安倍首相欧州歴訪その成果とは?
ここの所、(筆者が)少々ケチを付けてきた安倍首相だが、中々良い仕事もしている。
年頭より歴訪していた欧州訪問などがそう言えるだろう。欧州の数国と、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)本部などを訪問した模様。これは我が国日本にとっても実は非常に重要な関係である。そして、今回欧州が「訪米より訪欧を優先した」と非常に喜び、評価したこの外交は大変意義がある。成功と言って良いだろう。
内外記者会見などでも
またEUとは、自由や民主主義、人権や法などの基本的な価値観を共有した、将来も両者が国際社会での様々な課題に協力してゆく重要なパートナーであると確認しあったとの事。そして、これには当然北の事だけでなく「中東」の問題も含まれ、話し合われた様だ。これである。
これは非常に重要な項目であり、これから起こりうるパワーバランスの変化に対応する為の準備としても、欧州と日本の関係とは実は超が付くほど重要なのだ。これを見れば、意外と安倍は良い視点を持っているのかも知れない、と思わせる。少なくともこの成果は彼の評価をグンと上げる。(カルトとズブズブなのが気になって仕方が無いが)小泉とはまた一味違うぞ、と。これに関してはもう少し、世間も評価して良いのではなかろうか。失礼ながら、首相のあの残念な奥方を一々追い回しているよりもこれら重要事項を取り上げて考察や評価をすべきなのだ。
ただ一方で、現在欧州も維持する対チャイナ武器禁輸措置については若干の不協和音が聞き取れる。
保守・リベラルの大連立(まあ、簡単に言えば右と左の連立。日本で言う所の自社さ連立の様なもの)という政権基盤の弱さがある中、それでも中々のリーダーシップを発揮し、例えば「チャイナを警戒せよ。かの国は問題だらけである。勇気を持って批判の声をあげるべきだ」ともズバッと言い切る、ドイツが産んだ「鉄のお嬢」こと女性首相メルケル氏は人気も支持率も非常に高い。そのメルケル首相やイギリスのブレア首相からは、対チャイナ武器禁輸継続の声を聞いたものの、最大熱烈歓迎のシラク大統領は言葉を濁して逃げている。
まいった事に…
私が愛する天才作曲家モーリス・ラベルの母国フランスは、若干金に目がくらんでいる、、、
まあ、気になる点といえばこの位のもので、欧州ヨーロッパから日本へは比較的爽やかな良い風が吹いている。
我が国からもあちらへそんな風が吹いていれば良いなと願うものだ。それもおおまかだが双方の文化などでもその友好関係が、民間レベルですら相当に良好であるのは、僅かながらの実体験ではあるが肌で感じて来た。また、私が愛着を持つイタリアもそうであった(もちろんスリやタカリやら、日本人が狙われやすい、気を付けるべき事もあるが〈笑〉)。
そう、日本と欧州の関係とは歴史的に見てもそう浅くない。明治の先人達が、良い悪いはともかく、民主主義を西洋物質文明と共に輸入したのもこのヨーロッパからである。当然それ以外でも比較的悪いものでない。まあ、そもそもそこまで歴史の暗部に固執する気も無いのであるし、何にせよこれからも欧州と日本が仲の良い友であって欲しいと願い、またそうでなければならないと現実的側面からも考える訳である。
もちろん、それは他の友好国を忘れてしまって良いという事では決してない。むしろ、今まで(我が国が)失礼にもその好意を袖にして来た愛日とも言われる程の深い信頼と愛情を持って下さる国々とは、ゼニカネ利害抜きでも誼(ヨシミ)を通じておかねばならない。安全保障に関わるヤヤコしい問題が邪魔をする場合は、表でなく裏ででもその友好関係を築いておくべきなのだ。その名を挙げればキリがないが、それは例えばパラオや台湾であり、かの国々にはしかるべき心遣いをするべきだと強く感じる。
少なくとも私は決して忘れません。
友よ
ここの所、(筆者が)少々ケチを付けてきた安倍首相だが、中々良い仕事もしている。
年頭より歴訪していた欧州訪問などがそう言えるだろう。欧州の数国と、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)本部などを訪問した模様。これは我が国日本にとっても実は非常に重要な関係である。そして、今回欧州が「訪米より訪欧を優先した」と非常に喜び、評価したこの外交は大変意義がある。成功と言って良いだろう。
内外記者会見などでも
「この度の欧州訪問は欧州にとり大変名誉なことである。何故ならば、今回の欧州訪問はワシントン訪問の前に行われたからである。スケジュール上の都合かもしれないが、私はやはり欧州に対する総理の信頼の表れであると思い大変喜んでいる」などといった発言が記者からもこぼれるなど歓迎ムードはあつく、中でも欧州最友好国の一つであるフランスでは、「欧州再発見」(ルモンド紙)と表現し、歓迎したという。ちなみに、同フランスのシラク大統領は安保理や北の核やミサイル開発、拉致問題などでも
「日本のいない安保理など馬鹿げている」と、ここまで強力な支援も無い程の支援を表明している。
「日本の立場を完全に支持する。拉致問題については日本の思いと怒りをフランスも共有する。全面的に協力する」
またEUとは、自由や民主主義、人権や法などの基本的な価値観を共有した、将来も両者が国際社会での様々な課題に協力してゆく重要なパートナーであると確認しあったとの事。そして、これには当然北の事だけでなく「中東」の問題も含まれ、話し合われた様だ。これである。
これは非常に重要な項目であり、これから起こりうるパワーバランスの変化に対応する為の準備としても、欧州と日本の関係とは実は超が付くほど重要なのだ。これを見れば、意外と安倍は良い視点を持っているのかも知れない、と思わせる。少なくともこの成果は彼の評価をグンと上げる。(カルトとズブズブなのが気になって仕方が無いが)小泉とはまた一味違うぞ、と。これに関してはもう少し、世間も評価して良いのではなかろうか。失礼ながら、首相のあの残念な奥方を一々追い回しているよりもこれら重要事項を取り上げて考察や評価をすべきなのだ。
ただ一方で、現在欧州も維持する対チャイナ武器禁輸措置については若干の不協和音が聞き取れる。
保守・リベラルの大連立(まあ、簡単に言えば右と左の連立。日本で言う所の自社さ連立の様なもの)という政権基盤の弱さがある中、それでも中々のリーダーシップを発揮し、例えば「チャイナを警戒せよ。かの国は問題だらけである。勇気を持って批判の声をあげるべきだ」ともズバッと言い切る、ドイツが産んだ「鉄のお嬢」こと女性首相メルケル氏は人気も支持率も非常に高い。そのメルケル首相やイギリスのブレア首相からは、対チャイナ武器禁輸継続の声を聞いたものの、最大熱烈歓迎のシラク大統領は言葉を濁して逃げている。
まいった事に…
私が愛する天才作曲家モーリス・ラベルの母国フランスは、若干金に目がくらんでいる、、、
まあ、気になる点といえばこの位のもので、欧州ヨーロッパから日本へは比較的爽やかな良い風が吹いている。
我が国からもあちらへそんな風が吹いていれば良いなと願うものだ。それもおおまかだが双方の文化などでもその友好関係が、民間レベルですら相当に良好であるのは、僅かながらの実体験ではあるが肌で感じて来た。また、私が愛着を持つイタリアもそうであった(もちろんスリやタカリやら、日本人が狙われやすい、気を付けるべき事もあるが〈笑〉)。
そう、日本と欧州の関係とは歴史的に見てもそう浅くない。明治の先人達が、良い悪いはともかく、民主主義を西洋物質文明と共に輸入したのもこのヨーロッパからである。当然それ以外でも比較的悪いものでない。まあ、そもそもそこまで歴史の暗部に固執する気も無いのであるし、何にせよこれからも欧州と日本が仲の良い友であって欲しいと願い、またそうでなければならないと現実的側面からも考える訳である。
もちろん、それは他の友好国を忘れてしまって良いという事では決してない。むしろ、今まで(我が国が)失礼にもその好意を袖にして来た愛日とも言われる程の深い信頼と愛情を持って下さる国々とは、ゼニカネ利害抜きでも誼(ヨシミ)を通じておかねばならない。安全保障に関わるヤヤコしい問題が邪魔をする場合は、表でなく裏ででもその友好関係を築いておくべきなのだ。その名を挙げればキリがないが、それは例えばパラオや台湾であり、かの国々にはしかるべき心遣いをするべきだと強く感じる。
少なくとも私は決して忘れません。
友よ
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