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書き綴っていたもの、某所にて公開していた随筆を(幾らか整理して)新たに開設公開。こちらの方は時事や政治、歴史や文化カルチャー等の話が多くなっております。(気分一新大規模改築。ほぼ整ってきたかな。ただ、過去原稿移植は進まず…)全エントリ一覧はまだ設置されていないので、ご不便をお掛けしますがカレンダー及び時系列アーカイブ等から飛んで頂くようお願い致します。製作は大変だねぇ…
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 グルジア・オセチア戦争問題が一向に収まらない。戦闘行為は一応終息した様でそれは何よりだが、戦後処理がもう。。。あれやこれやと提案、協議に調停とあるのだが、何せ紛争当事者ばかりでかなり利害が食い込んでいる上、対立を煽る連中がいるので纏まるモノも纏まらない。罵り合いながらグルジアを引っ張り合っている状況なのだが、言うまでもなく引っ張るのは基本的に先も述べた通り、米国とロシアだ。戦後調停案も言い合いの様な雰囲気で、挙げ句の果てには虐殺、略奪強姦行為があったとのプロパ(or デマ)合戦が両陣営で始まっている(米国側のアナウンスだと南オセチア民兵がグルジア・オセチア領内で殺害略奪強姦等、ロシア側のアナウンスだとグルジア軍がオセチア住民を虐殺)。基本的にどこだろうが戦争には付きものの闇で、こう言っては何だが歴史を観る上でも大陸系の戦争ではそれもより苛烈で禍々しい場合が多いとも感じられ(これは地続きという性格上極めて争いが発生し易く、また負の連鎖との増幅で、奪う事も可能なチャンスには刹那的に暴虐を尽くす特有の踏み倒し感覚が漂う事にある)、つまり、その存在は戦争があった以上調べてみなければ否定も肯定も出来ない。これについては、オランダはハーグの国際刑事裁判所の検察が調査を始めたらしいので、司法は司法として「公平に」やるべきで、その様にされたら良いと思う。

戦後調停には、色々あるだろうがこれは表面だけ見ていても仕方が無い。
そして今事案の前稿で述べた通り、この問題は本当に、極めて胡散臭い。マトモじゃない。

最近のメディアには変化がみられていて何だか頼もしいのだが、こういうアメリカ混じりの際どい問題になると、米国諜報に押されてしまう。
もう予想通りの米国寄りロシア非難がやいやい始まり、米国に引きずられて欧州とも(ロシアは)対立がどんどん深まる様相なのだが、ハッキリ言うが、それがこの事案の目的である。

グルジアは独立問題が燻りNATO、EUへと米国が表で引っぱり裏で潜りとやりながら、やはりEU諸国でもこれに同調していた面が間違いなくある。
すると、どんどん孤立へ追い込まれると感じるロシアも中間地域でどうにかこれを引っ張り込もうとする訳で、それが明らかに過剰に行く面がある。

南オセチアにはロシアが平和維持部隊と称して軍を駐留させているのだが
グルジアには思いきり米国部隊なり軍施設なりが在るはずで

その部分が報道ではあまりされない。こういった部分も引いて認識しないと大変偏った見方にもなる。

とにかく、、、
はっきり言って、

どんだけ対立とか紛争戦争が好きなのだと。
言うなれば対立構造依存症。いや、本当にこれも病的だ。

悪化プラス・モラトリアムのスクリプト・プログラムにおけるキー・ロジック、重要要素である。



おい、いい加減にしたらどうだ。

ロシアがとにかく悪く、現グルジア大統領は決定的な阿呆、という事にされそうな訳であるが、

幾ら世界覇権的な求心力が圧倒的に低下してきているとは言え、グルジアの様な小さな国、米軍施設から部隊から諜報員からが大量に居る様な所で、巨大な対立構造を捻出してしまいかねない懸念を本気で回避する気があるなら出来ない訳がない。胡散臭過ぎる。


米国よ



以前にも述べた通り、少なくとも、紛争地域には必ず SPY がウヨウヨいる。

実際に工作し(スクリプトを走らせて)いるのは、そういった連中だろう。





住民殺害や性的暴行、米政府高官が占領地域での人権侵害に懸念
【ワシントン=黒瀬悦成】マシュー・ブライザ米国務次官補代理(欧州・ユーラシア担当)は19日、記者会見し、「グルジアに侵攻したロシア軍部隊の撤退開始を示す証拠は何もない。現地情勢は依然、極めて深刻だ」と強調した。

 ブライザ氏は、南オセチア自治州などの露軍占領地域で、親露系の民兵組織による「地元住民の殺害や性的暴行などの深刻な人権侵害が横行している」と指摘、露政府・軍に人道支援団体の入域許可を求めた。
 一方、ロシアが「南オセチアでグルジア軍による住民の大量虐殺が行われた」と主張している点に関し、ブライザ氏は「全くのデタラメだ」と退けた。
 ロシアは、同州の州都ツヒンバリで「地元のオセット人約2000人が殺害された」と主張し、国際法廷の設置を要求している。しかし、ブライザ氏は、「国際人権団体が調査で確認できた死者数は非常に少なく、露側の主張は疑わしいとの結論だった」と反論した。
 ブライザ氏はまた、南オセチア情勢が緊迫化した今月初頭以降、米政府がグルジアに対し、「戦っても勝ち目はない。衝突は絶対に回避すべきだ」と説得した、と語った。だがグルジアは露側の「挑発」に乗り、米政府の制止を振り切って南オセチアに進攻したという。
(2008年8月20日14時33分  読売新聞)




基本的にこの所の対ロシア非難、定かで無い情報でも何でもが物凄い勢いで米国側から流されていると見える。それはもう山ほど流しているので各所で見て欲しい。ちなみにこの上記記事で喋っているのは、ライスの部下。国務次官補の代理なのだがまあ、欧州担当のヒルの位置なのだろう。
とにかくこの執行部に、その背後でプログラム動作している連中。こいつらもうやり過ぎだ。








グルジア周辺




そもそも、

 何と言うか、冷戦敗北という結果、レジームチェンジまでやって歩み寄り、こう言うと気の毒だが敗北感漂う中で経済に政治にと民主化途上でゴタゴタし続けているロシアは打ちひしがれていた訳である。ついこの間まで、一部富裕層が飛び抜けても大部分の一般市民は貧しく、極寒の地で「暖房費も無く、、、」とか「インフラが凍り付いて生活が困難、、」とか悲惨な状況にあったのを見聞きしたものであるし、今だってそこまで一気に改善されているとも考えにくい。西欧や米国、日本など豊かな国への東欧やロシアからの脱出、出稼ぎとか、女性のそれもそうであるし、しかもその中には実に悪質な身売り組織の様なものまで噛んで、という話すらもがよくよく聞かれる。発展しているが、まだまだ貧しいのである。そう言う状況だと治安も悪くなり倫理も低下する。

確かにソ連時代の同地域には体制的にも行いとしても問題があり過ぎて、その消滅した連邦国家の犯した罪は重いものが多々ある。
確かにそれは、(やはり歴史的にロシア地域に対する不信もあるのか)ヨーロッパがそうである様に、日本とて(第二次)大戦末期のソ連の蛮行には憤りを禁じ得ない。そうすると、日露戦争の恨みだとか言われそうだが、少なくとも日本はノーマルに則って国際法も犯してはいないはずである。これらについては将来的に必ずケジメは付けたいものであるが(どちらにせよこれらについても、産経は煽り過ぎである。最近どんどんとアメリカの主張代弁機関化しているが、それで平気なのか)、

とにかく、今案件この問題については無駄な対立構造再構築を止めねばならない。そして、これを聞きたいのだが、

何時までロシアを許さないつもりか

もうソ連じゃないよ?

曲がりなりにも民主化して、どちらかと言えば仲間に入れてくれと言ってるんじゃないか。

動因の追究は認識からの解消という地点に辿り着かねば意味が無く、しからば延々と負の連鎖が続くだけであり、

そこでまた一方に必要なのは、この負の連鎖を現実的に如何にして止めるかという事にある。以前述べた通りだ。


いや、分かっている。基本的にヨーロッパはロシアとの対立なんぞ望んでいない。
世界的にもそんなものは誰も望んじゃいない。傍迷惑な話でしかない。


ヨーロッパ方面からNATOでも(米国に)引きずられ易いのがUK(英国)やカナダ等に、援助や諜報漬けにされている東欧方面、

EUが立派なのは、それでもロシアとの対立誘導決定にそうは簡単に流されもしない事である。
基本的にEU内の協調というか、米国べったりな様で必ずしもそうでないが、それでもやっぱり流されがちなUKもそれに協調する。
こういった成熟したその他国間合議政治体制。
やはり信頼出来る。

つまり今、彼らは困っている。
EUも、基本的にはロシアも。勿論、当事者であり振り回される小国も。

日本にそこまでの力があるとも過信はしないですが、、、色々見回してもやれそうな所があんまり無い。

 日本政府は、阿呆かと思われてもいいから、首相から外相から、緒方貞子氏や明石康氏とか色々、国際外交に力のある人を集めて仲介支援団でも臨時結成してEU、ロシア、当事国の折衝に当たったらどうか。UNや能力のある誠実なNGO等と協力しても勿論いい。政治問題なので本来的に筋ではないのだが、大きなキリスト教圏の問題でもあるし、ローマ法王に一言御言葉を添えて頂いても良いかも知れない。これは世界的な将来に暗雲がかかりつつある問題である。また、これについては外交利害的な見返りも何も求めなくて良い。とにかくこのロクでもない対立構造構築を阻止しなければならない。


ロシアは、取り敢えずオセチア・アブハジア外の展開部隊を引いて欲しい。
悪い事は言わない、米国はともかくEUと対立している様な状況や場合ではない。

私は、これからもロシアはむしろEUと緊密にし、NATOロシア理事会にあった様な融合的な流れで、いっその事NATO加入するくらいでも良いと思う。
世界的な安定と展望へ向けて、日本とEUはこれからも協力関係を深めるべきである。NATOも同じだ。

何せ泥沼の中東に、波及するテロリズムと混乱、しかし弾圧や虐殺があり、チャイナ問題、アフリカ飢餓に、その他紛争や問題はまだまだ多く、
それどころか人類が生存する為に必要であるハコ、地球環境そのものがどうも軽視出来ない状況になってきている。

EUとロシアが今接触しづらい、折り合いがつき辛いならば、日本がその間を取り持てば良い。




調停内容については、ロシアも分離独立派地域を併呑するつもりはないと明言しているのだし、それを盛り込んで暫定案としてサルコジが提示していたのでいいのでないかと思うが、

それより先を見越すならば、
独立派地域の南オセチア、アブハジアにおいて民主的な国民投票を行い、これにより独立問題を決する以外ない。どちらかが引けば解決するが、グルジアも独立派地域も引く気はなく、その外野席からグランドに潜り込む連中までいるのでね。

もっと言うなら、オセチア自体が南北統一独立すればいいじゃないかと、そう思ってしまうが。

それでもってEUとロシアが無駄に対立せねばこんなものは大した問題でもなくなるのであり、それが上記の世界的な展望である。


それと、グルジアのシュワルナゼ前大統領が述べている意見は概ね正しい。この人は分かってる。
それも、EU(やNATO)との対立が解消されむしろ緊密である上記の状態にもっていければMD程度気にならなくなる(が、基本的にロシアのこれについての反発も理解出来るものである。)。


とにかく、今、米国がガンガンと対ロシア対立再構築を周辺から世界に煽っているが、流されては駄目だ!!

それは、忌まわしき悪化プラス・モラトリアム仕様の対立構造プログラムだ!!!





シェワルナゼ前グルジア大統領、米露の「新冷戦」に警鐘
【トビリシ=大内佐紀、本間圭一】
 グルジアのエドアルド・シェワルナゼ前大統領(80)は16日、首都トビリシの自宅で本紙と単独会見し、南オセチア自治州などを巡るロシアの軍事介入について、「米国がミサイル防衛(MD)にこだわる限り、ロシアは今回のような強硬措置を取り続けるだろう」と述べ、米国はチェコ、ポーランドへのMDシステム配備を考え直すべきだと指摘した。ロシアは米国のMD構想に反対しており、シェワルナゼ氏は、南オセチア自治州情勢にも増して、同構想の継続が、ロシアを刺激する材料になっているとして警鐘を鳴らしたと言える。
 1980年代後半、旧ソ連外相として米ソ関係改善に大きな役割を果たしたシェワルナゼ氏は、現在の米露関係を「新冷戦時代」と位置づけ、「ロシアのグルジア派兵は、その一例に過ぎない」との認識を示した。
 また、同氏は「(南オセチアに進攻した)グルジアの懲罰という目的を達した以上、グルジアからの撤退がロシアの国益にかなう。露軍撤退以外、今回の危機解決の道はない」とする一方で、「ロシアの意図を測るのは難しい」と述べ、事態の長期化を予測した。
(2008年8月17日03時05分  読売新聞)






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