、彼の存在が非常に大きいのだろう。と思うが、どうだろう。
見た感じ、北野監督(ビートたけし)はかなりニュートラルであると思う。
悲しいかな芸術家、アーティストに有りがちな、夢見がちな左巻きインテリ、では少なくともない。また日本人としての誇りというものも多分持っている人だと思う。リアリズムがありながら、何か変わっている。本人自身が「変人と思われれば(飯が)食えるんだよ」と言い放つのだから、確かに変人である(笑)。
先のそういった点については、常々ぱっちぎ(?)等「反日プロパガンダ映画」とも言うべき卑怯な作品を、芸術、エンタテイメントの世界に持ち込み垂れ流す井筒監督などを、「バカ井筒」とか「差別問題を前面に出してる映画は俺も嫌い」と吐き捨てていたのには聞いて「言うな〜」と笑ってしまったし、実に痛快だったものだ。全くその通りである。大体、あの井筒というのはとにかく他人の作った映画は何でも糞味噌に貶すのが趣味らしいから実に迷惑ばかり撒き散らす人物だ。例えば私は大好きなんだが、クドカン作品なんかも奴に言わせれば「タン壷にションベン」だとか「全世界映画史に泥を塗り付ける」作品だそうだ。汚い表現だな。
だったら、これはドラマだが「タイガー&ドラゴン」なんか見てみたらいい(宮藤官九郎は脚本のみ、かな)。本当に面白い。
とにかく、何も政治や思想と学問や芸(芸術)を明確に区切る事など出来るはずもなく、確かに強い想いやメッセージは作品に投影するものであるとは私も思う。であるならだ。尚更だ。そんなヨジ曲がった怪しげな思想やエゴを芸、エンタテイメントに練り込んで来る事自体が芸に対する冒涜だ。常々、ああいうのには嫌気がする。プロパガンダ作品なんかウンザリなんだよ
まあ、それは置いておいて、
ところで欧州というのは、EU(欧州連合)となってからは各国の結び付きが非常に強く、経済や安全保障面だけにでなく人的な移動も活発かつ容易となっている。であるから、本当に色々な国の人がいる。私が出会った人達だけでも、イタリアは勿論、スペイン、フランス、ドイツ、スイス、ポルトガル、オランダ、イギリス、アメリカ、アフリカ諸国やメキシコからブラジル、チャイナからフィリピンまで本当に多様だった。
そこで、道端でやちょっと立ち話した人にまで一々聞いたりはしないが、文化カルチャー系の話をする時にはやはり映画や音楽などの話になる。そうすると、必ずと言って良いほど彼らの口からは、坂本龍一、そして、この北野武の名が出て来たものだ。イタリアでは特に、お国の誇る映画祭、ベネツィアの関係もあるので北野監督の名は本当に親しみがあるようだった。世代的にそこまでその氏の若い頃を良くは知らないのだが、私も彼は歳を重ねるごとに「いいかんじ(笑)」なっていく様に感じている。非常に突飛な事を思いついたり、言ったりやったり、それこそコメディから羽ばたいた奇才であるのだが、例えばその氏の冠番組であるTVタックルで見せるその視点は、独特ではあるが相当に真っ当、かつ時に鋭い。
あの、時に「テロ朝」とまで揶揄される事もある同局朝日内の番組でありながら、かなり良質な政治バラエティで有り得るのは、彼の存在が非常に大きいのだろう。と思うが、どうだろう。
見た感じ、北野監督(ビートたけし)はかなりニュートラルであると思う。
悲しいかな芸術家、アーティストに有りがちな、夢見がちな左巻きインテリ、では少なくともない。また日本人としての誇りというものも多分持っている人だと思う。リアリズムがありながら、何か変わっている。本人自身が「変人と思われれば(飯が)食えるんだよ」と言い放つのだから、確かに変人である(笑)。
先のそういった点については、常々ぱっちぎ(?)等「反日プロパガンダ映画」とも言うべき卑怯な作品を、芸術、エンタテイメントの世界に持ち込み垂れ流す井筒監督などを、「バカ井筒」とか「差別問題を前面に出してる映画は俺も嫌い」と吐き捨てていたのには聞いて「言うな〜」と笑ってしまったし、実に痛快だったものだ。全くその通りである。大体、あの井筒というのはとにかく他人の作った映画は何でも糞味噌に貶すのが趣味らしいから実に迷惑ばかり撒き散らす人物だ。例えば私は大好きなんだが、クドカン作品なんかも奴に言わせれば「タン壷にションベン」だとか「全世界映画史に泥を塗り付ける」作品だそうだ。汚い表現だな。
だったら、これはドラマだが「タイガー&ドラゴン」なんか見てみたらいい(宮藤官九郎は脚本のみ、かな)。本当に面白い。
とにかく、何も政治や思想と学問や芸(芸術)を明確に区切る事など出来るはずもなく、確かに強い想いやメッセージは作品に投影するものであるとは私も思う。であるならだ。尚更だ。そんなヨジ曲がった怪しげな思想やエゴを芸、エンタテイメントに練り込んで来る事自体が芸に対する冒涜だ。常々、ああいうのには嫌気がする。プロパガンダ作品なんかウンザリなんだよ
まあ、それは置いておいて、
一日二日前の話(それ自体は以前から)だが、
随分な言い草じゃないか(苦笑)
私だってそれなりの時間と労力を割き、遅筆を振り絞ってやってるんです
そう思うなら、そんな回りくどい事をせず直接コンタクトを取って下さい(笑)メールフォーム(早馬)もあるのでね。
とうに気付いてはいたし、大体の目星は付いてはいるけれども、確証がある訳でもないから一体どうしたものかとこちらも戸惑ってはいるんですよ
そもそも、私はそういったネットワールドの関係性についてうといのでね(笑)
それと、こういう人達(知者・つわもの)がいるのだ、と非常に驚いたり、嬉しくなったり、勝手に心強く思っていたりするのですよ?
また、大丈夫なのだろうか、と心配している方々の所もあります
とにかく、一連の動きはもしそうなのだとしたら大変嬉しく思っています。
ただ、こういった回りくどいやり方はあまり好きではありません。
かといって、別に怒ってもいませんよ?
ただアレには、あまりにもストレートなのでちょっと笑ってしまいましたが(笑)
嬉しい様な、ちょっと困った様な、微笑ましい様な、まいったなこりゃ、といった様な何か色々混じった自分の笑い声でした。
だから、この様に第三者が見ても何の事か皆目分からない様に書いています。
腹を立てて、それらをいちいちあげつらう様な底意地の悪い人間ではないつもりなんで、
取り敢えず、お待ちしています。
案外違う所だったらそれも驚きだけど面白いな
尚、当私信は用が済んだら、或いは単なる私の勘違いでもそうですが、
適当な時期をみて削除します。心配ご無用
随分な言い草じゃないか(苦笑)
私だってそれなりの時間と労力を割き、遅筆を振り絞ってやってるんです
そう思うなら、そんな回りくどい事をせず直接コンタクトを取って下さい(笑)メールフォーム(早馬)もあるのでね。
とうに気付いてはいたし、大体の目星は付いてはいるけれども、確証がある訳でもないから一体どうしたものかとこちらも戸惑ってはいるんですよ
そもそも、私はそういったネットワールドの関係性についてうといのでね(笑)
それと、こういう人達(知者・つわもの)がいるのだ、と非常に驚いたり、嬉しくなったり、勝手に心強く思っていたりするのですよ?
また、大丈夫なのだろうか、と心配している方々の所もあります
とにかく、一連の動きはもしそうなのだとしたら大変嬉しく思っています。
ただ、こういった回りくどいやり方はあまり好きではありません。
かといって、別に怒ってもいませんよ?
ただアレには、あまりにもストレートなのでちょっと笑ってしまいましたが(笑)
嬉しい様な、ちょっと困った様な、微笑ましい様な、まいったなこりゃ、といった様な何か色々混じった自分の笑い声でした。
だから、この様に第三者が見ても何の事か皆目分からない様に書いています。
腹を立てて、それらをいちいちあげつらう様な底意地の悪い人間ではないつもりなんで、
取り敢えず、お待ちしています。
案外違う所だったらそれも驚きだけど面白いな
尚、当私信は用が済んだら、或いは単なる私の勘違いでもそうですが、
適当な時期をみて削除します。心配ご無用
さて、27日の内閣改造人事、及び党人事。
当然だが色々評価は分かれる様ですが、私はかなり評価して良いと思う。
安倍首相、かなり頑張ったのではないか。
自分が挙げてみた人物が名を連ねたので、と言われてしまえばそれまでですが、
それは「このほうが良い」と思ったからであるから仕方が無い。
槍玉に上げられるポイントとしては、やはり「派閥人事色」であるが、
それでもこれは大分頑張った方だ。要所要所ではちゃんと安倍カラーは見えている。
政策も捨ててはいない(無論、捨てられては困るのだが)。
だいたい、朝日(ほんの僅かに見たが案の定。TBSや毎日などは見ていないので)や野党などアッチ向いた連中など貶(けな)したい人は何をどうしても必ず貶すのだから一々気にしていても仕方が無い。そういった意味では、むしろ褒めだしたりした方が怖いのだ。まあそれも、加藤紘一や福田、山崎派、谷垣派、公明てんこ盛りの人事でもなければ喜びもしまい。
確かに、全てを首相の目指す政策実現に向けた脱派閥型人事であっては欲しかったが、参院選大敗北を受けての「挙党態勢」なる各派閥の要求も完全に無視してしまう事はやはり難しかったのだろう。各派閥がヘソを曲げて党が機能しなくなってはこれも困る。現実的な妥協。自民民主主義(?)の副産物だ。
ただ、一つだけ文句を付けたいとしたら、それは
『中川昭一はどうした!』
という事である。
何と、あの中川昭一氏が閣僚からも三役人事からも洩れたのだ。私の中では最も意外な人事だった。
例えば、高市氏の名前が洩れてしまったのは、それは確実に前述の「挙党態勢」人事部分の影響である。首相の出身派閥、旧森派の町村派はゴソッとその数を1人にまで減らした。高市氏はその町村派であるから、まあそういう事なのだろう。その代わりに旧(経世会)橋本派の津島派などが3人とゴソッと増やしている。
だが、何で中川昭一が外れなければならないのだ!
と、最初はちょっと頭にも来たのだが、
よくよく考えてみれば、あの安倍さんと中川(昭一)さんの間柄だ。
何かしらの意図と申し合わせは必ずあるである。
だったらもうグチグチ言うまい。
ならば、、と、ほんの僅かに、ん?と頭にかすめた事もあるが、
まあそんな推測をしても役に立たないのでそんな事はどうでもいい。
とにかく、
中川昭一氏ならば無役でも充分に活躍する事が出来るだろうから、そういった遊軍的位置付けで存分に活躍して頂きたいものだ。
他の真っ当な方々も勿論だが、先生、応援していますよ。頑張って下さい。
さて、
その人事の方の内容だが。
やはり、「意外(な人事)」をもって報じられていた様なのが与謝野馨の官房長官起用。そして高村正彦の防衛相起用だろう。
幾らかだが見た海外メディアでも、特にこの両人の名前が真っ先に大きく取り上げられていた。それと、党三役人事の石原伸晃の政調会長起用。
当然だが色々評価は分かれる様ですが、私はかなり評価して良いと思う。
安倍首相、かなり頑張ったのではないか。
自分が挙げてみた人物が名を連ねたので、と言われてしまえばそれまでですが、
それは「このほうが良い」と思ったからであるから仕方が無い。
槍玉に上げられるポイントとしては、やはり「派閥人事色」であるが、
それでもこれは大分頑張った方だ。要所要所ではちゃんと安倍カラーは見えている。
政策も捨ててはいない(無論、捨てられては困るのだが)。
だいたい、朝日(ほんの僅かに見たが案の定。TBSや毎日などは見ていないので)や野党などアッチ向いた連中など貶(けな)したい人は何をどうしても必ず貶すのだから一々気にしていても仕方が無い。そういった意味では、むしろ褒めだしたりした方が怖いのだ。まあそれも、加藤紘一や福田、山崎派、谷垣派、公明てんこ盛りの人事でもなければ喜びもしまい。
確かに、全てを首相の目指す政策実現に向けた脱派閥型人事であっては欲しかったが、参院選大敗北を受けての「挙党態勢」なる各派閥の要求も完全に無視してしまう事はやはり難しかったのだろう。各派閥がヘソを曲げて党が機能しなくなってはこれも困る。現実的な妥協。自民民主主義(?)の副産物だ。
ただ、一つだけ文句を付けたいとしたら、それは
『中川昭一はどうした!』
という事である。
何と、あの中川昭一氏が閣僚からも三役人事からも洩れたのだ。私の中では最も意外な人事だった。
例えば、高市氏の名前が洩れてしまったのは、それは確実に前述の「挙党態勢」人事部分の影響である。首相の出身派閥、旧森派の町村派はゴソッとその数を1人にまで減らした。高市氏はその町村派であるから、まあそういう事なのだろう。その代わりに旧(経世会)橋本派の津島派などが3人とゴソッと増やしている。
だが、何で中川昭一が外れなければならないのだ!
と、最初はちょっと頭にも来たのだが、
よくよく考えてみれば、あの安倍さんと中川(昭一)さんの間柄だ。
何かしらの意図と申し合わせは必ずあるである。
だったらもうグチグチ言うまい。
ならば、、と、ほんの僅かに、ん?と頭にかすめた事もあるが、
まあそんな推測をしても役に立たないのでそんな事はどうでもいい。
とにかく、
中川昭一氏ならば無役でも充分に活躍する事が出来るだろうから、そういった遊軍的位置付けで存分に活躍して頂きたいものだ。
他の真っ当な方々も勿論だが、先生、応援していますよ。頑張って下さい。
さて、
その人事の方の内容だが。
やはり、「意外(な人事)」をもって報じられていた様なのが与謝野馨の官房長官起用。そして高村正彦の防衛相起用だろう。
幾らかだが見た海外メディアでも、特にこの両人の名前が真っ先に大きく取り上げられていた。それと、党三役人事の石原伸晃の政調会長起用。