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書き綴っていたもの、某所にて公開していた随筆を(幾らか整理して)新たに開設公開。こちらの方は時事や政治、歴史や文化カルチャー等の話が多くなっております。(気分一新大規模改築。ほぼ整ってきたかな。ただ、過去原稿移植は進まず…)全エントリ一覧はまだ設置されていないので、ご不便をお掛けしますがカレンダー及び時系列アーカイブ等から飛んで頂くようお願い致します。製作は大変だねぇ…
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本稿は【民族問題 × 歴史 × 精神疾患】の後に続く一連のものの最終章前編。/※注:この項目における出来事、事象、また執筆は更新日時現在のものではありません。お取違えなされませぬよう詳細は右に。<08/2/7〜2/10辺り>


そこで、

何度も述べて来たがまず、現在の日本(や各国)における悪辣な韓国朝鮮エゴとは、反日愛国民族主義とそれによって醸成された選民思想的・自民族優越妄想、錯乱、その発露なのである。薄気味悪い事ばかり吹聴して妄想やエゴ、逆差別、被害、問題を至る所で撒き散らす。
ここで問題を悪化させ助長するのが、リアリズムの欠如した左派リベラル層や、彼らの妄想に取り込まれて同じ依存症に陥った反日コリア主義患者、イデオロギー過剰摂取者、反日及び自国利益誘導工作の為なら何でも利用するという国内外工作員など、これらが主にそのエゴを擁護助長する。

 また、腹立たしい事に「そのエゴで金が産まれるなら構わず」といった様なシャブの売人紛いの経済売人が居たり、また、現状認識と方法論の誤りにより半島情勢に絡めてそんな状況を蔓延させる政治家や役人がいてしまう。これについても、かなり前だが長々と分析してみたものもある。

 そして、他の事象とのリンクもある。当然関連している。
何度も指摘してきたが、北東アジア問題にまつわる茶番(6カ国協議)などもその一つである様に、朝鮮半島南北問題台湾海峡における台湾・チャイナ問題。政治、外交(軍事)に経済。ここでその周辺地域国のチャイナ、日本、ロシア、米国などもそれぞれの思惑をもって或いは蠢く。前代的な覇権指向、コミュニズムの混ざるチャイナは実に貪欲で、内モンゴル、東トルキスタン(ウイグル)やチベットどころか台湾、北朝鮮まで、あわよくば掠め盗ろうという意図が滲んでおり、民主化途上のロシアも混迷は深く、「強いロシアを再び」なんて言いながらキナ臭さを増している。米国も、、基本的には相変わらずだ…

 日本についても後に記すが、これらの国や当事者が、自らのエゴを極力制御して、そのエゴに振り回される人権を保護しながら当たらねば何時までも解決しないだろう。その時また誰かだけに押し付けてしまう事があってもならないし、また、絶対に必要なのが当事者達の自助努力であり、彼ら自身がまた「金くれ何くれ」だの身勝手な事ばかり言うのでは話にも何にもならない。

 ある程度のスパンで見て、南北朝鮮統一台湾独立(実質にも独立国なのだけれど)、して彼ら自身の努力が中心にある安定を計り、本当に必要な時に周辺国や世界が支援出来ればいい。彼らにとってもまた、まず必要なのが独立なのだろうから。その辺り、前近代に欧米日のエンペラリズムの憂き目を見たと訴えるチャイナが支配欲丸出しでチョッカイ出すのは全くもって矛盾しており、そこにその経験の何の慮りも優しさも無い。もういいだろう?チャイナだってこれから発展してゆく。まず皆が精神的にも独立して安定し、自立意識を高めて徐々に成熟した大規模な融和へ。これがbetterな方向だと私は思う



そこで、
世界的な覇権指向をもって世界各地に介入しコントロールしようとした米国は、
その力を失ってきた。別に取り立てて馬鹿にしようとして言っているのでもない。
もういいだろう?矛を納めてゆく善い潮時だ。

私はそう思うが、それでもまだ米国にはそんな覇権意識が残っているのであり、
だが一方でまた、チャイナ・コリア系など様な意地汚い浸食や、油、金融利権エゴ、イスラム、ユダヤ、キリスト宗教や文明的な反発が絡まってここも混乱している。私にはその様に見える。

それらが最も集中し絡まっている泥沼の中東へ
世界に影を落とす中東紛争にどっぷり漬かり込んでしまわんとする米国は、
そこへそこへ、吸い寄せられる様に入って行こうとしている。

苦しくなってきて、
だから、しきりに関与してきた東アジア問題も彼らのプライオリティーとして大変に低下し、
どうでもよくなりつつあるので、強烈な悪どさを見せるこれらの問題国家のエゴに妥協を許しながら徐々にその余力を中東へと向けてゆく。
そのエゴの代償、被害をまるで日本だけに押し付けてゆくかの様に。



テロに屈しない。
私はこれに賛同する。

やり方に大変異存はある。
また、根本的に利権や文明衝突の実態が極めて濃い。
だが少なくとも、あくまでもその大義は(人命という究極の)人権が侵害された事に対するものでないのか。

大義的にも日本はそれに支援しているのである。
それも、自分達のそれだけ大事で、他の国や人々のそれはどうだっていい。
それでは付き合っていられない

ましてや、諸々に大変に関与して掻き回したりしているのでは、
冗談じゃないと、そう言ってきたのである。
最近それを幾分理解してくれたのかと思われる動きも見られる様になってきたのは実に喜ばしい。
同盟国としても、人権や法、自由などの基本的な価値観を共有する国は、お互いこうでなくては嘘なんだ。





米共和党幹部が書簡、日本人拉致問題に「強力な支援」要請
 米下院外交委員会の共和党筆頭理事を務めるイリアナ・ロスレーティネン議員は、ライス国務長官に書簡(23日付)を送り、新テロ対策特別措置法を成立させ、給油活動再開にこぎつけた日本政府の努力に報いるため、米国は日本人拉致問題の解決に向け、「強力な支援」を行うよう求めた。

同議員は書簡で、参院で否決された法案を衆院で再可決、成立させた日本政府・与党を称賛。日本に「最大限の配慮」をすべきとした。
米政府は、北朝鮮のテロ支援国指定を解除することを検討しているが、ロスレーティネン議員の書簡は、拉致問題で進展のないまま、米政府が指定解除してしまう可能性に懸念を表明した。
(2008年1月26日12時08分 読売新聞より)



米国家情報長官が証言、北の核放棄「確信が持てない」
 マコネル米国家情報長官は5日、上院情報特別委員会で、長官が同委に提出した「脅威に関する年次報告書」について証言し、北朝鮮がウラン濃縮計画を継続しているとの見方を示すとともに、金正日総書記が完全核放棄に向けて取り組むかどうかについても「確信が持てない」と述べた。

長官は、6か国協議で合意したにもかかわらず、北朝鮮が昨年末までに核計画の完全申告を行わなかったことを指摘し、「北朝鮮政府はウラン濃縮計画も(大量破壊兵器の)拡散活動も否定しているが、我々は両方とも継続していると考えている」と断言した。拡散に関して長官は、年次報告書の中で、北朝鮮がイランや中東数か国に弾道ミサイルを売却したと述べ、核兵器を拡散させる懸念も表明している。
 一方、長官は年次報告書のなかで、テロや核拡散などと並んで、「ロシア、中国、石油輸出国機構(OPEC)諸国の資金力」への懸念を表明し、それらの国が豊富な資金力をテコに政府系ファンドなどを利用して、政治目的を達成しようとする可能性に言及した。
(2008年2月6日11時01分 読売新聞より)




無論、現状の米国主流派はそうでなくなってきているのであり予断は許さない。
それらを含めて、



北朝鮮「テロ支援国家の指定解除条件満たす」 米政府高官
2008.1.23 10:46
 米国務省のデーリー・テロ対策調整官は22日、北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除問題について、「北朝鮮は(解除の)基準を満たしているように見える」と述べた。同調整官は日本人拉致事件が解除にあたって障害になることはないとの認識も示した。ロイター通信が伝えた。
 米政府高官から北朝鮮に対する解除条件が満たされているとの発言が出たのは初めて。ただ、米政府当局者は発言について、産経新聞に対し「解除問題で米国の立場は変わっていない」と述べ、核計画の申告など非核化で進展がないままに解除に踏み切ることはないとの立場を示した。
 デーリー調整官は「(拉致事件が)協議されていたとしても、北朝鮮は解除の基準を満たしている」と語った。この発言は「(大韓航空機爆破事件のあった)1987年以来、北朝鮮はテロ行為に関与していない」との国務省の立場を示したものだが、同省は解除条件を満たしているとまで踏み込んでこなかった。
 国務省内には、膠着(こうちやく)状態にある核計画の申告問題で打開を図るためにも、北朝鮮が強く求めている指定解除に前向きの姿勢を示すべきとの声はあるが、調整官の発言はそうした意見に沿ったといえる。

  一方、ライス国務長官は22日、レフコウィッツ北朝鮮人権問題担当特使が、ブッシュ政権中に北朝鮮が核放棄する可能性は低いと述べたことに関し、「彼は6カ国協議とは関係ない。(協議参加国が)彼の名前を認識しているか疑わしく、参加国が混乱するとは思わない」と不快感を示した。
 ライス長官が米政府内の他の当局者を批判するのは極めて異例。
 長官は「彼には協議についての発言権はない。わたしはブッシュ大統領の見解をよく知っている」と述べ、6カ国協議を進める米政府の方針に変更はないと強調した。
 レフコウィッツ氏は昨年8月、産経新聞のインタビューで、北朝鮮をテロ支援国家指定から解除するには、核問題だけでなく人権問題での進展も必要だと強調。日本人拉致事件に関しても、解決済みとする北朝鮮の姿勢を「容認できない」と批判していた。

(産経ウェブより)



北朝鮮へのエネルギー支援「日本は早期参加を」…米高官
 米政府高官は25日、読売新聞に対し、北朝鮮が核放棄を進める見返りのエネルギー支援について、「日本の積極的な参加がなければ、(核放棄の)完全な達成はできないだろう」と述べ、拉致問題の進展があるまで支援に参加しないとしている日本の早期参加を求めた。

北朝鮮は、昨年末を期限とする「すべての核計画の申告」を履行しておらず、非核化プロセスは停滞している。高官は、「6か国協議の前進と、(朝鮮半島の)平和、安定の促進」に向け、日本の積極的な関与が必要と強調した。
高官はまた、「すべてがうまくいくことは現実的でないのに、日本は背を向けて孤立している」と主張し、昨年10月以降開かれていない日朝協議についても協議の前進を求めた。
(2008年1月27日03時04分 読売新聞より)





やはりこうなのだ。
後半の方、特にまた身勝手な論旨であるが、
米国内の認識にもかなり温度差がある。
どう考えてもおかしいのは現在の主流派の論調であり、ライスか、彼女やブッシュの背後で筋書きを立てているラインだ。

参考までに、

国務長官はコンドリーザ・ライス
国防長官はロバート・ゲイツ(元CIA長官、CIAプロパー)/(国防長官前任はラムズフェルド)

エネルギー長官 サミュエル・W・ボドマン
国土安全保障長官 マイケル・チャートフ

もちろん、米国中央情報局(CIA) マイケル・ヘイデン

特にこの辺りの動向はよく見ておいた方が良いと思う。
政治家や官僚は当然として、心あるメディア人にもお願いしたいもの。

(ついでまでに、
財務長官はヘンリー・ポールソン
農務長官はあのマイク・ジョハンズだったが、何だったか、上院議員に立候補予定で退任。後任代行はチャールズ・F・コナー。畜産関連の論調もあまり変わっていない様子。
あと、労働長官がイレーン・チャン。台湾出身の外省系、つまりチャイナ系。スタンスは不明)




そうして、
こういう(私は良いと思うその)動きがあり、また、
朝鮮半島南で、親北まっしぐら、ほとんど傀儡的ですらあった韓国から、路線転換、離脱を模索する変化が現れてきた。
自分達の意のままに動かす、進めるのが難しくなる、そうなるとここが表面的にも騒ぎ出す。ここ最近あれやこれやと非常に顕著である。



米人権特使の発言非難 北朝鮮の党機関紙
2008.1.28 14:06
 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は28日、米国の北朝鮮人権問題担当、レフコウィッツ大統領特使が6カ国協議の有効性に疑問を表明し強硬策の検討を求めたことについて、「時計の針を逆に回そうとしても意味がない」と非難する論評を掲載した。特使の発言に対する北朝鮮メディアの反応は初めて。
論評はまた「6カ国協議の同時行動の原則に基づく合意事項の進展は、各国で歓迎されている」と指摘。「当事国は行動対行動の原則を徹底して守らねばならない」と強調したが、履行期限を過ぎた核計画申告問題には触れなかった。(共同)

(産経ウェブより)




つまり、自分達の思い通りにならない、と喚いているのだ。
つまり、これらが主に米国が誘導しようとしていた(る)問題国家の一つ、北朝鮮のエゴへの妥協、供与そのもの。
適当に済ませる為に差し出そうとしているのは、金や食料、エネルギーだけでない、人権そのものである


だいたいその適当な妥協の代償とするものを、当事国南の韓国はともかく、それが何故か大部分日本にばかり依存している。押し付けようとしている。まったくもってこんな馬鹿げた話は、冗談じゃない、のだ。

「日本が拉致に固執して6カ国協議が停滞する」
こんな考え方や論調自体が多分に北朝鮮(及び中東へ向かう為に妥協を模索する米国内の身勝手な主流派)のプロパガンダであると知るべきである。

こんないい加減な方向で進めた所であるのは、一見現状維持に見えるが「ああ、やっぱりゴネればなんとかなるなあ」という悪辣さの助長、増長が付加された一時停止状況その為に踏みにじられる人権そして韓国、そして周辺国(特に日本をあてにしている)からガンガン流されるそれらの人々の血税である
それで中東まで更なる怒濤の混迷を深めてしまったらもう最悪だ


そのシステムやその後に想定すべき最悪のシナリオは以前から指摘した通り。
あの時そう書いた様に、

表面的に、極めて中東へ吸い寄せられる、その米国を導くのはイスラエル、及び一部のユダヤ資本である、と私は見ている。
現状、どう見てもそうなのだ。
イスラエルの関わる事となると、とにかく国際社会の批判や慰留もほとんど無視で突っ走る。

イスラム、ユダヤ、キリスト教。その民族紛争。そして油利権。


中東の混迷が深くなり油が高くなる。
それは、産油量が激減して上がるのでない。先物として上がるのだ。

それは、戦があると、不作があると、異常に高騰する古の米相場みたいなもので、そこには必ず買い占めや相場操作を試みて巨利を得んとした仕手筋が、大昔の日本にも存在した。そんな話なのである。
一般庶民はこれ故に余計にダメージを受ける。

現状、油の上下は必ず物価に直結し、それは当然、株、金融にも直結する。


現在の株安は必ずしもそれだけでなく、幾つか前に記した様な問題が大きいと思う。
だがこの気運は漂い始めており、故に油先物が高騰してきているのだろうから、もし中東危機が必至となれば弾けるだろう。

そこで巨万の利ザヤを得たら、或いは既に巨富であるそれらが、また大幅下落した株を買い戻して世界の資産をコントロールもできる。

 実際、ポンド危機やアジア通貨危機を起したのもそういったヘッジファンドだ。ただ、そこで面白いのがそれらを主導したと見られるジョージ・ソロスの様な人物で、彼の部分的な見解の一部、特にイスラエル・米国、ユダヤ主義・反ユダヤ主義に関する辺りはビックリするくらい私の考えとも一致する(ソロスに関しては、明確にブッシュ執行部に反対しているらしい)。とにかく、それは何もユダヤ資本に限った事ではない。単にソロスの様な自分の考えを実現する為に無茶やるのから、単に自分の利益に執着しているだけのから、後に再び記すが、それらの為だったら何だって利用する、そういう連中が居る、という事である。
ただとにかく、世界第一位のGDP、軍事力など、現状まだ世界最大規模の影響力を有する米国を極めて左右するのが何故かイスラエルや一部のユダヤ資本なのである。










ユダヤ主義
つまるところのシオニズムである。

何故そこまで、特に米国や欧州社会がこれ程までにイスラエル、或いはシオニズム(ユダヤ主義)に左右されてしまうのか。
そこにがある。

これを知らない人は居ないと思うが、
ユダヤ人というのは、欧米社会で長い間差別されてきた。
その象徴の様なものがナチスの苛烈な迫害であるが、それは別にナチに限った事ではなく、基本的に大なり小なり差別迫害されて来た過去がある。幾度とない国の興亡、十字軍だってそうであり、基本的にキリスト圏勢力とイスラム圏勢力との間で聖地エルサレムはその都度支配勢力を変え、多くのユダヤ人は離散した。帰還運動。そして聖地をめぐりアラブ・イスラム圏とユダヤ人、キリスト圏が錯綜してそれこそ血で血を洗う抗争を現在に至るまで繰り返している。入植ののち性急にイスラエル建国を進めた為、アラブ人が弾き出されるパレスチナ難民が発生。元より激烈だったイスラエル/パレスチナ、ユダヤ/アラブとの確執は更に増し、抗争を深めて一向に解決のメドが立っていない。

昨今多くのシオニズムでは、ユダヤ人は世界で最も差別されて苦難を背負ってきた、と言う。

確かに差別もされ、苦難が多い。同情や慮りがあってしかるべしかとも思う。
だが、単純にこの泥沼状態の中東の争いを見ても、何もイスラム・アラブ社会のみにその非があるとも思えない。
また、忘れてはならないのが中世以降苛烈に吹いた差別主義(レイシズム)の嵐は何もユダヤ人にのみ降り掛かったものではないという事。欧米中心の白人優越思想、これによる人種差別とは有色人種全てが対象だったのである(ユダヤ人に関しては何をもってユダヤ人とするのかも見解が分かれる。宗教?民族?人種的にはコーカソイドだが東方のコーカソイドは有色人種であるとされた)。

 極めて過熱気味であるシオニズム・ユダヤ主義は、非常に被害者意識が強く、それであって他の人々のそれにあまり頓着しない。そして選民思想が見え隠れし、それはまた、多分ユダヤ教と密接に関連している。

 古代、隆盛したユダヤ勢力はその時点で多分に選民的民族意識を発生させて、差別的な部分も多かったと言う。これに対する反発が当然の様に発生し、確執が産まれる。その中で外的布教を主眼とした、ある程度の民族主義からの脱却という改革運動がイエス・キリスト主義だったのだと言われる。キリスト教は、元々ユダヤ教の一派であった。キリストもイスラムも、その源流はユダヤにあったのである。しかしユダヤ教は多分に民族宗教に留まった。
確執と苦難の中で、選民思想は生き続けた。

 差別が反発を産み、確執の中で勢力図が変わってしまい、今度は彼らが差別される様になってしまった。それがまた、分別のない悪しき差別である。ユダヤ人であるというだけで苛烈な迫害を受けたのならば。

人種差別とエンペラリズムが吹き荒れた中世・近現代から、差別撤廃、民族独立の気運が高まり、現代はその途上にある。
差別はタブーとなり、至極真っ当な流れにおいて、だが歪みが発生する。

それが逆差別である。

非差別対象である、マイノリティーである、という背景を悪質に利用する勢力が出現する。
自分達に反対するもの、従わないものは差別主義者である。といった様な、まるで差別を盾と槍にしたかの様な圧力的行為。
自分達にだけ恩恵をもたらす利権の要求。エゴの蔓延。従わないものには圧力。


差別は忌むべき闇である。
私はこれに完全に賛成する。

だが、逆差別もまた、同じ闇である。
結局それは差別である。

今の時代、この現代は、
むしろその逆差別こそが吹き荒れている。


現状において最も影を落としている事象だと感じる。
だからこれに着目する事が多くなるのだ。



日本においても完全にその闇が見えている。

その中で最も先鋭化しているもの、
それが韓国朝鮮エゴ、逆差別の蔓延である。

これまで記してきた様に、
韓国朝鮮エゴ・逆差別のやり口は、大なり小なり実に苛烈なシオニズムのそれと酷似している。

それもそのはず。世界的な逆差別的エゴイズムの中心的存在が、苛烈なシオニズムであるからだ。
その様に、苛烈な韓国朝鮮エゴイズムは、苛烈なシオニズムの下部組織化している感すらある。


これまでに散々指摘してきた様相。

そして、究極、

イスラエルに関すると、とにかく何でもかんでも盲目的に擁護しては突っ走る米国。
朝鮮半島というのが日本にとっての、米国におけるイスラエルの様になりかかっている。
非常に危険だ。

米国や日本というのは、現状において世界第一位二位の経済規模や技術力、軍事力や情報を擁する国である。
世界に与える影響は実に大きい。



そして時に、
ユダヤ陰謀論なるものもが囁かれたりする。

だが、私はそんな事が言いたいのではない。
ユダヤ人だって、平和に、普通に生きたいと願っている人が沢山いるはずで、その様に各地域で普通に暮らしている人だって沢山居る。
コミュニティーや民族全体でそんな事を進めている、なんてのは妄想であると思う。
それは、蔓延する逆差別の悪辣さから産まれて来る、新たな、無分別な差別であり、実に、繰り返しである。
そう感じる。それはただ、
被差別対象、マイノリティーであるという立場を悪用して利権を貪り、エゴを垂れ流し、その為だったら何だって利用する、差別だって利用する。そんな悪辣な連中が居るという事なのだ。


差別も逆差別もそれは人の心の闇であり、
それは常に反発と確執、そして争いしか産まない。
どちらがのさばるのも許してはならない。そこから広がるのは、ただ延々と闇である。


私には、その闇がまた広がって来ているのではないか、濛々と立ちこめてきているのではないかと、そう感じられて気が気でなくなる。
何故なら明らかにその闇が見えるから。

闇がまた闇を産んで、どんどんと広がるそれは毒蛇の様に首をもたげ、人を喰らわんと窺っている

そんな世界を


一体誰が望むというのだろう















<08/2/7〜2/10辺り>


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